行事食

12月の授業では毎年、年末年始に
どんな料理を食べているのかを尋ねています。
なぜならばこの地域はおおみそかを年取りといって
お正月よりも豪華な料理を並べ盛大に祝う風習があるからです。
もう10年以上も聞いていますが、まだ約７割は
年取りの日にたくさんのお料理を食べているようです。
もちろん食卓に並ぶ料理は、昔と違って
オードブルが多く、なかには焼き肉を食べる人もいます。
また年取りという言葉はほとんど失われ、年越しに変わっています。
このように徐々に関東の文化に飲み込まれていくようです。
実は今年の聞き取りで、驚かされることがありました！
なんと２名の家では、年取りもお正月も
普段の料理とまったくかわらないというのです。
おせちもお雑煮も食べない彼女らにとっては
逆にお正月に何を食べるの？と首をかしげられました。
行事食、はれ食というものすらなくなってきているようです。
さて、これは珍しい柏木農業高校産のお米「つがるロマン」。
年取りとお正月、そして神事でしか
白米を食べることができなかった先人の暮らしを考えるのは、
自分たちがどこから来たのかを知る大切な学び。
これからも問いかけたいと思います。

興味津々！

昨年末、チームのメンバーと大阪にいました。
いつも面白く感じるのがエスカレーターの並び方 。
これは右側に立ち、左側を空けています。
しかし東京や東北ではこの逆。
右側を空けて急ぐ人を通します。
何度も関西に発表にきている３年生ですが
これにはなかなか慣れないと話していました。
文化の違いだと思いますが
いつもながら面白いものです！
右に立つのが自然発生的なものなのか
関東を意識したものなのか。
生まれた原因に興味津々です。