花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

72,000分の40

2025年02月03日 | 研究
こちらは農業クラブのFFJ検定上級にチャレンジ中の2年生。
今週末が検定日なので、筆記試験や面接対策などをしています。
そんな忙しい2年生ですが、先日新聞社の取材を受けました。
それが日本学生科学賞の全国審査での入選。
日本で最も歴史と権威のある大会でFLORAと同じように受賞した人は
全国の中学生から20名、高校生から20名の40名だけ。
今年の応募数はなんと72,000作品といいますから、とんでもない倍率です。
先月行われたビジネスプランの5,000分の10も驚きましたが
さらに記録更新となりました。
研究したのは2年生の紅一点。笑顔で新聞社の取材を受けました。
しかし運悪く検定があり、秋篠宮殿下ご臨席で
日本未来科学館で行われた全国40名の表彰式に出席できず
とても残念な思いをしました。しかし一生懸命に取り組む2年生たち。
女神FLORAは、きっと別の晴れ舞台を用意してくれるはずだと
信じて、春からも頑張ろうと誓っていました。
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お試しサイズ

2025年02月03日 | 環境システム科
2009年に結成したTEAM FLORA PHOTONICS。
植物と光の関係を探る目的で、その頃あまり取り組んでいる人がいなかった
LEDを使った草花の栽培に挑んでいました。
そのため温室には無数のLED。今も赤や青、紫外線などのLEDが眠っています。
それもすべて波長がわかるライト。当時1個1万円以上もするものばかりです。
そんなことでよく同じ名農の研究班からLEDを貸して欲しいとの依頼を受けたものです。
しかし2014年から環境システム科に移籍。この学科は水耕栽培の技術と生産物の販売、
さらに生産に伴う配管や電気などを学ぶ全国でも珍しい学習が特徴。
農業、工業、商業に対応できる幅広さが魅力の新学科です。
そのため今度は水耕栽培装置がどんどん増えていきます。
誰でも使える小型の水耕栽培装置は、毎年のように新型が登場します。
したがって今は、一般的な水耕栽培装置から養液を噴霧するエアロポニックスのように
いろいろなタイプの装置が取り揃えている見本市のようです。
昨年話題になった節水型ミスト栽培装置は、他の装置と同じように見えますが
こんなにさまざまな装置を使ってきたFLORAだからこそ、
それぞれの欠点を改良して生み出したものでした。
さてここにあるのは最も小型の装置。とはいっても、ただの穴の空いた容器。
栽培するにはエアレーションなどの付属品をつけなければいけません。
実はこの小さな装置、FLORAは思いついたアイデアを試す時によく使います。
なぜなら、いきなり大きな装置でトライして失敗したら被害は甚大だから。
つまりアイデアのお試し装置で、今年も2年生が使いました。
またJr.にもよく使ってもらいました。
来年はどんなアイデアで誰が使うのでしょう。楽しみです。
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