花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

モデルケース

2014年05月16日 | 研究
いよいよサクラソウの人工授粉がはじまりました。
種差海岸という大きいスケールで考えれば
変異も数種類あり、長花柱花も短花柱花も存在するため
多様性を維持するには十分な潜在能力を持ち合わせています。
しかし授粉者(ポリネーター)が不足しているため
種子繁殖ができず絶滅への危険性は解消できないのが現状。
それを打開するにため、自生地内の異なる群落を使って
人工授粉を行う取組みが始まったのです!
いくら自生地で採種して苗を育てても、持ち込むことができない国立公園。
チームが取り組むこの積極的な保全活動は
国立公園内の遺伝子多様性を図るモデルケースとなるはずです。
明日は名農が震災時から続けている
岩手県山田町での花植えボランティアが行われます。
本校から今年もたくさんの生徒が参加する予定です。


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