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CSチャンネルのザ・シネマ、一昨夜のこと50年も前の映画「ボルサリーノ」、「ボルサリーノ2」を放送しており、2本連続で視聴。
終わってみれば、午前1時頃だった。
久しぶりの御前様。
年末・年始以来のこと。
昔懐かしいフランス映画。
テーマ曲が流れると映画のシーンが想い起される。
ボルサリーノの帽子、ハットはアラン・ドロン。
ハンチングはジャンポール・ベルモント。
50年を経過しながらも、2人の対比的な衣装と帽子が素敵である。
1930年代のフランスの裏社会の生きざまが2人を中心に描かれている。
南フランスの港町・マルセイユが舞台。
短期の刑期を終えて出所してきたシフレディ(アラン・ドロン)は、馴染みのローラ”(カトリーヌ・ルーヴェル)に会いに行って、そのローラがもとでカペラ(ジャン・ポール・ベルモンド)と派手な格闘。
以後、2人は意気投合しマルセイユを我が物にしようと考えるようになる。
美しいメロディーの挿入歌と共に裏社会で生き、ギャング同士の死闘を得ながらシフレディとカペラがのし上がっていく映画。
はるか昔に何度か見入った映画である。
50年も昔の映画ながら、時を経た今見ても新鮮さがあるから、名画の一遍なのであろう。
多くの屍を超えてマルセイユの裏社会の頂点を極めた2人。
ところが、両雄並び立たずの想いから、カペラはマルセイユを去って旅に出ると云った。
シフレディの邸宅を出たところで、マルセイユを手に入れようとするイタリアンマフィアの魔の手によって、カペラは暗殺される。
引き続き放映された「ボルサリーノ2」では、シフレディがカペラの弔い合戦を行う筋立てとなっている。
イタリアンマフィアのボルポーネ兄弟の巨大な組織によって、カペラが殺害されたことを知ったシフレディは、ボルポーネ兄弟の弟・ラルティグ(リカルド・クッチョーラ)を腹心の部下・フェルナン(ライオネル・ヴァトラン)と共に殺める。
ボルポーネ兄弟の兄・ボルポーネ(リカルド・クッチョーラ二役)が、シフレディ一派に仕掛けてくることから、全編双方のギャング同士の死闘・殺戮が繰り広げられる。
一旦は、シフレディも捕まり廃人同様にさせられるが、そこは映画のこと、主役は死なないから、腹心の部下・フェルナンの活躍で、捲土重来を期していたシフレディ一派は、新たな手練れと共に巻き返しを図る。
どちらも、古い映画なれど古さを感じさせない展開、全盛期のフランス映画のギャングものとして、蘇って来るから最高に面白く見入ることができた。
物語は1930年代のマルセイユが舞台。
アラン・ドロンの颯爽としたギャングスタイル。
中分けのポマードべったりのヘアスタイル。
粋なファッション。
50年前に憧れを抱きながら見入っていた。
そして、その頃が想い起された。
久しぶりにフランス映画を堪能。
満足、まんぞく!!(夫)

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