花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

次いってみよう

2025年01月18日 | 環境システム科
今年で12回目となるビジネスプランの全国大会が始まりました。
全国5100の中から残ったBEST10チームだけあって皆さん気合いが入っています。
FLORAはかつて記念すべき第1回大会である2014年と
2017年の2回最終審査に残った経験があります。したがって今回は7年ぶりとなります。
感じたことは昔と違って、かなり完成度が高いこと。
単なるアイデアだけではなく、実際にもう試験的にビジネスを始めているものや
商品開発で特許取得したり、取得中というのも珍しくありません。
久しぶりに出場しましたが、ずいぶん変わったように感じました。
しかし変わらないのが会場の雰囲気。
東大にあるこのホールはご覧のように、とてもきれいです。
また椅子は一般のホールと違い固定されていません。
キャスター付きの椅子です。これなら会場のレイアウトを自由に変えられ
時には全部とって広いホールにもなります。
ステージで発表しているのはFLORA HUNTERSの3人組。
きっと気分良く発表できたのではないでしょうか。
結果は優秀賞。残念ながら上位入賞とはなりませんでした。
想定していなかったのは彼らの顔。結果発表後、まったく笑顔がなく暗い顔です。
これは今まで本気で練習してきた証拠。悔しいのです。
昔の名農生は中途半端にしか練習していないので、
入賞することもありませんが、負けて悔しがることもありませんでした。
そこで名農生を本気にさせるために結成したのがTEAM FLORA PHOTONICS。
誰にも頼れない「一人一研究」、原稿のない「ポスターセッション」を取り入れたのは
これが理由です。今回は彼らの願った結果にはなりませんでしたが
嬉しい?「悔しい顔」を見ることができました。次いってみよう!
コメント

新聞が出迎え

2025年01月18日 | 学校
ビジネスプランの大会直後の2年生。
がっかりしていましたが、駆けつけてくれた
青森県の新聞社の取材を受けています。
奨学金返済が大変な何万人もの学生と
高齢化と人手不足に陥っている農家の問題点を逆手にとって
毎月農家から届く食材の代わりに夏休みなどに4日間農園を援農するプラン。
企業などど連携しながら商品開発などを行なっている他の学校と違い、
実績のない妄想だけのプランのため、関係者の声だけは頂いていますが、
具体的な検証は無理。そこがウィークポイントでした。
しかし、このプランにたどり着いたのは、正真正銘メンバーの実体験からです。
調査では本校の進学者も半数以上が奨学金の給付に応募し
その額も借入最高額を希望するといいます。
来年進学を検討している2年生も進学希望者なので
数ヶ月後には給付を希望することになります。
したがって将来の返済については他人事ではありません。
また1年を通して毎週、地域農家でお手伝いをしているメンバーもいて
農家の人手不足と廃棄農産物の問題を目の当たりにしていました。
これらの体験が自然に結びついたのがこのプランでした。
前日ひいた「おみくじ」のように上位入賞は逃しましたが、
将来を考えることができたのは貴重な経験です。
大会翌日の昼には八戸に戻ってきたFLORA HUNTERS。
到着した駅のコンビニには、彼らの努力とアイデアを讃えた記事を
掲載した新聞が並んでいました。
コメント