今朝、洗濯物を室内干ししながら、何の気なしにテレビをつけて『生活ほっとモーニング』を見る。番組は後に続く国会中継のため短縮になるようで、昨年9月に放映されたものの短縮編集された再放送だった。それはお料理番組だったので、斜め観る感じに丁度いいと思ったら、なんのその。5分も経たないうちに、すっかり仕事の手を止めて、画面に目も耳も、全力集中!
番組では、日本料理、イタリア料理、中華料理と専門を異にする3人のシェフたちが登場し、順番に料理を作って行く。この日のテーマは『ピリ辛料理』。中嶋貞治さん(日本料理)、落合務さん(イタリアン)、孫成順さん(中国料理)が夢の競演をしたのだった。残念ながら、今回は孫さんの調理実演はカットされていたが、単刀直入なツッコミが、中国人ならではの味を出しており、3人の中でも色濃かった。
日本料理の中嶋さんがトップバッター。たいへんお茶目なおじさまで、炒める場合、私なんかはせっせと箸を動かしてかき回してしまうが、『なすとえびのからし炒め』での茄子はあまりかきまぜないそうだ。そして、どうやらスタジオの落合さんに目配せしながら、『なにもしないのも仕事ですからね』とふたりだけに通じるギャグのように、ニヤッとつぶやくのだ。もちろんツーカーで落合さんはしっかりウケている。
ナスを炒めた後、油がたりなくなったのに気付いた中嶋さん、「あともうちょっと、油ない? え? ないの? じゃ、次の(イタリア料理に使う)オリーブオイルちょうだいよ!」 いいのか、和食にオリーブオイルって・・・!?と、人ごとながらハラハラする私。しかも次の人の調味料を気安く使っちゃうなんて・・・とどきどきしながら落合さんをみたら、彼はニコニコしていたが、「どうぞ使ってください」とは、さすがにおっしゃらなかった。
中嶋さんが、大量の粉からしをぬるま湯で練って辛子味噌をつくり、それを炒め合わせた材料に投入するのを、目を丸くしてみていたのは孫さんだ。
「辛子を鍋にいれるんですか!? 全部ですか?そんなに大量に!?」ちょっと言葉が途切れるほど、驚いてらっしゃる様子。落合さんがフォローする。
「大丈夫、熱したら辛みが飛びますから、辛みがなくなります」
しかし落合さんのいうことなど、驚愕のあまり孫さんの耳には馬耳東風だ。
「辛子を炒めるなんて、中国料理にはありませんよ。そんなことしたら、中国では笑われますよ!!」
出来上がって運ばれて来た辛子炒めを、とるものもとりあえず、といった風にそそくさと口に入れるのは、やはり孫さん。「辛くない!? これ、辛くないです!!」と大声で落合さんに驚きの報告をする。「だから辛みは熱で飛ぶんですよ!」
いやー、まさに『夢の競演』だった。まさかNHKが、こんな面白い料理番組をつくるとは。実にNHKの底力を見せつけられたかのようだ。HNK、恐るべし。伊達に受信料を徴収していない。私も、もっとしっかりNHKを試聴して、元をとらねば。
番組終了後、パソコンで検索して、レシピをプリントアウト。しっかり今晩の一品にしました、「なすとエビの辛子炒め」。H氏に試食していただいたところ、「おいしかった」とのこと。ただし「中に辛子のカタマリがあって、それが罰ゲームみたいに辛かった」とのことでした。辛子を入れてからは、よく混ぜないといけなかったのかも。
レシピはこちらからどうぞ。
番組では、日本料理、イタリア料理、中華料理と専門を異にする3人のシェフたちが登場し、順番に料理を作って行く。この日のテーマは『ピリ辛料理』。中嶋貞治さん(日本料理)、落合務さん(イタリアン)、孫成順さん(中国料理)が夢の競演をしたのだった。残念ながら、今回は孫さんの調理実演はカットされていたが、単刀直入なツッコミが、中国人ならではの味を出しており、3人の中でも色濃かった。
日本料理の中嶋さんがトップバッター。たいへんお茶目なおじさまで、炒める場合、私なんかはせっせと箸を動かしてかき回してしまうが、『なすとえびのからし炒め』での茄子はあまりかきまぜないそうだ。そして、どうやらスタジオの落合さんに目配せしながら、『なにもしないのも仕事ですからね』とふたりだけに通じるギャグのように、ニヤッとつぶやくのだ。もちろんツーカーで落合さんはしっかりウケている。
ナスを炒めた後、油がたりなくなったのに気付いた中嶋さん、「あともうちょっと、油ない? え? ないの? じゃ、次の(イタリア料理に使う)オリーブオイルちょうだいよ!」 いいのか、和食にオリーブオイルって・・・!?と、人ごとながらハラハラする私。しかも次の人の調味料を気安く使っちゃうなんて・・・とどきどきしながら落合さんをみたら、彼はニコニコしていたが、「どうぞ使ってください」とは、さすがにおっしゃらなかった。
中嶋さんが、大量の粉からしをぬるま湯で練って辛子味噌をつくり、それを炒め合わせた材料に投入するのを、目を丸くしてみていたのは孫さんだ。
「辛子を鍋にいれるんですか!? 全部ですか?そんなに大量に!?」ちょっと言葉が途切れるほど、驚いてらっしゃる様子。落合さんがフォローする。
「大丈夫、熱したら辛みが飛びますから、辛みがなくなります」
しかし落合さんのいうことなど、驚愕のあまり孫さんの耳には馬耳東風だ。
「辛子を炒めるなんて、中国料理にはありませんよ。そんなことしたら、中国では笑われますよ!!」
出来上がって運ばれて来た辛子炒めを、とるものもとりあえず、といった風にそそくさと口に入れるのは、やはり孫さん。「辛くない!? これ、辛くないです!!」と大声で落合さんに驚きの報告をする。「だから辛みは熱で飛ぶんですよ!」
いやー、まさに『夢の競演』だった。まさかNHKが、こんな面白い料理番組をつくるとは。実にNHKの底力を見せつけられたかのようだ。HNK、恐るべし。伊達に受信料を徴収していない。私も、もっとしっかりNHKを試聴して、元をとらねば。
番組終了後、パソコンで検索して、レシピをプリントアウト。しっかり今晩の一品にしました、「なすとエビの辛子炒め」。H氏に試食していただいたところ、「おいしかった」とのこと。ただし「中に辛子のカタマリがあって、それが罰ゲームみたいに辛かった」とのことでした。辛子を入れてからは、よく混ぜないといけなかったのかも。
レシピはこちらからどうぞ。