教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

沖電気株を買うチャンス?

2012-08-10 00:02:33 | 経済/経済/社会
何十年も前の話だが・・・
沖電気、NEC、富士通、かつてこれらはいい勝負していた時期もあるらしい。

そのうちNECと富士通は、民生品の家電に大きく舵を切ったことで電電公社依存体質から脱却し、そこから会社の規模を劇的に大きくした、ようだ。

ところが沖電気は、NECと富士通ほどは民生に力を入れている様子はない。

世間では、その違いをもって会社の規模を大きくするチャンスを逃した沖電気の失敗と評している、フシがある。

しかし!

昨今の(NECと富士通をふくめた)民生品の家電重視のメーカーの酷さを見たらどうだろうか?

実は沖電気は意図せずして失敗を免れた可能性があるという気がしてきた。



沖電気は家電にはハナから力を入れていない。
パソコンは遥か彼方の大昔に撤退した。
汎用の半導体も早々と撤退した。

これらの撤退が早かったのは、NECや富士通に比べて事業規模が小さく資金力に劣るためだと思われるが、結果論からいえば見切り千両の英断に見えてしまいそうだからフシギなものだ。
大手家電メーカーはリーマンショック直後の安値を軽々と下回っていて奈落の底に落下中(重電シフトした企業を除く)だが、沖電気だけはそうはなってはいない事実が市場の評価である。

沖電気がそこまで悪くない理由は、
上記理由によるネガティブ要因がないことによるものが支配的なのか、
本業の競争力がNECや富士通より強いというポジティブ要因によるもののほうが勝っているからなのか、
そこまではまだわたしにはよくわからない。



ところが!



OKI株が一時ストップ安、監理銘柄指定で投資判断停止も-東京市場
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M8GQFP07SXKX01.html

> OKIは8日、スペイン子会社での売上債権過大計上により連結で80億円程度の損失リスクが生じたと発表。

> 東証の規定では、新たな期限である9月14日までに報告書を提出できなければOKI株は上場廃止となる。



それも海外子会社の不正会計によるものだという可能性が出てきた。

それは去年1年の利益をまるごと吹きとばすほどの額になりうる。
とはいってもオリンパスほど大きく自己資本を食いつぶすわけではない。

だが。
沖電気は上場廃止になるかもしれん。

上場廃止になる会社というのはだいたい倒産したか倒産しかかりの会社で、そんなものの株を大金はたいて買うもんじゃないが、存続可能な企業が超割安で叩き売られるなら十分チャンスになりうると思われる。

ただし。
買ったら最後、二度と換金できないかもしれないけどね。