花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)と名久井農業高校?

2016年08月10日 | 学校
科学の祭典に出展したチームフローラフォトニクス。
1日目は3年生、2日目は2年生が担当しました。
みんな今年のチームTシャツを着て暑いなか、頑張りました!
すると自分の出身中学校の理科部の生徒や理科の先生に
度々遭遇した2年生が面白いことをいいました。
「どうして理科の先生方がたくさん集まる祭典に農業高校の先生も来ているの?」
確かにいつも畑で農作物について教えているので不思議に感じるようです。
そこで種明かしをしました。
実は農業を教えている先生の多くが理科の教員免許も持っているのです。
なぜなら農業で扱うものは生物を中心とした理科の内容。
動植物の生理生態はもちろん、遺伝についても教えます。
理科の先生と違うところは、教室で知識を教えるだけでなく、
実際に圃場で大切な農業技術として現場で使わせるところ。
会場に来ていた農業の先生方が実は中学校や普通高校で
理科を指導できることを知った名農生はあらためて驚いていました。
名農には生物系に特化しているとはいえ、農業の教員が13名もいます。
生徒に対する割合は間違いなくSSHを凌ぎます。
名久井農業高校が科学の祭典に出展すること、
SSHに負けずに研究活動で成果をあげているのは
何も不思議なことではないのです。
チームはこの春7回目の卒業生をだしました。
この間、筑波大学2名、弘前大学1名、東京農大1名、日大1名、酪学大1名など
たくさんの農学、環境系の大学に進学者が誕生しました。
生物や環境、食品系の研究をして大学に進学したい人は
ぜひ農業高校も選択肢の一つに考えてはいかがですか?

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