仕事の帰り道に、途中下車して本屋さんに立ち寄る。今月発売された雑誌『件p新潮』6月号をいちはやく入手したかったからだ。
しかし残念ながら、店内には見当たらず。仕方ない、明日地元の本屋さんで探そう。
今回の特集は『〈中村好文と訪ねる〉建築家の究極のすまい フィリップ・ジョンソン邸へ行こう』。
建築関係のものなら中村好文さんのセンスが好き。昔ながらの暮らしを続ける(でも大胆な程合理的で、暮らしやすそう!)アメリカのアーミッシュのお家を紹介してくださったり、たまたま通りかかった場所(長野県だったように記憶している)で、昔の小学校の木の椅子が放置されていたので、貰って帰った、というようなところが好きなのだ。なんというか、ほっとするような感覚。それは彼が大きな建物より、基本的には「住居」というものに関心が向いていることに深く関係していると思う。
中村好文さんと銘打っていれば、中を見なくても失敗はないと信じている。でも、この特集だけじゃない。小特集にも、たいへん気になるものが。
『初めて見るのに懐かしい ヴォーリズ建築に会いに行く』。これです。
子どもたちは、そのヴォーリズ先生の奥様、一柳満喜子さんが創立した学園の同窓生&現・中学生なので、ヴォーリズ先生の住居(現在は記念館)がすぐそばにあったりもして、非常になじみ深い。
それどころか幼稚園舎と小学校の講堂(教育会館と呼ばれている)などは、まさにヴォーリズ建築だったので、現役利用させていただいていたのだ。おまけにPTAの研修などで他のヴォーリズ建築もさんざん見せていただいた。
今回の小特集のメインである神戸女学院も見学に行かせていただいたことがある。その(メンテナンスを含む)素晴らしさは、ちょっと度肝を抜かれた。お嬢様方の大学である女学院らしい繊細さ、優美さも計算されたものだったと思う。
インタビューを受けられた内田樹先生が、いかに熱弁を振るわれたかが目に浮かぶようで、微笑ましい。ヴォーリズ建築特有の「住む人に働きかける住まい」とはどういうものか、ぞんぶんに語ってくださっているのでは?と、期待してしまう。
そこに住んでこそ、使ってこそ、よさがわかる住まいなのである。そしてそこで過ごす時間が長い程、その「しかけ」や「使い勝手のよさ」や「お茶目な遊び」が判るような気がする。なにより「居心地がいい」。
内田先生のヴォーリズ建築讃歌って、実は前々から読みたかったんですよね。ブログではちょこちょこ褒めたたえられているけれど。できれば一冊まるまるっていうのを読んでみたいなぁ。
テイストとしては中村好文さんとヴォーリズ建築とは、リンクする部分があるような気がする。まず「そこに住む人間ありき」で建物について考える姿勢が。だから、この特集の組み方に、とっても拍手。
しかし残念ながら、店内には見当たらず。仕方ない、明日地元の本屋さんで探そう。
今回の特集は『〈中村好文と訪ねる〉建築家の究極のすまい フィリップ・ジョンソン邸へ行こう』。
建築関係のものなら中村好文さんのセンスが好き。昔ながらの暮らしを続ける(でも大胆な程合理的で、暮らしやすそう!)アメリカのアーミッシュのお家を紹介してくださったり、たまたま通りかかった場所(長野県だったように記憶している)で、昔の小学校の木の椅子が放置されていたので、貰って帰った、というようなところが好きなのだ。なんというか、ほっとするような感覚。それは彼が大きな建物より、基本的には「住居」というものに関心が向いていることに深く関係していると思う。
中村好文さんと銘打っていれば、中を見なくても失敗はないと信じている。でも、この特集だけじゃない。小特集にも、たいへん気になるものが。
『初めて見るのに懐かしい ヴォーリズ建築に会いに行く』。これです。
子どもたちは、そのヴォーリズ先生の奥様、一柳満喜子さんが創立した学園の同窓生&現・中学生なので、ヴォーリズ先生の住居(現在は記念館)がすぐそばにあったりもして、非常になじみ深い。
それどころか幼稚園舎と小学校の講堂(教育会館と呼ばれている)などは、まさにヴォーリズ建築だったので、現役利用させていただいていたのだ。おまけにPTAの研修などで他のヴォーリズ建築もさんざん見せていただいた。
今回の小特集のメインである神戸女学院も見学に行かせていただいたことがある。その(メンテナンスを含む)素晴らしさは、ちょっと度肝を抜かれた。お嬢様方の大学である女学院らしい繊細さ、優美さも計算されたものだったと思う。
インタビューを受けられた内田樹先生が、いかに熱弁を振るわれたかが目に浮かぶようで、微笑ましい。ヴォーリズ建築特有の「住む人に働きかける住まい」とはどういうものか、ぞんぶんに語ってくださっているのでは?と、期待してしまう。
そこに住んでこそ、使ってこそ、よさがわかる住まいなのである。そしてそこで過ごす時間が長い程、その「しかけ」や「使い勝手のよさ」や「お茶目な遊び」が判るような気がする。なにより「居心地がいい」。
内田先生のヴォーリズ建築讃歌って、実は前々から読みたかったんですよね。ブログではちょこちょこ褒めたたえられているけれど。できれば一冊まるまるっていうのを読んでみたいなぁ。
テイストとしては中村好文さんとヴォーリズ建築とは、リンクする部分があるような気がする。まず「そこに住む人間ありき」で建物について考える姿勢が。だから、この特集の組み方に、とっても拍手。