花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

冬のキキョウ

2015年01月16日 | 研究
キキョウは宿根草なので露地に放り出しておいても
冬を乗り越えて翌年にちゃんと開花します。
しかしチームは加温された温室で育てています。
例年であれば冬なので地上部は枯れているのですが
今年はなんだか様子が違っています。
地上部がしっかり残っている株が多いのです。
なかでもびっくりしたのがこの株!
理化学研究所の協力でイオンビームを照射し
突然変異を誘発したものなので
普通のキキョウより葉が細長いのが特徴です。
でも見てほしいのは先端。
これは蕾ではないでしょうか。
このままいったら夏の花が真冬に咲くことになります。
暖かなところで甘やかしてしまったのが原因かもしれません。
とはいってもモノトーンの世界が広がる冬、
温室のグリーンに癒されます。
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4つの正月?

2015年01月16日 | 学校
右はコシヒカリ、左は平成18年に品種登録されたばかりの
「つぶゆき」という極小品種ですが食べたことはありますか。
今年もリンゴ、サクランボはもちろんお米も豊作になってほしいものです。
さて昨日は1月15日。小正月でした。
小正月は女正月ともいい、正月中忙しかった
ご婦人たちがのんびりお餅を食べたりして
正月を祝うもので、昔はとても大事な行事でした。
また正月(大正月)が商人や武家が盛大にお祝いしたのに対して
小正月は農村で大切にされてきました。
木の枝に餅をくっつけて飾る「繭玉」「餅花」や
当地域ならではのえんぶり、今年の作況を占う神事など
今もなお大切に伝承されています!
このように正月には大正月と小正月の2つがあるのです。
ところが青森県はもちろん全国を見ても
実際は4つの正月が存在します。
それは旧暦の正月と小正月。
地域によっては正月や小正月の行事を
旧暦で行っているところがまだまだたくさんあります。
おそらく今日の地方紙に掲載されているはずの
東通村の「餅つき踊り」は新暦の小正月で行ったもの。
来月行われる八戸市などのえんぶりは旧暦の小正月で行うもの。
いろいろあるのでわけが分からなくなってきます。
みなさんの正月行事はいつですか?
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