花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

氷都

2020年01月08日 | 学校
今年は例年になく雪が早かった南部町。
かなり積もるのかと心配しましたが、落ち着くところは平年並み。
アメダスで現在の積雪は約4cmしかありません。
今年は雪が少ないという青森市内の積雪量は22cmですから、
それに比べると雪がないといっても過言ではありません。
青森県には中央に八甲田連峰があります。
雪を降らす湿った雲は寒気とともに日本海側からやってきますが
雪雲はこの八甲田に止められ、大量の雪を降らせます。
同じ日本海側でも津軽平野にある町よりも
八甲田の麓にある青森市の積雪が多いのはこれが理由です。
そんなこともあって八甲田を越えて太平洋側にやってくるのは冷たい風だけ。
南部町など県南の雪が少ないのも頷けます。
しかしこの風がむちゃくちゃ冷たいのです。
したがってこちらの冬道は圧雪ではなくアイスバーン。
スリップ事故が多発する原因です。
このように八甲田連峰があるため同じ県でも
日本海側と太平洋側では正反対なのです。
そこで太平洋側では冬でも雪が少ないのを利用して、
温室やビニールハウスなど冬季間の農業が推奨されています。
そのため冬や春先が出荷のピークを迎えるイチゴは南部町のお隣、八戸市が産地です。
さてその八戸市で1月下旬から2月上旬にかけて
第75回の冬の国体が久しぶりに開催されます。
昨年、氷都といわれる八戸市には巨大な屋内スケート場が完成し、
すでに全日本の大会が開催され、準備万端なようです。
また名久井農業高校のある南部町にあるアイスアリーナでも
アイスホッケーが開催される予定です。
さらに八戸駅西口前には国体には間に合いませんが
まもなく民間のこれまた巨大な新しいスケート場がオープンします。
このように太平洋側では少ない雪と寒さを利用した取り組みが行われています。

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