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このまえ描いた絵(※1)を着色しようとしたら挫折した・・・。
さすがに産業用の簡易CADでしかないVISIOで色塗りまでやるのはムリがあったようだ。
これはそもそも
「VISIOで描くほうが悪い」
とか言われそうだし、無論それはごもっともなことだ。
とはいえ、わざわさVISIOで描きはじめたのには紆余曲折がある。
すこし前にまでさかのぼろう。
かつて、ふとイラストを描いてみようかと思った。
わたしとしては初の試みである。
なんか描くなんぞ中学の美術の授業以降だから、か~なり久々なことになる。
(まあ、工業用の製図とかはおいといて・・・)
そのときは、ついでだからPCで描いてみようかと思った。
そこでwebをウロウロし、マンガイラストの描き方を解説してあるいくつかのサイトを眺めてみた。
しかし!
わたしの当ては見事に外れる。
ほとんどのサイトにでこう解説されていた。
『まず鉛筆で描いた絵をスキャナで取り込みます』
ちょっとまった!
その元ネタの鉛筆で描いた絵が描けねえから困ってるんじゃねえかよ!!
・・・ということで、当初の目論見は早々に敗北した。
さてどうするか?
鉛筆で描くしかないか・・・。
それだとPC上では描けないよな。
ではスキャナかタッチペンのタブレットでも買うか・・・。
とはいっても、元のイラストが描けない以上、それ買ってもムダだよな。
とりあえずお絵かきソフトだけでも入手するか・・・。
どのソフトがマンガイラストに向いてるのかも解らんしな。
ほとんど使わずに投げてしまいそうなもんに金かけて買ってくるのもムダだよな。
とりあえず持ってるもんで描いてみるか・・・。
Windows付属のペイントだと、マウスがブレたのがそのまま伝わるし、これじゃそうそうマトモに描けねえな、こりゃ。
既に八方ふさがりになりつつあった。
しかし、まだ手段は残されていた。
自在曲線ツールがあり後で座標修正できるタイプの産業用のCADならば多分描ける。
該当するソフトで手持ちであるのはVISIO2000だけだ。
ということで、VISIOでマンガイラストを描いてみるという、世にも奇妙な方法を選択することとなったわけだ。
さて、何とかVISIOで少しはイラストが描けることはわかった。
あんまりマシなもんじゃないが、とりあえずblogにのせてみようかというものができた。
しかし、自在曲線ツールで線を描いているだけだと色が塗られていない。
いちおうVISIOにも色を塗る機能はついている。
しかし、ないよりマシだからガマンしろと言わんばかりの体たらくでしかない。
ムリヤリ色塗りやってみたが、早々に挫折してしまった。
しかたがない。
VISIOとはおさらば。
いままでVISIOで描いていた手前、自在曲線ツールのような後で座標修正する機能を駆使して描けるもんでないと困る。
それに、どれくらい使うかどうかもわからんので、カネかかる市販ソフトだとちょっとイヤ。
ということで、その条件で漁っているとIncscapeというフリーソフトにたどり着いた。
他のイラスト用ツールはどうなんか知らんが、こいつにはベジエ曲線なるツールが用意されている。
こいつで曲線を書こうとすると、マウスで途中何箇所かの座標やその座標の微分値などを指定することで描けるようになっている。
そのうえ、VISIOとほぼ同機能のフリーハンド線というのも用意されている。
ベジエ曲線もフリーハンド線も、もちろん書いたあとでの座標修正も可能だ。
これなら使えそうだ。
VISIOで描くというムダなスキルをそのまま流用できそうだ。
ということで、このたびIncscapeに乗り換えようかという次第である。
Incscapeの第1作目が上のあずささんなわけだ。
とりあえず影やグラデーションつけとけば少しはそれっぽくなるのはわかった。
とはいえ、色塗りは色塗りでかなりの熟練技能を要するのも身にしみて良くわかった。
現状は線で描くだけでもままならんのだが、色塗りでまともに見れるくらいになるレベルは遥か彼方に位置する。
ツールを使いこなせる腕前があるかどうかは別にして、なんとか色がつくところまで完結して描けるような環境にはなったわけだが・・・、わたしはさらに泥沼化する先の見えない深淵へと向かおうとしているのだろうか・・・?
追伸:
なぜ貧乳派がデカチチを描いたのかというツッコミはナシの方向で(笑)。
【※1 このまえ描いた絵】
神や女神が降りてくるとか
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091030