花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

神様お願い

2024年04月17日 | 環境システム科
TEAM JAPANを牽引する2人。
この日も温室で生育調査を行っていました。
そんなFLORA HUNTERSたちにTV取材の依頼が来ています。
ひとつは東京、もうひとつは地元の放送局です。
年度始めなので学校は組織作りや健診のラッシュ。
その合間を見つけて来週、一気に対応することになりました。
もちろんメディアが取材したいのは彼らが活動しているところ。
しかし水質分析の日は撮影こそできますが、時間がかかる予定なので
インタビューなどに答えている余裕はありません。
そこで2年生の課題研究の際、3年生を公欠にしてもらい
なんとか対応する計画を立てています。
幸いTシャツはその時までには届く予定。
温室は暑いので初めての取材で初披露できるかもしれません。
ただこの2人が気にしているのは野菜の生育。
ミストの発生回数を減らしているので、もし暑過ぎたら萎れてしまうからです。
2代目FLORA HUNTERSにとっては初めての全国放送です。
せっかくならメンバー同様、野菜も元気に育っているところを見てもらいたい。
女神FLORAにお願いしたいと思います。
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お試し実験

2024年04月17日 | 研究
これはある2年生メンバーの水耕栽培実験。
彼らは先輩と組んだTEAM JAPANでありながら
自分の新しい研究にも取り組んでいるのです。
なぜならTEAM JAPANの活動だけに集中していたら
国際大会が終わったら何にも残っていません。
つまりFLORAお得意の波状攻撃ができなくなるのです。 
とはいってもこれは先輩も取り組んでいない初めての研究なので
失敗する可能性が極めて高いことが予想されています。
確かデスノートにはドクロマークが最大の3つもついていました。
でもそこはチャレンジ精神いっぱいの彼。果敢に挑戦しました。
そこでまずは、お試しとして大規模ではなく
小さな栽培装置7つで行っています。
面白いのは育てている野菜。
一般的なレタスと一緒に植えられているのはハクサイです。
それも小さな装置でも栽培できるミニハクサイをチョイスしています。
なぜレタスとハクサイか?理由は後日ご紹介しますが
この組み合わせじゃないとだめなのだそうです。
期待しています。
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前略おふくろ様

2024年04月17日 | 学校
入学式からもうすぐ2週間。
ピカピカの1年生も少し学校生活に慣れてきました。
先日は部活動や委員会の組織会が行われ
本日は生徒会や農業クラブの総会が行われます。
名農は農業高校なので、学校をあげての苗販売や農産物販売、
農作業支援活動や緑化活動など人と自然に触れ合う
独特のイベントがいっぱいあるようで、とても楽しみにしています。
高校時代はあっという間に過ぎるものだそうです。
もじもじしないで積極的に取り組み、
南部町での3年間をみんなで満喫したいものです。
名農のある南部町は今、桜が満開。
さらに梅の花も僕らの活躍を期待しているかのように
濃いピンクの花を風に揺らしています。
前略おふくろ様、俺は皆に愛されてます。
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能力解放

2024年04月16日 | 研究
4月2日にミスト装置への植え付けを行ったTEAM JAPAN。
しかし想像以上に今年の温室は暑く、
かなり過酷な環境であることがわかりました。
こんな環境なら、まだ湿気中根のない植えたばかりの苗は1時間で萎れます。
そこで最初の10日ぐらいはミストを切らさず連続噴霧。
とにかく湿気中根の発生を促しました。
これが現在のレタスの根。右はControlの水耕栽培ですが
左のミスト栽培では細かい湿気中根が出てきました。
ここまでControlは装置からの蒸発もあり、2L以上も養液を補充。
しかしミスト栽培はほとんど減っていません。
またControlに出遅れた生育も今は完全に追いつきました。
まるでターボエンジン。ガンガン成長しています。
まさに節水型ミスト栽培の能力解放です。
さてTEAM JAPANは今週中頃から新しいステージに入ります。
それがミストの噴霧間隔を空けること。
連続から1日48回、つまり1日12時間噴霧と
24回、つまり1日6時間に変更する予定です。
でももし萎れてしまいそうな時は日中は常時噴霧で乗り越え
夜間の回数を減らして対応しようとTEAM JAPANは考えています。
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ワクワク、ズキズキ

2024年04月16日 | 研究
TEAM JAPANは3年生7人、2年生3人の10人組。
全員で節水型ミスト栽培の生育調査や水質分析を行っています。
この成果を世界で発表できるアタック隊に選ばれたのはこの2人。
そこで放課後、居残りをしてみんなが測定したデータを分析しています。
この日はControl区のレタスとスイスチャードが吸収した
肥料成分量を求めています。
でも簡単な数学なので、楽しんで計算しているようです。
すると2つとも吸収量はほぼ同量。
葉菜類なのでそんなに差が見られませんでした。
次に測定予定はControlのインゲン。
そしていよいよミスト栽培区も登場してきます。
気になるのはやはりミスト栽培区。
昨年の結果同様、Control区の養液は1週間で1Lも減少しますが
ミスト栽培区はほとんど減っていません。
いったい養分はどれぐらい変化しているのでしょうか。
ワクワク、ズキズキ。興味津々の2人は今週も計算を続けます。
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