咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

涙なくして見られない・・・「とんび」

2012-01-16 23:32:00 | レビュー
 「僕に恨みを抱かせなかった父を誇りに思う」

 14日(土)21時00分から放送されたNHK土曜スペシャルドラマ「とんび」の後編、見た、泣いた、笑った・・・最高のドラマ。

 物語の後段、冒頭の「・・・父を誇りに思う」と、息子が入社試験の作文の結びに書いていたこの言葉を聞いて、再び涙が流れてくる。



 昭和30年代後半から昭和60年代までの古き懐かしい昭和の時代、母親を事故で亡くした父と子が貧しいながらも懸命に生きていく姿。子供を一人前の人間に育てるために懸命に頑張っている父、時には笑い、時には父子の喧嘩、そして“とんび”が“たか”を産んだと周りから呼ばれる父と子・・・。

 その子「アキラ」は、父「ヤス」が勧める地元の広島大学よりも東京の大学(早稲田)受験を密かに目指していた。「ヤス」はこれまで苦労して男手ひとつで育てた息子「アキラ」と別れて暮らすことがどうしてもできなかった。

 ある時、遂に言ってはいけない言葉を口にした父、「・・・行くんじゃったら勝手に行け、その代わり銭は出さん。学費も生活費も全部自分でやれ」と・・・。

 「アキラ」は、父の友人の副住職などに相談し、寺に下宿し受験勉強をすることとなった。「ヤス」父子を支えている周りの友人たちは、「ヤス」が一人で暮らすためのお試し期間として、しばらく付き合わないようにして突き離す・・・。ここらあたりが、何ともいい雰囲気で周囲の皆が「ヤス」、「アキラ」父子のことに親身になっているということがよく分かるシーンであった。

 本当に素晴らしい仲間たちである。

 「ヤス」父子を支えている周囲の仲間、さらに職場の仲間たちの温かい触れ合いの素晴らしさが視聴者にヒシヒシと伝わってくる。あの頃は、周りのすべての人たちが親身になってくれていた時代・・・。

 それらの場面を見ながら、我が家では既に“ジーン”ときて目頭が熱くなっている

 「ヤス」は息子と別れた寂しさを紛らわすために酒を飲み歩き、十分な食事を摂らなかったので栄養失調で倒れてしまった。その後、意地を張ることを止めた「ヤス」は「アキラ」に早稲田大学受験を許す・・・猛勉強の後、「アキラ」が見事に早稲田大学に合格する。父は勿論、周囲の人たちも大喜びであった・・・お祝いの宴会が始まるいい場面だね。

 高校を卒業した3月下旬、「アキラ」が上京する日がきた。その前夜、父と子がカレーライスを食べながら、会話をするシーンが続く。今まで父に育てられた思い出が去来するなか、「お父さん、東京に行かせてくれてありがとうございます」・・・には、当方たちまでもジーンとくるのである。

 そして、当日の朝が来た。寂しさで駅に送っていけない「ヤス」、ところが、「アキラ」からの置手紙を読んだ父「ヤス」は、自転車で列車が通る堤防まで行って堤防上から「フレー、フレー、アキラ」と歓声を上げる・・・「アキラ」は父の姿が目に入り「おとーさーん」と連呼する・・・泣きながら。

 このいいシーンを見ていた我が家も・・・思わず涙目となった。(笑)

 それから五年後、「ヤス」に無言電話がかかるようになる・・・それは、幼少の頃自分を捨てて家を出た父親からであった。その後、義弟から電話がかかり、病床にある父が一目「ヤス」に会いたいとのことであった。

 一方、「アキラ」は、大学時代のアルバイト先の出版社に、卒業したら勤めようと考えていた折、和尚さんが病気で入院し家族を通して「アキラ」に会いたいと・・・。

 「アキラ」は、地元の祭りの頃、和尚さんの病気見舞いに帰って、和尚さんと二人になった時に母親の死の真相を聞かされた。これまでは、父を助けるために母が犠牲になったと父から聞かされていたが、実は「アキラ」を助けるためであったとの真実に「アキラ」は涙が流れて止まらない。

 そのことは、出版社の入社試験の作文に記載していた・・・

 後日、「ヤス」は意を決して危篤の父に会いに上京し、その足で出版社を訪れ大手出版社の編集長に会った。すると編集長が息子の作文が素晴らしいといって、「アキラ」が入社試験で書いた作文を特例により見せてくれた。
 その内容とは、「ヤス」にとって思いもよらないことが書かれており、とても涙なしでは読むことができないものであった。

 この作文の内容については、視聴者の心を大きく打つもので・・・結局、この場面でも涙なしでは見ることができなかった。その作文は、このドラマを見る者の心を捉えて離さないであろう。

 その後、物語も終盤へと次々と展開し息子が結婚をする・・・東京で一緒に暮らそうという「アキラ」に広島からは出ないという「ヤス」。

 「アキラ」たちが途方に暮れたとき、帰る場所がないと困るから“ふるさと”としてこの広島にいつまでもいると・・・。ここに日本のお父さんを見る思いがしたのは、当方たちだけではないであろう。

 わずか、これだけの言葉であるが、最愛の「アキラ」をりっぱに育て上げた安ど感と一人暮らしとなっている寂しさも入り混じった複雑な心境の「ヤス」の人生後半の哀愁のこもった堤真一さんの素晴らしい演技に思わず拍手したくなった・・・最高のドラマであった。(咲、夫)

[追 記]~後編 あらすじ~
 高校三年になりアキラ(池松壮亮)は受験勉強に励む。アキラと離れて暮らしたくないヤス(堤真一)は広島大学への進学を勧めるが、アキラは内緒で早稲田大学を目指し邁進する。本心を知ったヤスは寂しさのあまり激怒し、東京に行くなら学費も生活費も出さないと言い放つ。
 たえ子(小泉今日子)たちの計らいでアキラは照雲(古田新太)の寺・観音院へ下宿し勉強を続ける。幸恵(谷川清美)や葛原(塚地武雅)も、ヤスが子離れして自立するための"お試し期間"だとアキラの家出に賛成する。
 一方、ヤスは寂しさに耐え切れず、毎晩飲み歩いた末に栄養失調で倒れてしまう。結局ヤスはアキラの希望を受入れ、アキラは見事、現役合格を果たし上京する。
 五年後。一人暮らしのヤスの元に不審な無言電話がかかってくる。それは、かつて幼いヤスを見捨てて上京した実父からの電話だった。
 一方、海雲和尚(神山繁)の見舞いで帰省したアキラは、東京での雑誌記者のアルバイト、卒業後もそこで働く決意、そして、東京でお父さんと一緒に暮らしたい、と伝える。
 後日、実父が危篤と知ったヤスは、照雲たちに説得され上京する。それでも、まだ再会を躊躇するヤスはふと思い立ち、アキラが働く出版社を訪ねる。ヤスはそこで編集長から、アキラが入社試験で書いた作文を渡される。そこには、アキラが既に母の死の真相を知っていたことが書かれていた…。
 六年後、アキラは広島で子連れの結婚式を挙げる。東京で孫と一緒に暮らさないかと誘うアキラにヤスは、自分は東京には行かない、アキラと家族がいつでも帰ることが出来る"ふるさと"として、これからもずっと広島に居ると語るのだった…。
(出典:NHK公式HP 抜粋)



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第59回日経新春杯・・・この一頭

2012-01-15 14:24:24 | スポーツ
 昨日の京都メインのアイアムアクトレス、好スタートを決めて4番手から3番手の外を追走していたが、4コーナーから直線に向くと一瞬インオラリオに前をカットされる場面で、あら、あら・・・ズルズルと下がってしまった。怯んでしまったのだろうか・・・負けるなアクトレスと叫びたい。

 中山、小倉のメイン・最終などを的中するもブログ掲載分が不的中で・・・不甲斐ない話。昨日も某ウインズにて同席のMさん、Nさんお疲れさんでした
 ところで、本日のあと1勝には、佐藤哲三騎手と幸英明騎手が並んで899勝・・・どちらが先に900勝に到達するのか。

 昨夜も21時00分からNHK土曜ドラマスペシャル「とんび」を涙、涙で観てしまった・・・いいドラマだった。

 その素晴らしいドラマの余韻に浸りながら、15日の京都メイン「日経新春杯」の馬券を検討・・・最も既に前日売りでイチオシのスマートロビンから、ウマタンを購入済であるけど。

 ここは、今週のはじめあたりからイチオシで狙いたいと思っていた①スマートロビン、枠の方も積極策で先手を主張するには絶好枠の1番枠に入ったので、初志貫徹で同馬を中心視して狙いたい・・・番手からの追走も可能な同馬。

 鞍上にはベテランの安藤勝己騎手が騎乗するもここまで未勝利、昨日未勝利の武豊騎手が3勝の固め勝ちを上げており、武豊騎手に見習えと気分を引き締めてゴール前渋太く食い下がってくれるものと・・・密かに期待している。

 「1月4日に帰厩。先週にやって、月曜にもある程度の時計は出ているし、木曜のひと追いで息はできてくると思う。前に馬を置いてためて運ぶ形が理想。早めのロングスパートで、持ち味の持久力が生かせるようなら」と、ちょっと長めのコメントが光る松田国英師。

 相手筆頭は、有馬記念連続3着の③トゥザグローリーを上げたいが、トップハンデが気掛かりなもので3番手に下げて、2番手推奨には⑥ナムラクレセントの反撃に期待したい。

 昨年の阪神大賞典を勝利し、その春の天皇賞では出遅れてチグハグな競馬をしながらも、2週目の向正面から果敢に先頭を奪い最後は渋太く0秒3差3着に粘っていた。

 今回も元気一杯の動きを披露しているらしいので、そろそろ首位に来てくれないものかと・・・ファイト和田竜二騎手。前日も依然の追っかけ馬エックスダンス(単勝107.3倍のブービー人気)をキッチリと勝利に導いたことで、とてつもない馬券の立役者となった同騎手。

 「前走で本来の力を見せてくれた。本質的には二千~三千までがベスト。ジョッキーも手の内に入れてくれているので、引き続き期待」と、コメントの福島信晴師。

 トップハンデの③トゥザグローリー、前走は久々にらしさの出た同馬が33秒台の素晴らしい脚を見せてくれた。今回は初の58.5キロの斤量となり、このレースのハンデ頭の戦績も良くないとのデータが気に掛かる。
 
 この距離はちょっと長い気もする⑪ダノンバラード、それでも皐月賞ではあの三冠馬・オルフェーヴルの3着に渋太く食い下がっていた。少しテンションは高いとのことであるが、元気はいいらしい。外枠からじっくり攻めて、鞍上がうまくリードするのではないかと期待・・・。

 長期休養明けを2度叩いてきた②スマートギア、京都コース1-2-2-6とそれほど悪くない。鞍上は昨日3勝を掲げて今年初の勝鞍を掲げた武豊騎手も調子が上がってきており、ここは案外面白い存在と思われる。

 そのほか、この距離3-1-0-1と好相性の⑦ビートブラックも侮れない1頭である。穴候補で長距離得意の④メイショウクオリアも逃げて渋太く絡むかも・・・。


予想レース


 京都 11 R  ① ⇔ ⑥  ① ⇒ ③⑪②④⑦     ウマタン7点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)




(前日売馬券を公開・・・⑦ビートブラックは本日追加予定)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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京都「大和ステークス」・・・この一頭

2012-01-14 10:55:01 | スポーツ
 広島刑務所逃亡の中国籍の男、昨夕広島市内で54時間ぶりに逮捕されたとのこと。この寒空では、空腹も手伝ってどうやら逃げ切れなかったらしいが、それにしても広島刑務所の怠慢は非難されても仕方ない。これで広島市民も今夜から枕を高くして、ゆっくり寝られそうである。

 昨日、野田佳彦首相が内閣改造を行ったとのニュース、参議院で問責決議のあった辞任すべき2閣僚がやっと更迭される形となった。さらに死刑執行も出来ない法務大臣の更迭も歓迎すべき人事である。
 これで、消費税増税まっしぐらの野田内閣であろうが、その前に公務員改革や議員の定数削減のやるべきことをキッチリとやってもらいたいものである。

 ところで、NHK大河ドラマに対する兵庫県知事のクレームは、大いに物議を醸している。そのため、当方のブログにも日頃にないアクセスやコメントを戴いている。

 さて、競馬の話にいきたい。本日は重賞レースがないが、京都メインは実力拮抗のメンバー構成となっており、千四ダートの白熱戦が楽しめそうである。

 ここは京都のダートコース得意の⑪アイアムアクトレス(私は女優よ・・・といったところかな)の叩き2戦目を狙ってみたい。なお、同馬の名前は、オーナーの堀紘一さんから依頼された女優の川島なお美さんが命名したとのこと。
 前走の阪神戦では、5ヶ月半ぶりのプラス11キロで出走し、終始4番手の外から追走していたが最後の直線では坂の下あたりから脚が上がってしまったようで・・・1秒差8着と敗れてしまった。

 2走前も地方川崎にて1番人気で出走も1秒6差3着と大きく負けており、東京、京都コースのような軽いダートが同馬には案外あっているのかも・・・重い阪神などよりも。また、最終調教の栗東C(重)のコースは、同馬にあっているのか、いいタイムで調整できたらしい。4F(ハロン)50秒5、3F37秒2、ラスト1F11秒6とのこと。

 「今回は休み明け2走目。前走は久々の分、止まってしまった感じだけど、レース内容は悪くなかったから」とは、陣営の今回こそはと期待感のコメント。

 相手筆頭は、先行脚質の上り馬③アルゴリズム、500万でもたついていたが、取り消し明け以降の得意の千四ダートで、一気に準オープンを突破する3連勝の同馬、斤量も別定戦で55キロ、さらに鞍上も頼れる福永祐一騎手なら好勝負必至。

 栗東坂路でラスト1F13秒4と時計を要しているが、4F(ハロン)52秒6なら・・・いいのではないだろうか。

 「昇級戦ですが、オープンでも通用する素材。前走が楽に勝てたので疲れはなかったですし、どこまでやれるか楽しみ」と、コメントの安田景助手。

 ハマったなら上位2頭を上回る能力を持っている⑯マルカベンチャー、千四ダート戦2-2-1-5、京都ダートコース4-1-3-3と相性もいい同馬。鞍上もレースを限定して騎乗し昨年も高連帯率を残している安藤勝己騎手、ここは大外からじっくり攻めてゴール前でキッチリ上位に食い込んで来るものと思われる1頭・・・。

 「展開さえ向けば、ここでも楽しみ」とは、陣営のコメント。

 過去のデータから今回は勝ち負けも期待されるとの⑧メイショウデイム、オープン入り後も0秒3差5着、0秒5差4着と大きく崩れていないので、脚をためてゴール前を賑わすものと思われる。

 そのほか、最内枠に入ったがコース、距離とも好相性の①トウショウカズンも侮れない1頭である。控える競馬が板について、ただ今絶好調との関東馬の④アドバンスウェイ、鞍上は天才・武豊騎手・・・ちょっと不本意な成績の同騎手、頑張ってほしい。
 以前の追っかけ馬の⑤オオトリオウジャ、持ちタイムは上位であるが準オープンを卒業するまで時間を要した同馬、このメンバーなら・・・との陣営。


(ツキがイマイチ・・・魔女に頼むかな)
 
予想レース


 京都 11 R ⑪ ⇔ ③⑯   ⑪ ⇒ ⑧①④⑤   ウマタン8点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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今週の追っかけ馬(1月15日)

2012-01-13 22:39:45 | スポーツ
 11日、広島刑務所を脱走した中国籍の受刑者、その逃亡経路などが分かってくると刑務所側の危機管理体制の甘さが露呈された。
 さらに昨今の経費削減、人件費削減によるものか90数台に及ぶ監視カメラをチェックする刑務官が1名であったとか、さらに外壁工事中とのことで監視カメラが撤去されており、逃亡者が外壁を乗り越えた瞬間が映っていなかったとか・・・何をかいわんやである。
 また、このような重大な部署における体制不備に及ぶ経費削減(人員削減)などは、断じてあってはならないことである。

 先般は、オーム真理教指名手配犯が警視庁に出頭した際、機動部隊が追い返したとか・・・このように国の安全を守るべき警察関係における気の緩み、タガの緩みのニュースには目を覆いたくなる。

 隣国の北朝鮮では、権力者が亡くなりどのような動きがあるのか、場合によっては我が国へ対する不測の事態も考えられるところであるが、国を動かす現政権においても危機意識が薄れており、我が国の国民への安全・安心神話の崩壊にもつながる極めて危険な状態にある。

 一刻も早い、引き締めと危機管理体制を再構築し、いろいろな場面を想定した訓練も行ってもらいたい。

 さて、不平はこのくらいで今週の競馬の話。小倉競馬も開催されるので、中山・京都・小倉の3場における熱い戦いが繰り広げられるが、落馬事故など不測の事態が発生しないように願いながら観戦したい。

[日曜日の追っかけ馬]
京都9R マイプラーナが出走予定
 6ヶ月半ぶりの出走となる同馬、500万、1000万あたりで手間取っていたことで、前走の1000万下を勝ち上がり今回昇級戦の準オープンに挑むも既に明けの6歳となっている。

 前走のレースは、スーと2番手に上がって4コーナーから直線に向くと早くも先頭を伺う脚いろ。そして、そのまま押し切ってしまったが、その時ゴール前鋭く追い込んで2着に上がったアイディンパワーはその後1000万を即座に卒業している。

 ところが、そのアイディンパワーの昇級戦のレースぶりは、0秒3差5着、0秒4差6着、0秒7差5着、1.4秒差11着と準オープンでかなりの苦戦を強いられている。

 となると、半年以上の休養明けからのマイプラーナも先行馬有利の京都のダート戦、前回のように好スタートを決めて番手追走から、最後の踏ん張りを見せてどこまで粘り込めるかということ・・・この距離2-2-2-6、京都コース2-1-1-2と頑張っているが。ちょっと、今回の休養明けいきなりの期待は・・・難しいかな。

[今週の大橋厩舎]
 土曜日:京都3R ホッコーハッピー、ローブリッター、京都7R マッシヴリーダー
 日曜日:京都12R ミキノクレシェンド 
     小倉5R エンダレ、小倉7R コイスキャーレ

 日曜日の京都最終レースに出走予定のミキノクレシェンド、減量騎手起用で京都の軽いダート戦を前々の競馬でうまく回ってこないかな。


(悔しかった9日京都最終レース・・・激戦)

参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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内田博幸騎手復帰・・・28日から

2012-01-12 22:50:50 | スポーツ
 落馬負傷により長期にわたり療養、リハビリ中であったJRA美浦トレセン所属の内田博幸騎手(41)が、今月末から東京競馬場で復帰するとの明るいニュースが流れていた。とても厳しい箇所の骨折であったので、元気に復帰されるとのことは、競馬関係者をはじめ多くのファンが待ち望んだことでもあり、おめでとうと言いたい。

 「内田騎手は、昨年5月11日、JRA・地方交流戦の大井競馬10レースで落馬し、頸椎歯突起(けいついしとっき)骨折で都内の病院に入院。
 その後、8月中旬から本格的なリハビリを開始し、同年12月上旬に東京都世田谷区のJRA馬事公苑で7ヶ月ぶりに馬にまたがったとのこと。今年に入って、去る9日、昨年度フェアプレー賞授賞式に出席するため中山競馬場に来場」

 この際に本日(12日)から美浦トレセンでの調教騎乗を再開し、来る28日(土)の東京競馬場での復帰を明らかにしたとの報道・・・競馬ファンの一人として心から喜びたい。

 フェアプレー賞授賞式に出席した内田騎手は次のようにコメントしたとのこと。

 「頸椎の骨折で長く休んでいたが、7月下旬から少しずつ復帰へ向けてのトレーニングを始め、先月には馬事公苑で馬にも乗った。本当は今すぐにでも復帰したいくらいだけど、勝負はそんなに甘くない。ファンや関係者の皆さんの期待に応えられるように、段階を踏みながら態勢を整えていきたい」

 良かった、よかった

 '09年、'10年と2年連続JRA賞の最多勝利騎手に輝いた内田騎手、それまでは武豊騎手の独断場であったが、地方から中央に移籍した内田騎手が '09年に初のタイトルを獲得し連覇している。
 リーディングジョッキーとして、G1レース5勝を含む重賞17勝の実績で翌 '11年も大活躍と思われていた。ところが、その年の5月、不運な落馬事故にあってしまった。
 
 騎手生命も危ぶまれるほどの負傷であったが、不屈の闘志で長い闘病生活とも別れ、改めて復帰できる状態になったとの報道、心から歓迎すべきである。

 競馬に携わるすべての騎手にとっては、突然の落馬事故という不運な出来事で騎手生命を絶たれた方、また不運にも亡くなられた方もあり、危険と隣り合わせのスポーツのひとつである。4コーナーを回って、最後の直線では各馬ともトップギアに入っているから、時速換算すると60から70キロのスピードが出ているとのこと、その中で各馬が一斉にラストスパートをかけ、固い馬場に脚を獲られて不運にも競走馬の骨折による落馬事故も起きている。

 他の馬に触れることによる落馬事故、ちょっとした不注意やアクシデントによる落馬事故、競走馬が何かに驚いての落馬事故・・・など、数々の事故が起きている。当然のことながら、競馬関係者もそのような事故の起きないような様々な対応、ゲート試験・再試験・調教による矯正、騎手の騎乗技術向上などありとあらゆることが行われているが、それでも不慮の事故は避けることができないようである。そのため、競走馬も運悪く予後不良となって安楽死を迎える可愛そうな事態も起きている・・・涙。

 騎手も他馬に迷惑をかけるような騎乗については、騎乗停止を含めた厳しい罰則も科せられているが、競走馬をいかにうまく操って、いかに早くゴールを駆け抜けるべきかフェアプレーを目指しながら懸命に努力されている・・・その中での避けることのできない事故もある。

 事故を恐れるあまりラフプレーをすれば、各コーナーの頭上からJRAの裁定委員が監視(チェック)し、これまた騎乗停止を含めた厳しい罰則規定が設けられている。

 とは言いながら、危険と隣り合わせの競馬の世界、この正月競馬(5日)でも京都金杯を優勝した松岡正海騎手、昨年の落馬負傷から復帰し、さあ金杯を射止め今年こそは絶好のスタートを切ったと思われた矢先の事故があった。

 その日の京都競馬最終レースで、落馬負傷(左足関節内果骨折)というアクシデントに再び巡りあわされている・・・最後の直線で落馬し、騎乗馬(ビップセレブアイ)に左足を踏まれるアクシデントが発生。

 この正月競馬の3日間開催で、5日の京都12R以外にも次のような落馬事故が起きている。

 「5日、京都10Rで、キタサンアミーゴ(川田将雅騎手)は、スタート直後に躓いて騎手が落馬したため、競走を中止した。馬:異状なし、騎手:左膝打撲」

 「8日、中山8レースにおいて、シンボリプロキオンは、他の馬に関係なく、2周目5号障害飛越の際、つまずいて転倒したため、競走を中止した。シンボリプロキオンは右上腕骨々折(※予後不良)、騎乗していた江田勇亮騎手は頭頚部打撲、顔面挫傷、脳震盪、頚椎捻挫と診断された。」

 「9日京都2Rで、6番ハリケーンミノル(池添謙一騎手)は、下記疾病を発症したため、1コーナーで競走を中止した。馬:右第1指骨粉砕骨折 ※予後不良、騎手:異状なし」

 負傷し療養中の騎手の皆さんが、1日でも早く現場に復帰されることを祈りたい。

 今週から、中山、京都に加えて小倉競馬も開催される。観戦する方は応援している競走馬を懸命に追っかけて見ているが、寒いこの時期でもあり大きな不慮の事故のないことを願いながら観戦していきたいものである。(夫)


(2009年12月 NHKTV出演の頃)



 参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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高平太・・・平清盛

2012-01-11 22:44:44 | レビュー
 「舞台は平安末期。貴族政治は破綻し、先行きの見えない混迷の時代に、生身の人間たちが、愛し、悩み、裏切り、しのぎ合い、力と力で激突し、勝者が君臨し、敗者が地を這(は)う。そんな躍動する、生きた平安時代、絵巻物を打ち破って出てくる生身の人間たちの息づかいを映像化していきます」(出典:NHK公式HP 抜粋)

 去る8日(日)、遂にNHK大河ドラマも50年目となる「平清盛」(51作目)がスタートしたが、実に見ごたえのある内容でいい・・・ね。

 平安時代のドラマとなると今までは、映画でもTVでも雅(みやび)な絵巻物語風のカットの連続であったが、今回は敢えてそのような絵巻物の世界を離れて、現実の厳しい世の中、人々の息吹が聞こえてくるようなスタンスで描かれるとのこと。

 「現に生けるもののけの如き白河院によって治められている世の構図・・・」と、記されているように、その頃の武士は白河院に仕える機動部隊で、命令一下どのようなことでも行わなくてはならない立場にあった・・・狗の如き。

 その頃の国を動かしている白河法皇の伊藤四朗さんの不気味な目の動きと風貌、正に“生けるもののけの如き”との表現もピッタリの役作りには驚きである。醜い朝廷内の生活ぶりと人を人とも思わない扱いなどを見ると・・・そうであったろう。
 と、思ってしまうくらいの描き方であり、これからの物語がいかにリアルに映像美化されるのかと期待も高まってくる。

 第1話では、清盛誕生秘話が本当かいな、と思われるように描かれており、自然と物語の中へ吸い込まれていくから不思議である。また、第1話の子役陣に「まえだまえだ」の二人が出演、前田旺志郎(弟)君は平清盛の幼少時代(平太役)、前田航基(兄)君は兎丸(後の海賊)の幼少時代を好演している。
 特に弟の前田旺志郎の幼少期の清盛は、思った以上にうまくこなしており、平家の棟梁・忠盛の本当の子ではないと分かった時の難しい心の動きなどもきちんと演じておりさすがであった。第2話以降、青年になった清盛役の松山ケンイチさんにうまくバトンを渡すことのできるものである。

 ところで、第1話における清盛誕生には、その義父・忠盛の強い決意が見られる・・・白河法皇から貰い受けた清盛を嫡男として育てるくだりである。ところが物語として見た場合、いささか無理とも見受けられるが、それでもそうかな、とも思わされるから脚本がうまいのかも知れない。

 雅な貴族社会を離れた京の町中や武家の屋敷などは、いかにも粗末で質素である。薄汚い京の町、ちょっと離れると荒野が広がっている大地など、よりリアルに描かれておりそこに暮らす人々の息遣いも聞こえてくるようである。

 さらにリアル感を出すために“コーンスターチ(とうもろこしの粉)”を頻繁に噴霧しているとのこと、先般、平忠盛役の中井貴一さんが土曜スタジオパークに出演されていた際にその“コーンスターチ”を余りにも噴霧するものだから相手の顔も見えず演技しづらい・・・と、裏話をされていた。

 それでも光と影、さらに“コーンスターチ”の活用で映像に臨場感が出ているから、視聴者にとっては見ごたえのある映像となっている・・・前々回の「龍馬伝」もそうであった。

 また、主役の松山ケンイチさんも9日(月)「鶴瓶の家族に乾杯」に出演していたが、とても親しみのある好青年であった。勿論、その番組中でも「平清盛」に関する情報発信と役づくりに関する抱負なども語られていたが、この1年間にかける意気込みがヒシヒシと伝わってきた。

 鶴瓶ちゃん・・・ここは敢えて“ちゃん”づけで。鶴瓶ちゃんも「俺も出演させてくれないかな」と、すると「海賊の役があると思いますよ」とは、松山ケンイチさんの弁。

 平安後期に展開される平家一門の栄華盛衰の壮大な物語がはじまったところである。今までの描き方とはちょっと視点も変わっているとのことであるが、躍動感あふれる人物たちがイキイキと描かれるので・・・大いに期待したい。

 ただ、初回の視聴率が17.3%とワースト3位からのスタートとのこと、しかしながら、今回のドラマは回を重ねる毎にアップすることは間違いないものと思っている。このドラマの本当の良さは、これからだろうが・・・分からないかね。

 単発の土曜ドラマ「とんび」も素晴らしい出来栄えにあり、最近のNHKのドラマづくりへの熱意がこの大河にも見受けられるのがいいね。(咲・夫)

[追 記]~「平清盛」を批判~
 兵庫県の井戸敏三知事は、ドラマが時代考証に基づき砂ぼこりが舞うなどの演出をしていることについて「薄汚れた画面を流さなくてもいい。もっと華やかで生き生きとした清盛らしさを強調してほしい」と述べ、「番組の人気、不人気で観光も影響を受ける。NHKに早速申し入れたい」と語った。
(出典:Yahoo!ニュース 抜粋)

 と、出ていたが、これは全くのおかど違いである。華やかさのみを描く時代考証抜きの映像には、まったく興味が湧かないものである。映画の世界もそうであるが、あの巨匠・黒沢明監督作品こそが映像美豊かな映画であり、それこそがリアリティのある映像美である。

 兵庫県の井戸知事が求められているのは、昔の東映時代劇風の虚構の映像や前回の大河「江」のような映像なのかも知れないが、それは明らかに虚構の世界であり視聴者にとっては面白味のない映像である。

 せめて大河ドラマであれば、時代考証がしっかりしたリアリティのある映像美を堪能すべきであり、それこそが物語を大きく揺り動かすものである。
 


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データに泣く・・・最終レース

2012-01-10 22:27:20 | スポーツ
 お正月競馬の3日間開催もあっという間に終わってしまった。5日の東西金杯当日は、当方も絶好のスタートを決めるも、開催2日目のシンザン記念で大きく躓いてしまった。

 変則開催3日目、京都・中山競馬の狙い馬もことごとく封じ込められて・・・終わってしまった。3日目の9日(月)、いつものNさん、Mさんも集合らしいのでお昼を回った頃、某ウインズに出向いた。

 3人とも思うように射止めることができない、ボヤキも入れながら観戦していると最終レースの時間となった。

 京都最終レースは、2枠2番のドリームクラフトが単勝2.1倍の1番人気、鞍上は佐藤哲三騎手でスポーツ紙や専門紙上で団子印(二重丸)がビッシリと並んでいる。
 2番人気は、4枠8番のスティルゴールドで鞍上は浜中俊騎手、パドックからこちらの方がよく見えるし、同騎手も今年早々から絶交調の波にあり・・・同馬を軸馬に決定した。

 Mさんとも意見が一致。当方は、同馬からデキの良さそうなドリームクラフト、マイネルロガール、シルクフラッシュ、ビーチパレード、そして大穴でサーロンスロットの5頭を相手候補に入れた。

 その際に3番人気のシゲルモトナリも加えるか迷った。同馬の戦績をみると芝の千六において0-0-0-8、さらに悪いことに京都芝コースでも0-0-0-4と、これまで距離・コースともにすべて着外であった。

 人気の方は3番人気でスポーツ紙や専門紙上も印も多く並んでいるが、このデータを見る限りとても3着までに入線することはないだろうと・・・自信を持って切ってしまった。

 Mさんは、最終調教が一番良かったらしいとのことで、相手候補に入れていたらしいが、当方は同馬を切った相手5頭をスティルゴールド1着固定の3レンタンと相手5頭から3頭を選んだウマタン3点も購入し・・・最後の勝負。

 レースがスタートした。大外から15番人気の岩田康誠騎手が騎乗するリッカコウユウが好スタートを決めて、大外から先手を主張した。当方狙いのスティルゴールドもいいスタートを決めて終始番手から追走し、いつでも抜け出せる雰囲気にあった。

 よし、よし・・・。

 中団の前の内から1番人気のドリームクラフト、同じような位置からドリームクラフトを見ながらビーチパレード、外からシゲルモトナリ、さらに大外からマイネルロガーロが好位の4番手から追走している。シルクフラッシュは中団より後方から追走し、3、4コーナーでは大外から先団へ徐々に上がってきた。

 最後の直線200mを切ったあたりから、スティルゴールドが力強くリッカコウユウを交わして先頭へ躍り出た。その直後に内からビーチパレード、ドリームクラフト、その間にタマモコントラバス、外からシゲルモトナリ、マイネルロガーロ、さらに大外からシルクフラッシュもすっ飛んできた。

 とに角1着入線は、スティルゴールドで間違いないが、肝心の2番手はどうか。ストップモーションでは、わずか、本当にわずかシゲルモトナリのように見える・・・なんたることか、距離・コースのデータが最も悪い切った同馬が。

 さらに3着以降もまったく分からないほどの混戦である。結局、1着スティルゴールド、2着シゲルモトナリ、3着ビーチパレード、4着ドリームクラフト、5着タマモコントラバス、6着シルクフラッシュ、7着マイネルロガーロ・・・。

 何と、何と、その着差たるや「クビ、ハナ、ハナ、ハナ、ハナ、クビ」で、1着から6着まではタイム差なし、1着と7着でやっと0秒1差の大激戦であった。

 最後の最後に実力拮抗の物凄いレースが組まれていたのである・・・定量戦であったけど。Mさんは的中で大喜び、当方とNさんは、データから2着馬を切ったことで・・・涙。2着馬のこの日の鞍上は、この3日間調子のいい若手の北村友一騎手の好騎乗に尽きるものであった。

 ああ・・・データとはいつかは書き換えられるものである。「悩んだときは切るな」って、ことかな。(笑)

 ところで、京都9レース「福寿草特別」では、イチオシのヒストリカル最後はキッチリと伸びているが、伏兵のサイレントサタデーに“まんまと”逃げ切られた。当方の相手候補のカネトシアブニールは、向正面の3コーナー手前でレッドアーヴィングに外から被せられ、後ろからヴァンガードに攻め立てられたのか・・・一瞬怯んでしまって、3コーナー入り口でちょっと後方へ下がってしまった。

 これがなかったら、向正面から3コーナー、4コーナーあたりでいつものように3、4番手に押し上げていい勝負もできたかと思っている。ちょっとまだ精神的に幼さが残っているとの陣営の心配事が的中したようである。

 ところで、ブログの方で、京都9レースとするところを京都11レースとしていたらしく、Mさんにまたしても指摘された・・・慌て者である。

 京都メインは2番人気のエイシンダックマンが、好枠からスタートを決め最後までスピードも衰えることなく逃げ切ってしまった。一方、狙いのミキノバンジョー、最後は伸びていたが・・・この時期は体が硬いのだろうか。

 ともかく、変則の正月競馬も終わり、次週からは小倉競馬も開催されるので数々の名レースが観戦できるであろう・・・。(夫)


(出典:JRA公式HP 激戦の京都最終レース)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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評論・・・真田太平記

2012-01-10 22:27:07 | レビュー
 「嘆息するほどの濃密さと深さ」

 8日(日)の産經新聞「読書」のページに “この本と出会った”とのタイトルで、小説「真田太平記」(池波正太郎著)に関する評論が載っていた・・・サブタイトルは上記のとおり。

 執筆者は、評論家・勢古浩爾(せここうじ)氏であった。氏も団塊の世代の方で、大学卒業後洋書輸入会社に勤めるかたわら著作を発表、退職後は執筆活動に専念されているとのこと・・・「最後の吉本隆明」など。

 「池波正太郎といえば、何はともあれ『鬼平犯科帳』や『剣客商売』であろう。わたしもそう思い、もうこれ以上のものはないだろと、あまり期待をせずに手にとったのが『真田太平記』だった」

 「ところが、これが腰を抜かすほど面白かったのだ。今や『真田』こそ池波の最高傑作だと断言したいほどである」

 と、記載されていた。

 まったく、同感である

 当方は、池波小説に関して何度もこのブログにて、素晴らしい表現力と精緻な組み立てのこれ以上ない時代小説と書き綴ってきた。

 と、言うのも、最初に池波小説に触れたのが30代の頃、いきなりこの「真田太平記」から入ったものだから、勢古氏のおっしゃるとおり・・・“腰を抜かすほど”面白かったものである。何度読み返したことか・・・。

 「物語は父真田昌幸と信之・幸村兄弟の生き死にを描いたものである。寡兵による徳川の大軍の撃退、家康暗殺未遂、関ヶ原の戦い、昌幸・幸村父子の九度山への幽閉、と物語はうねり、大阪冬の陣・夏の陣で最高潮に達し、信之の松代への移封という寂寥で物語は閉じられる」

 このように壮大な物語が展開する。真田昌幸を中心とする信之・幸村兄弟などが、強大な大名・織田、徳川、上杉、北条、豊臣などの狭間で、弱小大名の真田一族を守るために様々な権謀術数により切り開き、最後は家名を明治までつなぐこととなる礎を築いた・・・その壮大な物語、大河の流れが脈絡と読者の心を捉えて離さない魅力がある。

 「真田父子に忠誠を尽くす草の者たち(忍び)・・・池波によって創作されたかれら・・・ほんとうにそのような草の者たちが実在したのではないかと錯覚するほど破綻のない構成で、錯綜する物語の坩堝(るつぼ)がたぎるのである」

 「ここには、強大な敵、覇権争い、権謀術数、知略、一族盛衰、という娯楽小説の醍醐味のすべてと、責任、献身、不屈、愛憎、忠誠、苦悩、勇気、悲哀という、人間のすべてが描かれている」

 まさにその通りである。池波小説の神髄ともいえる“人は死ぬるために生きる”が、この12巻に及ぶ小説の中に散りばめられている。これにより個々の登場人物一人、ひとりが生きいきとしており、そのため読者を虜にするのであろう。

 未だに池波小説の術中にハマっており、居心地のいい気分から抜けきらない・・・そこが、またいいのである。

 勢古氏は、次のように結んでいる。
 「これほど、本を読む愉(たの)しみを堪能する経験はめったにあるものではない。読みはじめたら止まらないのでご用心」・・・と。

 以前、NHKTVでドラマ化されたが、改めて「大河ドラマ」にて取り上げてもらいたい・・・是非とも

 お正月競馬、3日間が終わった。金杯当日の絶好調を最後まで持たせることができず、9日の最終日には、当方の予想もことごとく抑え込まれてしまった。
 折角、金杯ゲットの好スタートを切ったのであるが、終いバタバタとなり・・・いささか落ち込んでいた。

 ところが、この新聞記事を今一度、ブログで紹介するために読み返しているうちにこれ以上ない元気をもらうことができた。

 さぁー、本日から明るく元気に・・・いこう(夫)


(真田太平記  1~12巻の構成)

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京都「福寿草特別」・・・この一頭

2012-01-09 10:58:01 | スポーツ
 8日のシンザン記念、イチオシのオリービンはスタートも良かったのに中団よりも後方から追走、3~4コーナーの勝負どころで上がって来るものと見ているが、一向にその気配がない・・・おい、おいと思っているうちにレースも終わってしまった。

 一体、どうなっているのかと、気がかりでもあり腹立たしい想いでもあった。ところが、その日の夕方JRA-VAN NEXTに鞍上・小牧太騎手のコメントが次のように・・・。

 「初めて経験することが多く、内、外に馬がいてキョロキョロ見ながら走っていた。脚を余したが、能力があるのはわかっているので経験を積めば」と、掲載されていた。

 次走以降なのか・・・  悔しいね。それでも、京都最終のウマタンを仕留めたので、ツキを本日へ持ち越したと考えて挑んでみるかな・・・。

 さて、本日の中山競馬の「フェアリーS」では、2走前の走りに惚れて今一度狙ってみたいラシンティランテ、相手に本日から騎乗の横山典弘騎手のパストフォリア、さらにトーセンベニザクラ、アイスフォーリス、ターフデライトあたりを・・・。

 京都競馬の「淀短距離S」では、追っかけているミキノバンジョーがそろそろ来るかと思って狙ってみたい。相手には、ドリームバレンチノ、スギノエンデバー、ワンカラット、ワイルドラズベリーあたりを・・・。

 ところで、力を入れて観戦したいレースは、今度こそカンパニーの半弟・⑧ヒストリカルが特別競争を制覇するとみている京都競馬・福寿草特別(3歳500万下)である。

 一番の心配は出負けだけであり、それが気に掛かるが、それでもこのコースはデビュー戦に勝利しているコースでもある。そのデビュー戦もスタートのタイミングが合わず後方から追走し、3、4コーナーで徐々に押し上げて直線半ばでは、馬群を縫うように先頭へ抜け出しての勝利には驚いたものである。
 今回は、職人の安藤勝己騎手が、自在に同馬を操ってくれるものと思っている・・・馬群に怯(ひる)まない勝負根性がいい。

 「前走はスローで前残りの展開。後方からの競馬で外を回る形で厳しかった。それでも大きな差はなかったし、流れひとつ」と、コメントの音無秀孝師。

 相手筆頭は、人気も下位と思われる同枠の⑦カネトシアブニールを思い切って狙ってみたい。馬場が重く力のいる阪神コースが相性もいいかも知れないが、デビュー戦から2戦で未勝利を脱出している同馬。
 2戦とも外枠(8枠)からの発走であるが、常にスーッと好位の5、6番手に付けることができ、4コーナーから直線を向くと先頭に並びかけるレースぶり。初戦は早め先頭に立つも右にモタレながら、ちょっとフラついていたが、前走はキッチリと走っていた。今回は、メンバーも強化されるが、中ほどのいい枠に入っており、案外うまく立ち回るものと期待できる・・・。
 
 「外々を回りながら早めの競馬で押し切るんだから力がある。まだ心身ともに幼く、良化の余地は十分。昇級でも楽しみ」と、コメントの大橋勇樹師。

 約4ヶ月ぶりの実戦となる⑪レッドアーヴィング、下馬評でも初戦のレースは目を見張るようにセンスのいい競馬をしていたとのこと。陣営も息さえつくっておけば力は出せると・・・相当の自信もあるみたい。

 そのほか着差以上に強い勝ち方だったとの⑤ショウナンタケル、8日の京都第1レースでJRA通算300勝を決め、その日3勝と好調の浜中俊騎手が騎乗する④マカハ、この時期にしては毛づやも良好とのこと。

 このメンバーで芝二千の持ちタイム1番の②エーシングングンも侮れない1頭である。あと1頭、ダークシャドウの半弟・⑪ナリタポセイドン、前走は能力だけで押し切ったとの陣営、ここも好勝負可能とのこと。


(京阪淀駅から・・・京都競馬場を臨む)

予想レース


 京都 9 R ⑧ ⇔ ⑦⑪   ⑧ ⇒ ⑤④②⑩   ウマタン8点。
     
        ⑧ - ⑦ のワイドも買ってみたい。

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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NHK土曜ドラマ・・・とんび

2012-01-08 22:37:22 | レビュー
 同番組に関しては何度もPRされていたから、NHK公式HPでドラマのあらましをチェックしていた。是非、観たくて放送当日の朝から録画予約していた。

 当方は、その夜翌日のシンザン記念などの勝馬投票券の予想に懸命であったが、家内は他にTV番組に見るものがないとのことで「とんび」を見ていた・・・。競馬エイトやサンスポなどのスポーツ紙、JRA-VAN NEXTのレーシングビューアなどを見ながら検討していると、「とんび」の元気の良さそうな音声が耳に入ってくる。

 それでも、馬券検討に夢中になっていた。もう少しでブログ原稿を書き上げようとしていたが、ドラマの方も面白そうで・・・録画予約しているものの、結局TVドラマを優先にしてしまった。

 いやー、実に面白いのである。古き良き昭和の時代、すべての人たちが懸命に生きていたその時代が克明に描かれている。

 当方など団塊の世代の少年期から青年期、青春を謳歌していた時代の歌が流れてくる。主人公の「ヤス」が、配送の三輪トラックを運転しながら歌っている歌謡曲、思わず懐かしさが込み上げてくる。

 また、長男誕生を喜ぶ父親の「ヤス」、その長男の名前は「旭」と命名。あの昭和30年代後半の日活映画全盛期、マイトガイ・小林旭から命名との主人公・「ヤス」の言葉に・・・当方も、あの時代小林旭派と石原裕次郎派に分かれて、少年ながら友達仲間での映画談議をしていた頃が思い起こされた。

 貧しい生活をしながらも懸命に生きることに情熱を捧げ、周りの人たちもまさにこのドラマのように全て自分のことのように心配し、泣いてくれ、笑ってくれた時代。
 それこそが、古き良き昭和の時代であった・・・。主人公・「ヤス」の広島弁の響きがいいね。

 長男・「アキラ」も生まれ仕事の懸命に打ち込む主人公・「ヤス」、ところが、あることが切っ掛けとなって妻・美佐子が亡くなる。

 男手一つで長男・「アキラ」を苦悩しながらも懸命に育てようとする「ヤス」、保育所で母親の顔が描けない「アキラ」に涙する・・・我が家。夜の海岸で和尚・海雲が「ヤス」父子に諭す話、周りの者たちもやって来て「ヤス」父子を励ます場面にも涙する・・・我が家。

 競馬予想もそっちのけで、このドラマにすっかり“のめり込んで”しまった。目頭を熱くしている家内・・・うっかり、涙を流している当方。

 泣けるね。人情の厚さと、主人公を囲む近隣の人々との熱き触れ合い・・・。これこそが、連綿としてつないできた日本人の本来の姿なのであろう。周りの気遣いとそれに受け応えることのできる器量、このドラマの中には日本人が失ってしまったすべてが詰まっており、是非とも多くの人たちに観てもらいたい秀逸のドラマである。

 あの「家政婦のミタ」というドラマ、人なのかロボットなのか分からない主人公のドラマが、毎回高視聴率であったとか・・・よく分からない世の中である。

 学もない主人公・「ヤス」、その子・「アキラ」は、野球にも勉学にも頭角を表すことから・・・周りでは「”とんび”がタカを産んだ」と。これが、タイトルとなっている直木賞作家・重松清氏の小説「とんび」が原作とのこと

 「親は子を育て、子は親を育てる」

 と、記載されている。物語も後編へと進むうちにその言葉が視聴者にも伝わってくるであろう。このようにして育った子供たちは、相手の気持ちも十分に理解できるから、悲惨な通り魔殺人鬼などにはなりえない・・・。重厚な配役陣の中、子役たちが頑張っている・・いいね。

 次週、14日土曜日の21時00分スタートの後編、忘れずに観なくてはならない秀逸のこのドラマである。

 感動をありがとう・・・。(咲・夫)



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第46回シンザン記念・・・この一頭

2012-01-08 14:41:00 | スポーツ
 今週も正月競馬のため、こちらのウインズも恐らく満員状態であろう・・・5日も人の波であったから。9日の月曜日にでも覗いてみようかな

 「5日(木)と6日(金)の2日間にわたってドバイのメイダン競馬場では騎手のシリーズ戦『2012メイダンマスターズ』が行われ、日本から参戦した池添謙一騎手は全4戦のうちの第2戦を勝つ活躍を見せ、総合88ポイントで12人中3位となった。優勝は、第3戦を勝って総合110ポイントを獲得したクレイグ・ウィリアムズ騎手だった」(出典:JRA-VAN NEXT抜粋)
 とのニュース、さすがに三冠騎手は、ノリにノってますね。早速、本日の京都2レースから騎乗する池添謙一騎手、今年も目が離せない・・・。

 さて、WIN5対象レースの最終ラウンドとなる”第46回シンザン記念”、昨年の2着馬は三冠馬、3着馬は桜花賞馬であった・・・今年もクラシック候補がいるかも。
 ここは中ほどのいい枠に入ったダイワメジャー産駒の⑨オリービンをイチオシで狙ってみたい。

 同馬の阪神競馬場でのデビュー戦は、生観戦しており単勝1.8倍の1番人気であったが、その時のパドック気配では本日の6レースに出走の⑬ラフィングインメイの方がよく見えて、同馬からウマタン折り返しを購入し的中した思い出深い競争馬でもある。

 次走の未勝利戦以降は、同馬からウマタンを購入している・・・追っかけ馬にしなくても記憶しているので大丈夫。結局は、追っかけているけど、敢えてブログにアップしていない・・・。常に好位から追走し、最後はゴール前を賑わしている同馬、本来はもっと早く500万下を卒業できただろうけど。
 これまでの5戦 2-2-1-0と着外なしの実績は心強いの一言(ひとこと)。
 
 「反応は良かった。前走が完勝だったし、今回も楽しみ」とは、小牧太騎手のコメント。また、橋口弘次郎師は、「調子落ちはないよ。追い切りも馬なりで軽快な動きだったし、体もできているからね」とのコメント・・・。

 相手筆頭は、2走前の500万下でレコードVの⑪トウケイヘイロー、33秒台の強烈な末脚も2度繰り出している。前走の朝日杯FSでは見せ場タップリの4着、着差は0秒4差と検討しており、ここは面白い存在と思われる。

 「中間も順調。折り合って決め手を生かせれば、チャンスはあると思う」と、コメントの清水久詞師。

 鞍上に3人目の外国人騎手C.ルメール騎手を確保して必勝態勢の⑦ジェンティルドンナ、前走は大外から好スタートを決めて、先団へ取り付き内に入って3、4番手から追走。4コーナーから直線に向くといつでも先頭を伺う態勢に上がって、ラチの切れ目の直線では、馬群を割って先頭に押し上げてそのまま押し切った・・・最後の脚は、さすがディープの仔。

 「順調ですよ。2戦しか走っていないので何とも言えないけど、上に行っても通用しそう」と、コメントの陣営は、昨年5着に敗れた姉・ドナウブルーの雪辱を期すとのこと。

 ディープ産駒のもう1頭の④ピュアソウル、前走はスタート後、内の中段から追走し徐々に押し上げ、最後の直線で200mを切ったあたりから、外に出して先頭に並ぶ・・・あっという間にゴールまで駆け抜けた。最終調教もいい動きであったとのこと、ここは侮れない1頭である。

 「短期放牧明けだけど、体がふっくらしていい状態で戻ってきたし、追い切りの動きもこちらが思っていた以上に良かった。重賞でもヒケは取らない」と、コメントの松田博資師。

 そのほか、筋肉質のパワフルな馬体との②タイセイシュバリエ、鞍上は年男の浜中俊騎手がうまくリードすると思われる穴馬。

 珍名で有名なシゲル軍団の⑫シゲルアセロア、枠が内の方ならさらに良かったと思われるが、芝変わりで連勝の同馬。行き脚が速いので渋太く粘ってくれないものかと密かに期待したい・・・。



予想レース


 京都 11 R ⑨ ⇔ ⑪⑦④   ⑨ ⇒ ②⑫   ウマタン8点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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今週の追っかけ馬(1月8日、9日)

2012-01-07 22:19:20 | スポーツ
 本年も「今週の追っかけ馬」と題して、ちょっと気になっている馬を追っかけて行きたいので・・・ご一読いただければ幸いです。うまくハマればいいですが、そうそういつもうまくいかないのが競馬

 ところで、本日は土曜日なのに競馬が開催されないもので、何とも不思議で奇妙な気分である。人によっては、間違ってウインズなどに自然と足が向く方もいるのではないだろうか。

 今週も正月競馬と言うこともあって、厩舎関係者も競走馬の方も順調な調整ができかねることもあるのでは・・・プロの方々にそんな危惧も不要であろうが。

 それでも穴党のファンにとっては、例年荒れ相場のレースもありうまく見極めて取り組めば思わぬ福の神に巡り合うかも知れない。年金生活の当方も小口勝負なもので、銀行レースより中穴党と言ったところか・・・。

 2011年JRA年度代表馬に三冠馬・オルフェーヴルが選出されたとの報道、同馬の今後の活躍はとてつもないものとなるであろう。

[土曜日の追っかけ馬]
京都6R ラフィングインメイが出走予定。
 新馬戦のメイクデビュー阪神で、目をつけて追っかけてきたが、500万下の特別戦3番人気で0秒7差の7着、前走は一完歩出遅れて1秒1差の8着(7番人気)と冴えない戦績に終わっている。

 今回は、陣営も矛先を変えて千八のダート戦に挑んできた。母の父・エルコンドルパサー、母の母・ファビラスラフインと超良血馬であるから、その孫となるラフィングインメイも走らないはずはないものと思っている。
 案外、目先を変えた今回の京都の軽いダートでは、いい走りを見せてくれるのではないかと・・・密かに期待。

[日曜日の追っかけ馬]
京都9R ヒストリカルが出走予定。
 カンパニーの半弟の同馬、デビュー戦は後方から追い上げての強い内容であったが、前走は、単勝2.4倍の1番人気に支持されながら、スタートのタイミングは合わなかったのか後手をふんでしまった。

 結果は、3、4コーナーから大外を押し上げて、メンバー最速34秒3の末脚を駆使するも、最後の直線の坂下でフラフラする場面もあり0秒2差届かなかった・・・残念。

 今回は、東上した福永祐一騎手に乗り替わって、腕っ節の強い安藤勝己騎手が後方一気に決めることに期待・・・。相手は、エイシングングン、カネトシアブニール、ヴァンガードあたりかと

京都11R ミキノバンジョーが出走予定。
 オープン入り後の2走前、3走前は不利を被るレース内容でチグハグなレースであった同馬、決め手のある33秒台の脚を持っているので、うまく立ち回れば重賞くらいはと思って応援している。

 この寒い時期は不得手のようであるが、体も固くならないでリラックスできるとの陣営のコメントも前回あたりあったので、このメンバーであればと思って期待したい。ただ、このコースは、内回りの直線の短いコースであるから、何とかスタートを決めて好位から追走し最後の直線で決め脚を繰り出してもらいたい。

 「使ってきているので息を整える程度の調整。前走は相手が強かった。オープン特別でスムーズに運べれば」と、コメントの大橋勇樹師。

 ドリームバレンチノ、スギノエンデバー、ベイリングボーイあたりが要注意かな・・・。

[今週の大橋厩舎]
日曜日:京都2R キングヒーロー
月曜日:京都5R サンマルクイーン、テアトゥロ、京都9R カネトシアブニール
     京都10R イセノスバル、京都11R ミキノバンジョー

 ここは、何とかオープンで勝利を上げてもらいたいミキノバンジョーに肩入れしたい。


(2011年度代表馬・オルフェーヴルの三冠確定の雄姿)

 参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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京都金杯も的中・・・

2012-01-06 22:29:22 | スポーツ
 3日の朝から風邪気味で静養をしていたが、5日は朝から体調も良くなってきた。年末に伝言のあった懇志にしている寿司屋の大将との約束もあり、お昼前に某ウインズに出撃・・・。

 予定通りお昼前に到着し、取りあえず当方のブログ推奨の京都金杯のウマタン9点を購入後、昼食の弁当を購入していると京都5レースのパドックが始まった。
 2番人気の福永祐一騎手騎乗のエックスマークがいい雰囲気で歩いており、同馬の1着固定の3レンタン20点を購入・・・結局、エックスマークは内から差し返して一端は先頭に出るも、最後は1番人気のアオドマイヤレイに再び差し返されて2着となった。3着馬を抑えていただけに・・・無念。

 2012年の初的中を逃してしまった。朝の内にPATで京都の1、2レースのウマタンを購入するも不的中で、初的中が遠のいている。

 ところが、メイクデビュー京都の6レース、パドック気配いいカナロアから、ウマタン6点購入・・・鞍上は、お気に入りの和田竜二騎手。
 1番人気のアドマイヤバラード、6番人気のハランデールもいい雰囲気なので、この2頭には折り返しで購入

 すると、最後の直線でハランデールが鋭く抜け出し、馬群を割ってカナロアが突っ込んで来た。さらに大外からアドマイヤバラードが猛然と追いこんで来たのである。1着は、6番人気のハランデールが抜け出したように思えたが、2着がカナロアのようにも見えるが、アドマイヤバラードのようにも見える。

 丁度、そのレース前に大将がやって来て、このレースを並んで観戦していた・・・。

 「6番のカナロアからウマタン折り返しの相手が1着に入ったと思われるが、2着はカナロアかね・・・」

 すると、大将が「カナロアだよ」と。ストップモーションを見るとどうやらそのようにも見える。昨年末は、これでよく泣かされたものであるから、確定ランプ点灯まで慎重である。

 何と、クビ、アタマで、「ハランデール、カナロア、アドマイヤバラード」の到達順で確定した・・・万歳、本年の初的中は、53.2倍のウマタンであった。

 その後、京都競馬を中心に二人でパドック談義をしながら馬券を購入。7レースを当方がウマレン、大将が3連複を的中。8レースは不的中。

 9レースは、手頃な頭数の中山も購入することとなった。パドックを見ると4番のセイクリットレーヴが1番よく見えると意見が一致。しかし、同馬の人気は、ブービー人気である。当方は、1番人気のモエレフルーレとのウマレンとワイド2点を購入。

 4コーナーを回るとそのブービー人気のセイクリットレーヴの脚いろがいいのである。最後の直線では、同馬とモエレフルーレ、3番人気のオメガホームランとの3頭の叩き合いとなったから驚きである。

 ゴール前では、モエレフルーレが力尽き3着。1着にはアタマ差でオメガホームラン、2着には渋太く食い下がったセイクリットレーヴ・・・ワイド的中。これが結構付くのである。大将は、3連複を的中・・・。

 当方、京都9レースの3レンタン、大将は3連複を的中となかなか調子も良くて、東西のメインレースである金杯を是が非でも的中しようと・・・懸命に研究がはじまった。なお、京都10レースは、相手筆頭のキタサンアミーゴがゲートを出た途端に躓いて鞍上の川田将雅騎手が落馬・・・悪い予感がする。すると、レースの方は、とんでもない結果に終わってしまった。

 さらに悪いことに中山の金杯では、中央再転入のアドマイヤコスモスで仕方ないだろうと、二人とも同馬を軸にウマタン、大将は3連複を購入。
 すると、3コーナー手前からアドマイヤコスモスが下がりはじめた・・・どうやら故障発生の模様。レース後「診断の結果は右第3中手骨複骨折で全治は不明」との情報、まさに“好事魔多し”である。

 京都金杯のパドック、当方イチオシのマイネルラクリマは、プラス10キロでも全く問題ない活気ある歩き・・・よし、よし、これなら大丈夫と思った。そのほか、相手に選んでいる5頭もいい感じでパドックを周回している・・・。

 大将は、10レースの万葉Sで落馬負傷の川田将雅騎手に乗り替わった福永祐一騎手が騎乗するビッグウィーク狙いとのこと。

 今回、久々のマイル戦で新たな面が出る可能性に期待らしい。む、む、ならば、同馬もマイネルラクリマの相手候補に入れておくか・・・な。

 当方、既にブログ予想のウマタン馬券を購入済であるから、マイネルラクリマから強弱をつけたウマレン6点を購入し観戦。京都9レースが終了時点で、義兄もやって来ており京都金杯は当方のブログ推奨馬券を購入したとのこと。

 京都金杯のゲートが開いて、一斉にスタートした。やはり大外からシルポートが先手を主張し、内からオオスミスパーク、外からタマモナイスプレイなどが続いた。

 イチオシのマイネルラクリマは、内枠を利して好位の5、6番手から気分よく追走している・・・いいよ。穴狙いのガンダーラ―も外から6番手、ショウリュウムーンがその直後の内から追走している。

 1番人気のサダムパテックは後方4番手から追走、その内のすぐ後ろにダノンシャークの安藤勝己騎手がサダムパテックをマークしながら追走。

 馬群は、3コーナーの坂から4コーナーへと下って行き、直線に向くと案外であるシルポートの脚が上がってしまった。何と外からガンダーラ―が上がってくる・・・ひょっとして。

 最後の直線ではブリッツェンが先頭を伺い、ガンダーラ―もこれまで・・・か。中を割ってイチオシのマイネルラクリマが一気に抜け出してきた。

 よーし、来た、来た。内からショウリュウムーンが伸びてきた・・・これはいいね。ところが、その外に大外枠のアスカトップレディがいい脚で上がって来てショウリュウムーンを交わした。

 さらにその大外からメンバー最速の34秒1の末脚を繰り出したダノンシャークがすっ飛んできて2着に上がったところがゴールであった。1着に入ったマイネルラクリマの勝ちタイムは1分32秒9(良)。

 ウマタン、ウマレンを的中である・・・まあ、いいか。義兄も的中らしい。大将は3連複のボックス馬券も持っているが、穴人気のアスカトップレディが抜けていたらしい。

 当方、2着にショウリュウムーンが、踏ん張ってくれるとさらに良かったのだけど

 なお、1番人気のサダムパテックは、道中掛かっていたように思えたが、掲示板がやっとの5着に敗退。それにしても、層の厚い明け4歳馬の1着、2着とは、今年1年4歳馬の活躍を予感するようなレースとなった・・・京都金杯。

 最終レースに手を出すも、全員ドボンであった。(笑)

 寿司屋の大将、迎えにきた息子さんと有馬記念の“ごっつい”3連複馬券を換金して帰るとのこと・・・有馬は一昨年も的中らしい。

 「また、食事に行きますよ」と、言って別れた。

 今年最初の中央競馬参戦、昨年末の中央競馬の最終レース「アンコールS」(小倉)のウマタン的中のツキが年明けのレースにつながったものと・・・酒井学騎手と「淀短距離S」に登録のサンダルフォンに感謝。

 今年最初のプラス計上と相成った。ところで、9日(月)の京都競馬「淀短距離S」にミキノバンジョーも登録しており、今度は出走可能であろう。頑張ってや(夫)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 マイネルラクリマ(松岡騎手)
 「今回勝算を持ってこの舞台に来ました。スタミナがあるので、早めのレースでよく勝ってくれました。本当はもっと早く重賞を勝ってもおかしくない馬です」

2着 ダノンシャーク(安藤勝騎手)
 「真面目すぎる馬。ゲートはあまりうまくありませんが、いい位置を取るため、馬を出して行きました。そうすると3コーナーで力んで走るようになりました。でも手応えが良かったので、サダムパテックが動くのを待って動こうと思いましたが、相手が中々動いて行きませんでした」

3着 アスカトップレディ(酒井騎手)
 「マイルは走りますね。ただ、外枠だったのでうまく壁を作ることが出来ませんでした。本当はあと一つ後ろのポジションからレースを運びたかったですね」

4着 ショウリュウムーン(小牧騎手)
 「馬を出して行って理想的なポジションからのレースが出来ましたが…3着は欲しかったですね」

5着 サダムパテック(岩田騎手)
 「ゲートはフワッと出して流して行く感じのレース。向正面では、2ハロン過ぎにグッとハミを噛んでしまいました。ただ、マイルを使い続けていけばもっと結果が出ると思います」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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第50回京都金杯・・・この一頭

2012-01-05 10:52:10 | スポーツ
 2012年の幕開けを告げる東西の金杯が開催されるが、これらのレースはJRAが「枠連、馬連、ワイド」の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払戻しするとのこと・・・2連福と呼ぶ新たな試みらしい。

 昨年末の有馬記念当日のレース以来、10日ぶりの中央競馬開催となることから、変則的な調教過程を積んで出走する各競走馬たち、寒いこの時期における好調馬を探さなくてはならない・・・。
 それでも競馬ファンにとっては、今年の初的中を狙って競馬場や各地のウインズに出向くものと思われる。

 京都競馬場の外回り芝千六コースで開催される「第50回京都金杯」、レース傾向は、最近10年間の1番人気は2勝、近5年の連対馬10頭中、9頭が過去に重賞で2着以内の実績があったとのこと・・・。

 人気の方は、3、4番人気あたりかと思われる関東からここを狙って西下してきた④マイネルラクリマをイチオシで狙ってみたい。丁度、昨日の夕方グリーンチャンネルの番組「新春BIG対談」に出演されていたマイネル・コスモ軍団の総帥・岡田繁幸氏の(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン所属馬である。

 前走、前々走とも0秒2差、0秒1差の3着と最後の末脚に見るべきものがあり、惜しい競馬が続いている同馬、また、先行して4コーナーから直線に向いて抜け出す競馬も可能であり、好枠に入った今回は狙い頃かと思われる。陣営も「具合が非常にいい」とのこと、さらに斤量の55キロは有利と思われる。

 右回り2-1-0-2、京都競馬1-0-0-0、マイル戦0-1-2-2とのこと。鞍上には、主戦の松岡正海騎手が騎乗するとのこと・・・これは心強い。

 「重賞の常連になれる馬。センスの良さが持ち味なのでコースはどこでも走れる」とは、松岡正海騎手のコメント。

 相手筆頭は、昨年のクラシック・皐月賞の2着馬であるが久々のマイル戦となる⑩サダムパテック、同馬が1番人気かと思われる。いろいろな距離を走ってきたが、千六から二千あたりが適距離と思われるので、ここは実力発揮であっさりかも・・・。

 昨年は東西リーディングで、惜敗の2位となった岩田康誠騎手もここは早々に重賞制覇で弾みをつけたいところであろう。

 「道中で少し行きたがる面があるし、ジョッキーの進言もあって今回はマイル戦へ。前走も差のない競馬だったし、瞬発力勝負になっても大丈夫」と、コメントの西園正都師。

 芝千六4-0-0-4、京都コース2-1-1-2と相性のいい⑨ショウリュムーン、昇龍とはゲンのいい名前である。今年の辰年には持って来いの同馬、ハンデも54キロと恵まれており期待も高まる・・・。

 「放牧明けになるけど、仕上りはいいし、ハンデも手頃。直線が平坦の京都も合うし、うまくためて運べれば楽しみ」と、コメントの佐々木晶三師。

 昨年の覇者⑮シルポート、トップハンデの58キロは見込まれたと思われるが、外枠に回っても先手を主張し最後の直線で渋太く粘ってくれないものか・・・。

 「年末の追い切りが上々の動きだったし、引き続きいい状態もキープしている」とは、サダムパテックと2頭出しの西園正都師のコメント。

 そのほか、京都コース2-2-1-0と好相性の⑦ダノンシャーク、今回は昇級戦となるが常に33秒台の末脚を繰り出すことができるので、好位追走から最後の直線・・・好勝負も可能かと。
 
 京都得意の⑭ガンダーラ、最終調教も動き調子もいいとのこと。時計がかかれば出番もあるとのことであるが、どこまでやってくれるものか・・・ちょっと気がかりな同馬。



予想レース


 京都 11 R ④ ⇔ ⑩⑨  ④ ⇒ ⑮⑦⑭ ⑩ ⇒ ⑨⑮  ウマタン9点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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大河ドラマ・・・平清盛

2012-01-04 22:46:00 | レビュー
 いよいよ、8日(日)からNHK大河ドラマ「平清盛」が始まる。大河ドラマも昨年が50回の節目と言うことで、篤姫に次ぐ好視聴率を狙って女性にスポットを当てた浅井家三姉妹を題材にした「江・・姫たちの戦国」が放送された。

 ところが、柳の下にドジョウを狙ったのであろうが、時代考証や配役陣にミスキャストがあったように見受けられた。何にでも口を出しすぎる主役、ハチャメチャの秀吉など幻滅することが多すぎた。

 そのためか今回は起死回生を期し、重厚なドラマづくりを狙った「平清盛」が豪華配役陣により製作され、来る8日(日)に満を持して放送される。

 栄華盛衰の平家物語となると、

  「祇園精舎の鐘の声
     諸行無常の響きあり」

 が、浮かんでくる。

 平清盛は、平家の棟梁・平忠盛の嫡子として生まれ、後に棟梁になり武士として初めての太政大臣に上り詰める。そして栄華を極めると共に清盛の死により壇の浦において滅亡して行く運命にある平家一門・・・。

 今回のドラマでは、白河法皇の御落胤(ごらくいん)として、描かれているらしい。子供時代から青年時代へ、そして亡くなるまでが鮮明に物語化されているとのこと。
 “脚本家・藤本有紀が贈るオリジナル作品”とのことであるが、余りにも歴史を逸脱しないように描かれることを望みたい。

 「今から900年前、貴族政治が混迷を極めた平安末期、
         1人の男が現われ、この国の行く先を示した」

 と、はじまる。スタートして50年目の大河51作目となる”平清盛”・・・楽しみ

 昨日、夕方にはNHK総合TV18時05分から、撮影秘話や舞台裏、出演者、ありとあらゆるスタッフのこのドラマに賭ける情熱がヒシヒシと視聴者に伝わってきた。ロケハンが平安時代の風景などを克明に映像化するために全国にロケハンし、選ばれた地においてのロケ、さらにスタジオにおける製作。
 特にスタジオでは、平安時代の公家の建物や武士の建物もより分かり易いように区別され、それを2日間程度で建てているとのこと・・・これには驚いた。

 そして庭の隅々のディテールにまで配慮され、そこまでやるのかと言ったこだわりもあるらしい。それは、あらゆるスタッフのプロ意識を垣間見ることができた。
 さらに衣装にしても主人公の汚れた着物1枚にいたるまでキチンと作り込まれている。このドラマを支えている裏方とも云えるスタッフのプロ意識と情熱も十分に伝わってくる。

 また、主人公・清盛が持っている中国式の両刃の剣(つるぎ)、若い女性の美術スタッフのデザインとか・・・自慢の一品らしい。カメラワークなども一昨年の龍馬伝、昨年末3年間放送された坂の上の雲などにも迫るものと大いに期待できる作品に出来上がっているようである。

 出演者もこれ以上ない役者陣であり、特に主役の松山ケンイチさんのギラギラした眼がいい。さすがNHK看板番組の歴史ある大河ドラマである。

 1月8日(日)、いよいよスタートする・・・63年の生涯を駆け抜けた「平清盛」

 今回は、当たりそうな予感(夫)


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