紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

あのひとに似ている。

2009-05-25 22:30:00 | 読書
 5月22日に発売された漫画雑誌『モーニング・ツー』を、本日やっと買えた。お互いにブログをリンクしているaskaさんが、この号の付録のことを彼女のブログ「つくる。」の記事で教えてくださったのだ。

 その付録とは、袋とじの特別付録だ。

 袋とじ体験! 豊崎由美さんの書評集『そんなに読んで、どうするの?』の「某大作家先生が激怒した伝説の辛口書評を特別袋綴じ掲載 」以来の体験だ。

 今回の袋とじの中身は・・・
『謎の新人“シャイニング中村”が描く、中村光パロディ『最聖☆戦隊ホーリーメン~逆襲のマーラ~』スペシャルブックレット付き』! 

 これはもう、買うしかない!! 選択の余地なし。だって、仏陀が悟りを開くのを、ことごとく邪魔したけど、結局は失敗に終わってしまったマーラさん(=魔、もしくは悪魔。彼がやってくる事を「降魔」という)の話じゃあ、ほっとける訳、ないでしょう! そんなかわいそうなこと、できるわけないじゃないですか~(笑)

 色仕鰍ッで誘惑したり、恐ろしいものを数々見せたりしたけど、失敗に終わった「悟り阻止」。
 でも、マンガの上ではマーラさんは、誰からも顧みられないがゆえに、だれかに(特にブッダ)かまって欲しくて欲しくてしょうがないから、色気や恐武Sとは別のアングルより攻撃をかけることに作戦を変える・・・あやうし、ブッダ! (そして、あやうし、お笑いコンビ「パンチとロン毛」!)
 3巻で私は、すっかり方向転換したマーラさんがツボに入ってしまい、すっかりお気に入りのキャラになってしまったのだ。

 しかも本誌で連載されているレギュラーな『聖☆おにいさん』でも、マーラさん、ブッダからあらぬ疑いをかけられ、濡れ衣を着せられたりしてるし(笑)

 ところで私はマーラさんの、あの天涯孤独ぶりと、だれかにかまってもらえるためなら手段を選ばなさと、かまって欲しい、気にして欲しい、遊んで欲しい欲望の強さって、なんだか北朝鮮とだぶってしまってしょうがないんですよね。自分勝手な思い込みなんだけど。

 神様仏様、なんとかしてあげてくださいよ、あのひと。と、『最聖☆戦隊ホーリーメン~逆襲のマーラ~』を何回か読み終えたあと、ついそんなこと、神様仏様(イエスさま、ブッダさま)に、こぼしちゃいました。
 いや、もちろん、マーラさんの方が、よっぽどカワイイですが~。

 『最聖☆戦隊ホーリーメン~逆襲のマーラ~』は、いつものように、ページ数のわりに笑いと遊びがぎっしり。脇役の、手書き文字の一言のつぶやきの中にも、「こんなところに笑いのツボが!」と、思わぬ拾い物をするので、ぜひともしゃぶり尽くしてください!