紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

大山崎の落とし穴

2009-01-17 23:00:18 | アート
 昨日、すっかり興味を持ってしまった山口晃さんについて描かれているブログや記事などをネットサーフィンしていたら、衝撃的な事実に愕然とした。

 小さな面積のミュージアムショップで絵葉書を買った。山口晃作「日本のビール アサヒスーパードライ廿周年記念 2008」というタイトルである。一応隅から隅まで展示品は観たが、この作品は無かった。ない作品を絵葉書にするなんて「ふしぎだなあ」と、ちらっと思ったけどきちんと一巡したから、安心していた。

 そうだ、私たちは山口晃さんという男を甘く見ていたのだ。あの画風や展示内容を観れば、油断のならない男であることぐらい、ハッキリわかるはずなのに。

 旧館の2階も行ったのだ。踊り場にある、おもりの付いたヒモが時計の柱に巻き付く運動を繰り返す不思議な古い時計も観たし、2階の、特定の時間に音楽が流れる時計も観た。どちらもかなりの年代物である。しかし2階まで来たにも関わらず、年代物の調度品が置かれた、デッキ付きの喫茶室には入らなかった。もちろん入るべきだったのである!

 喫茶室に「アサヒビール大山崎山荘美術館」のために描かれた、スーパードライをメインにした作品が展示してあるとは! おのおの方、油断めさるな、とこれから行かれる方々のために、注意を喚起しておきたい。喫茶室チェックをお忘れなく! 室内もかなりステキですよ。