花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

気の早いサイネリア

2015年01月18日 | 学校
第2農場の草花温室。
現在の主役はサイネリア。
数えきれない数の鉢が並んでいます。
ほとんどが本校とこの地域の中学校などの
卒業式で使われるもので、使うのはまだ1ケ月以上も先です。
ところがこのようにほんの一部ですが
気の早いサクラソウはもう蕾をつけはじめていました。
名農の卒業式は、中学校の技術家庭科の教材として紹介されるほど
それはそれは見事な花のステージができます。
毎年見ていると当たり前のように感じてしまいますが
これはわざとサイネリアをこの時期に咲かせているからできること。
ウソだと思ったらサイネリアを露地に一晩置いてみてください。
寒さですぐ枯死してしまいます。
確かにサイネリアは冬から春に咲く植物ですが
そもそも原産地はスペインのカナリア諸島!
冬でも17℃という暖かな地域で誕生した植物なのです。
したがって厳寒のこの地で咲かせるには技術が必要なのです。
高校と中学校の卒業式の時期はかなり違います。
いつもながら両方の卒業式にあわせて開花させる
農場の先生方のプロの技には驚かされます。
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ミニドライトマト?

2015年01月18日 | 研究
色を失ったチームの温室。
しかしよく見るとモノクロームの世界の中で
赤や黄色の鮮やかな色を発見しました。
これは秋まで栽培していたマイクロトマト。
名農祭の後、温室に放置され
すっかり枯れてしましました。
もちろん小豆大の小さな果実も
まもなくドライトマトになるところです。
ところが色はこのとおり褪せません。
ドライトマトは生の2倍もビタミンCがあるといいます!
干しぶどうより小さなドライトマトにも
何か新しい使い道があるかもしれません。
こんなたわいのないことが
チーム得意の商品開発のアイデアにつながります。

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