同番組に関しては何度もPRされていたから、NHK公式HPでドラマのあらましをチェックしていた。是非、観たくて放送当日の朝から録画予約していた。
当方は、その夜翌日のシンザン記念などの勝馬投票券の予想に懸命であったが、家内は他にTV番組に見るものがないとのことで「とんび」を見ていた・・・。競馬エイトやサンスポなどのスポーツ紙、JRA-VAN NEXTのレーシングビューアなどを見ながら検討していると、「とんび」の元気の良さそうな音声が耳に入ってくる。
それでも、馬券検討に夢中になっていた。もう少しでブログ原稿を書き上げようとしていたが、ドラマの方も面白そうで・・・録画予約しているものの、結局TVドラマを優先にしてしまった。
いやー、実に面白いのである。古き良き昭和の時代、すべての人たちが懸命に生きていたその時代が克明に描かれている。
当方など団塊の世代の少年期から青年期、青春を謳歌していた時代の歌が流れてくる。主人公の「ヤス」が、配送の三輪トラックを運転しながら歌っている歌謡曲、思わず懐かしさが込み上げてくる。
また、長男誕生を喜ぶ父親の「ヤス」、その長男の名前は「旭」と命名。あの昭和30年代後半の日活映画全盛期、マイトガイ・小林旭から命名との主人公・「ヤス」の言葉に・・・当方も、あの時代小林旭派と石原裕次郎派に分かれて、少年ながら友達仲間での映画談議をしていた頃が思い起こされた。
貧しい生活をしながらも懸命に生きることに情熱を捧げ、周りの人たちもまさにこのドラマのように全て自分のことのように心配し、泣いてくれ、笑ってくれた時代。
それこそが、古き良き昭和の時代であった・・・。主人公・「ヤス」の広島弁の響きがいいね。
長男・「アキラ」も生まれ仕事の懸命に打ち込む主人公・「ヤス」、ところが、あることが切っ掛けとなって妻・美佐子が亡くなる。
男手一つで長男・「アキラ」を苦悩しながらも懸命に育てようとする「ヤス」、保育所で母親の顔が描けない「アキラ」に涙する・・・我が家。夜の海岸で和尚・海雲が「ヤス」父子に諭す話、周りの者たちもやって来て「ヤス」父子を励ます場面にも涙する・・・我が家。
競馬予想もそっちのけで、このドラマにすっかり“のめり込んで”しまった。目頭を熱くしている家内・・・うっかり、涙を流している当方。
泣けるね。人情の厚さと、主人公を囲む近隣の人々との熱き触れ合い・・・。これこそが、連綿としてつないできた日本人の本来の姿なのであろう。周りの気遣いとそれに受け応えることのできる器量、このドラマの中には日本人が失ってしまったすべてが詰まっており、是非とも多くの人たちに観てもらいたい秀逸のドラマである。
あの「家政婦のミタ」というドラマ、人なのかロボットなのか分からない主人公のドラマが、毎回高視聴率であったとか・・・よく分からない世の中である。
学もない主人公・「ヤス」、その子・「アキラ」は、野球にも勉学にも頭角を表すことから・・・周りでは「”とんび”がタカを産んだ」と。これが、タイトルとなっている直木賞作家・重松清氏の小説「とんび」が原作とのこと
「親は子を育て、子は親を育てる」
と、記載されている。物語も後編へと進むうちにその言葉が視聴者にも伝わってくるであろう。このようにして育った子供たちは、相手の気持ちも十分に理解できるから、悲惨な通り魔殺人鬼などにはなりえない・・・。重厚な配役陣の中、子役たちが頑張っている・・いいね。
次週、14日土曜日の21時00分スタートの後編、忘れずに観なくてはならない秀逸のこのドラマである。
感動をありがとう・・・。
(咲・夫)

にほんブログ村

当方は、その夜翌日のシンザン記念などの勝馬投票券の予想に懸命であったが、家内は他にTV番組に見るものがないとのことで「とんび」を見ていた・・・。競馬エイトやサンスポなどのスポーツ紙、JRA-VAN NEXTのレーシングビューアなどを見ながら検討していると、「とんび」の元気の良さそうな音声が耳に入ってくる。

それでも、馬券検討に夢中になっていた。もう少しでブログ原稿を書き上げようとしていたが、ドラマの方も面白そうで・・・録画予約しているものの、結局TVドラマを優先にしてしまった。

いやー、実に面白いのである。古き良き昭和の時代、すべての人たちが懸命に生きていたその時代が克明に描かれている。
当方など団塊の世代の少年期から青年期、青春を謳歌していた時代の歌が流れてくる。主人公の「ヤス」が、配送の三輪トラックを運転しながら歌っている歌謡曲、思わず懐かしさが込み上げてくる。

また、長男誕生を喜ぶ父親の「ヤス」、その長男の名前は「旭」と命名。あの昭和30年代後半の日活映画全盛期、マイトガイ・小林旭から命名との主人公・「ヤス」の言葉に・・・当方も、あの時代小林旭派と石原裕次郎派に分かれて、少年ながら友達仲間での映画談議をしていた頃が思い起こされた。
貧しい生活をしながらも懸命に生きることに情熱を捧げ、周りの人たちもまさにこのドラマのように全て自分のことのように心配し、泣いてくれ、笑ってくれた時代。
それこそが、古き良き昭和の時代であった・・・。主人公・「ヤス」の広島弁の響きがいいね。

長男・「アキラ」も生まれ仕事の懸命に打ち込む主人公・「ヤス」、ところが、あることが切っ掛けとなって妻・美佐子が亡くなる。
男手一つで長男・「アキラ」を苦悩しながらも懸命に育てようとする「ヤス」、保育所で母親の顔が描けない「アキラ」に涙する・・・我が家。夜の海岸で和尚・海雲が「ヤス」父子に諭す話、周りの者たちもやって来て「ヤス」父子を励ます場面にも涙する・・・我が家。

競馬予想もそっちのけで、このドラマにすっかり“のめり込んで”しまった。目頭を熱くしている家内・・・うっかり、涙を流している当方。
泣けるね。人情の厚さと、主人公を囲む近隣の人々との熱き触れ合い・・・。これこそが、連綿としてつないできた日本人の本来の姿なのであろう。周りの気遣いとそれに受け応えることのできる器量、このドラマの中には日本人が失ってしまったすべてが詰まっており、是非とも多くの人たちに観てもらいたい秀逸のドラマである。
あの「家政婦のミタ」というドラマ、人なのかロボットなのか分からない主人公のドラマが、毎回高視聴率であったとか・・・よく分からない世の中である。

学もない主人公・「ヤス」、その子・「アキラ」は、野球にも勉学にも頭角を表すことから・・・周りでは「”とんび”がタカを産んだ」と。これが、タイトルとなっている直木賞作家・重松清氏の小説「とんび」が原作とのこと

「親は子を育て、子は親を育てる」
と、記載されている。物語も後編へと進むうちにその言葉が視聴者にも伝わってくるであろう。このようにして育った子供たちは、相手の気持ちも十分に理解できるから、悲惨な通り魔殺人鬼などにはなりえない・・・。重厚な配役陣の中、子役たちが頑張っている・・いいね。

次週、14日土曜日の21時00分スタートの後編、忘れずに観なくてはならない秀逸のこのドラマである。
感動をありがとう・・・。



