花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FLORA2025年問題

2025年01月05日 | 環境システム科
3年生である7名の2代目FLORA HUNTERSは
長年のFLORAの流儀にならって1人1研究で活動してきました。
スピード研究がお得意のFLORAですが、形になるのはいつも2年目。
やはり1年以上はかかります。そしてやっと手にした成果を元に
コンクールに応募し、外部の専門家に評価してもらっています。
途上国の農業や環境問題の解決に貢献するという
農業クラブでは評価してもらえない研究ばかりの現在のFLORA。
コンクールがなかったら、おそらく続けられなかったかもしれません。
さて7連装のリボルバーのFLORA。彼らが最後の大会で放ったのは2つの研究。
そのひとつがこの「SDGsお伽草子」。内容は海藻を使うブルーカーボンならぬ
淡水水草を用いてCO2を吸収するフレッシュウォーターカーボンという
新しい取り組みでした。その副産物が刈り取った水草で作る液肥です。
かつての日本文化である「里海」を途上国に普及させようという壮大なテーマで
まだ目指すゴールの半分ほどの道のりしか歩んでいませんが
それでも高く評価していただいています。
嬉しいことにこの研究で環境省から来年度、北海道で行う研修に招待されています。
しかしメンバーはみんな3年生。まもなく卒業です。
きっと手伝った後輩たちが参加すると思いますが、2年生は3名だけ。
戦力ダウンは避けられません。3発打ったら弾切れとなるリボルバーだけで、
どのように活動を継続できるか。FLORAの2025年問題です。

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