咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

龍馬伝・・・・お節介気味で

2010-07-06 15:39:15 | レビュー
 我が家でも毎週楽しみにしている“龍馬伝”、次週は武市半平太の切腹と岡田以蔵の斬首などで第2部が幕を閉じ、いよいよ第3部の長崎編が始まるとか。

 この半年間、尊皇攘夷運動のうねりの中にある龍馬伝・・・・・土佐勤王党が生まれ、そして消えて行くなど歴史の一端を垣間見ることができた。



「以蔵」(出典:NHK”龍馬伝”公式HP抜粋)


 尊皇攘夷を夢見て、土佐の若い下士たちが、半平太を中心に懸命に生き抜いて、道半ばで短い人生を終えることとなったが、今後は竜馬や中岡慎太郎が薩長連合締結に奔走し、大政奉還・徳川幕藩体制の終焉へと時代も大きく動いて行く。


 このドラマ“龍馬伝”では、主人公である竜馬が全てのことにクビを突っ込み、何にでも関わり過ぎるような脚本となっており、実像の竜馬と余りにもかけ離れ過ぎているのではないかと・・・・・時折、がっかりする。


 先週の後半部分、溝渕広之丞を口説いて脱藩の身でありながら土佐に帰り、後藤象二郎に吉田東洋暗殺の下手人は自分であると言う場面、これにより幼馴染の半平太や以蔵を側面的に助けようとする・・・・・・ココラあたりは、明らかに嘘っぽいことが見え見栄で、食傷気味になった。

 
 竜馬の懐の広さや人間的な大きさ、肝の据わった武士であったはずなのに余りにも野次馬根性丸出しに描かれている場面がある・・・・先日の放映のように。

 折角の斬新な映像美と素敵なカメラアングル、演出の面白さなど魅力一杯の“龍馬伝”がもったいない。

 我が家では、野次馬的に何にでもクビを突っ込み過ぎるところにブーイング・・・・。


 確かに製作の意図としては、当時の人間が直ぐ身近にいる人たちばかりであり、日々激変する時代の中で、一つの行動を起こすにあたっては、思い、悩みながら決断していく、その過程を描きたいのだと言うことが分からないでもないが、明らかに可笑(おか)しいねこの場面・・・・・があるので


 でも、龍馬伝は今まで見た中で最高傑作に入る大河であると思いつつ、毎週日曜日を楽しみに見入っている。(咲・夫)
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