咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

最終回も良かった・・・新撰組血風録

2011-06-25 11:13:30 | レビュー
 今年度からスタートしたNHK・BSプレミアム時代劇、その第一弾の「新撰組風録」は余り知られていない役者さんたちが沢山出ていたが、回を重ねる毎に面白さも徐々に高まっていった。

 まずは、成功したものと思っている・・・BSプレミアム時代劇

 BS放送であり、日曜日の夕方からの番組と言うこともあってどの程度の視聴率が得られたものか、当方は余り知らないし興味もなかったが、内容自体は良かったので今後総合テレビでも再放送されるものと思っている。

 原作は、「坂の上の雲」「竜馬がゆく」などの司馬遼太郎氏であり、内容も骨太のものであった・・・勿論、映像化するための脚本で一部変更されていることは当たり前のことでもある。


 主人公・土方歳三にスポットを当てた内容のドラマ。同氏原作の「燃えよ剣」もそうである・・・。当方が土方歳三をイメージするとどうしても栗塚旭さんの印象が鮮烈であったもので、この役者さんが思い浮かぶ。

 さすがに当方も歳を重ねたと言うことかもしれない。

 そのため、当初は永井大さんの土方歳三は、どんなものかなと思っていた。現代劇のイメージがどうしても強いもので、ところが回が進むに連れて殺陣もうまくなっているし顔つきが徐々に土方歳三に見えてきたから不思議である。

 さらに沖田総司役の辻本祐樹さんも最初はちょっとどうかな、台詞回しも現代劇風に思えて何とかならないかとも思っていたが、その内、殺陣も素晴らしく労咳に苦しみながらも美剣士であったとの沖田総司役にピッタリ・・・・と思えるようになった。

 第11回「菊一文字」では、若くして死を迎えざるを得ない青年剣士・沖田総司の心の葛藤をうまく表現しており・・・最高でしたよ、辻本祐樹さん。

 近藤勇役の宅間孝行さん、徐々にらしくなってきたが、ちょっと肩ひじを張ってこの役を務めているようにも見受けられた・・・舞台劇俳優さんだからかな。

 昔の東映時代劇では、市川右太衛門さんとか片岡千恵蔵さんたちが思い浮かんでしまう・・・昔の劇画にも登場していた。

 興味を持って見ていた役者さんは、永倉新八役の阿部亮平さんである・・・出番はちょっと少なかったが、大正4年まで生きて77歳で没している。

 大好きな池波小説「幕末新撰組」では、永倉新八が主人公なもので・・・。


 いずれにしても、最終回では徳川幕府による大政奉還が行われ、その後会津藩主・松平容保も京都守護職を解任され、新撰組も京都を去らなくてはならない状況となった。

 局長・近藤勇と副長・土方歳三は、どこまでも付き従うと会津藩・松平容保に忠誠を誓った。ところで、この松平容保役の林泰文さんが残されている松平容保の写真によく似ていた。

 そして、鳥羽伏見の戦いへと進む中で、新撰組でも多くの隊士が戦死することとなったが、その前に局長・近藤勇は、あの伊藤甲士太郎一派の御陵衛士の残党に狙撃され負傷、労咳を病んでいた沖田総司らと共に大阪に落ち伸びた。

 幕府軍も鳥羽伏見で敗れ、大阪から船で江戸に脱出・・・・残ったわずかな新撰組隊士もそれぞれの道を歩み、近藤勇は新政府軍により斬首された。

 副長・土方歳三は、徳川家海軍副総裁の榎本武揚らと共に最後の戦争「函館・五稜郭の戦い」で憤死する・・・・享年35歳。

 本日、午前11:00からNHK・BSプレミアムで再放送される。

 次回作は、沖縄が舞台の時代劇のようである。(夫)



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