花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

理想と現実

2015年01月31日 | 研究
ここはチームの本拠地である光実験温室。
先日の朝7時30分頃に入ってみました。
すると中の気温がコンピュータによって表示されています。
なんと氷点下2.6度という驚くほど低温になっています。
この温度は冷蔵庫より低い気温です。
生きているのはサクラソウとクリスマスローズだけ!
頑張っていたネギもとうとう枯れてしまいました。
冬でも研究したいのはやまやまなんですが
加温することになり省エネが求められる今、
なかなか実行できません。
さらに最近は猛暑のため温室の気温が40℃にもなり
冷房装置がないため真夏の研究も出来ない状態です。
温暖化を乗り切る新しい農業経営者を育てようにも
環境制御できないのでなかなか難しいものがあります。
しかしいくら待っても叫んでも予算などつきません。
かといって初期のチームのように個人で捻出していたら破産します。
そこでいろいろな教育助成金に応募する研究班が
チームをはじめ全国的に増えています。
教育に雑用な費用を指導者が集めなければならない
おかしな時代になってきました。
さて今日は県南地方も大雪になりました。
温室はしばらく開かずの扉になりそうです。


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ロータス効果

2015年01月31日 | 学校
これはヨーグルトです。
でもこのふた、きれいだと思いませんか。
それもそのはず、中身がふたについていません。
つまり、もうふたを舐める必要はないのです。
これは偶然つかなかったのではなく
ある生物の形状を利用した最新技術で
つかなくしているのです。
それは植物の「ハス」の葉です!
レンコンで有名なハスですが、
葉に水を落とすとくるっと水玉になり
ぽろぽろと流れてしまうのはご存知だと思います。
理由は葉の表面の形状です。
小さなでこぼこがあるため水がはじかれ
表面張力で水滴になってしまうのです。
この現象をハスだけに「ロータス効果」といいます。
私たちの身の回りにはこのように生物をまねた
技術がたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。
さてみなさんが食べているヨールグトのふたは最新ですか?
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