教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

筋肉の制御モデル

2012-07-14 00:06:23 | 科学
弟夫婦のところで子供が生まれたというので、これまで何度か行ってきたのだが。

これがなかなか興味深い。
何がって、赤ちゃんが筋肉の制御を高度化していくところが、自動制御理論的に非常に興味深いのだ。



最初。
単に筋肉をONするかOFFするかだけのON-OFF制御。
たとえば、手をにぎるか、ぷらんとしていて力が入っていないか、その違い。

電子回路でいうと、マイコンの外pinにつながっているLEDをONするかOFFするかだけ制御しているようなものだろうか。



つぎ。
1アクションづつ意識が指令を出さなくてもやりたいことができるように、ON-OFF制御をマクロ化して制御。
たとえば、はいはい。
右手と左足を出したら、つぎは左手と右手を出す、その一連の動作を1命令で実行できるように脳が進化する。

マイコンでいうと、アセンブラで命令をそのつど1個づつ送っていたものが、関数を作って一連の動作を自動実行できるようになったようなものだろうか。



そのつぎ。
筋肉のアナログ制御。
たとえば、積み木を破壊せずにいちばん上のものを取るというような動作。
これはON-OFF制御するのではなく微妙なサジかげんで腕の筋肉を動かさなければ実現できない。
このまえ行ったときは生後7ヶ月だったのだが、これをやろうとしてどうしても失敗する。

マイコンでいうと、マイコンのDACペリフェラルが1bitだったものが、どんどん多bit化していってヌルヌル動くようになっていくようなものだろうか。



これは、人間は訓練すればより高度な制御ができるようになるということの実証例だろう。
人間は、CPUの処理能力は生まれ持って決まっていると思われるが、そのCPUをどこまで使い倒せるかは個人の努力次第で果てしなく差がでる。
どんなに高速なCPUを持っていても、アセンブラのプログラミングマニュアルを見ながら1行づつ実行していったのでは宝の持ち腐れだということだ。

人間ができあがる過程を観察すると案外おもしろい。
筋肉の制御モデルだけでも大変興味をひく。

だからといって我が家にもそれが1台ほしいかというと、それはそれで別問題だが。
いやむしろメンテナンスが大変だからいらんな。