日本国債は安全なのか、はたまた危険なのか?
この議論は常に行われている。
・・・のに、実に不毛な議論でもある。
例えていうなら、キノコたけのこ論争くらい不毛だと言っていい。
なぜか?
自国通貨建て国債なら、日本に限らずジンバブエだろうがどんな国だろうが普通はデフォルトしない。
その例外は外貨建て国債で、米ドル建てで発行したアルゼンチン国債や、事実上は外貨であるユーロ建てで発行したギリシャ国債、こういうものはデフォルトする。
ところがどっこい。
韓国をはじめいくつかの国では、なぜか自国通貨建てではなく米ドル建てで国債を発行することがある。
これはどうよ?
個人的には、多額の米ドル建ての国債を発行する国はかなりキナ臭い印象がある。
「この先、外貨の支払いに困りそうだから、今のうちにドルを調達しておきましょう」
そう言っているように聞こえるからだ。
はたして市場はどうな反応するのだろうか?
米ドル建てでは韓国の国債よりもサムソンの社債のほうが利回りが低いらしい。
経済学の教科書からすればありえない現象なのだが、何とまあフシギな国だと思うところだ。
では、韓国は何と言っているのか?
「かつての通貨危機のときと違って、わが国は外貨準備高がたくさんあるから今度は大丈夫だ!」
常にそういっている。
そして
「借金大国の日本とは違うんだよ!」
というのが常にセットになってね(笑)。
こういう大本営発表を聞いて、あなたはどう思われるか?
だいたい、
「俺様は大丈夫だ!」
と自分で言っているヤツがいちばん危ない。
なぜなら、大丈夫なヤツは自分自身がそう語る必要もなく市場から大丈夫だという評価を得ているからだ。
たとえばスイスやドイツを見てみればいい。
ちなみにわたしなら、これを聞いて
「トラストミー」
を思い出す。
ほら、どんだけ危険かおわかりいただけただろうか(笑)。
ってか、日本はどうなんだ?
わたしが知る限り、日本国政府も日銀も
「俺様は大丈夫だ!」
とは言わない。
いやむしろ
「俺たちはヤバいんだ! そのうち破綻するかもしれないんだ!」
と、積極的に自分で危機をあおっている。
にもかかわらず、今のところ危機が訪れかけてるのではないかと推測できるような傾向は全くない。
(わたしは円相場が円高を保ち続けるかという点については長期的には否定的に見ているが、国債相場が壊滅的に暴落するとは長期的にも思っていない)
さて。
話を韓国にもどす。
韓国は大丈夫なのか?
韓国側の大本営発表では、その根拠として外貨準備高を引用している。
たしか25兆円くらい積んでいたような。
しかしその内訳は、半分くらいはファニーメイ債だったりCDOだったりABSだったりするんじゃないかと疑われている。
ようするにだ、今すぐファニーメイ債を1兆円分換金したいといって、それをいったい誰が引き受けるんだという話だ。
(日本国債なら1兆円分換金しても相場はピクリとも動かんかもしれん)
だったら安全なのか?
韓国政府は、だから安全だと吹聴している。
にもかかわらずだな・・・。
韓国はその発表をした後になって、日本や中国とそれぞれ5兆円くらいの通貨スワップを締結している。
ほらやっぱり安全じゃない(笑)。
最近は韓国があんまりフザけたことをするので日韓通貨スワップ協定はもうやめようぜという議論が日本で起こっている。
中韓通貨スワップ協定もこれはこれで問題で、ジャイアン国家中国は本当に必要になったときには必ず足元を見てくるはずだから、その枠を使うのは簡単ではないはずだ。
ちなみに米韓通貨スワップ協定は期限が切れてそのまま失効した。
韓国は見かけの上では外貨は35兆円くらい調達できるかもしれない。
しかしその実態は10兆円少々しか防戦に当てられる銭は無い可能性がある。
それがどう効いてくるかというと・・・
ウォン建て韓国国債は額面どおり戻ってくるだろうが運が悪ければ円換算では半額になる可能性があり、
ドル建てなら元本割れは大丈夫かと思いきやむしろそっちのほうがデフォルトの心配をしなければならず、
特に相手が日本人の場合には困ったら償還拒否なんてこともガチでやるんじゃないかという危険まで伴うが今の政情である。
(わたしはこの償還拒否は非常に大きなリスクだと思っていて、韓国に投資したくない理由の一番はわたしがネトウヨであるというイデオロギー的な理由よりも前にまずこれである)
まとめるとだな・・・
韓国は自分で「俺は大丈夫だ!」と言っている。
日本は自分で「俺はヤバいんだ!」と言っている。
つまり、どっちがヤバいのかはその発言から明らかだということで。
この議論は常に行われている。
・・・のに、実に不毛な議論でもある。
例えていうなら、キノコたけのこ論争くらい不毛だと言っていい。
なぜか?
自国通貨建て国債なら、日本に限らずジンバブエだろうがどんな国だろうが普通はデフォルトしない。
その例外は外貨建て国債で、米ドル建てで発行したアルゼンチン国債や、事実上は外貨であるユーロ建てで発行したギリシャ国債、こういうものはデフォルトする。
ところがどっこい。
韓国をはじめいくつかの国では、なぜか自国通貨建てではなく米ドル建てで国債を発行することがある。
これはどうよ?
個人的には、多額の米ドル建ての国債を発行する国はかなりキナ臭い印象がある。
「この先、外貨の支払いに困りそうだから、今のうちにドルを調達しておきましょう」
そう言っているように聞こえるからだ。
はたして市場はどうな反応するのだろうか?
米ドル建てでは韓国の国債よりもサムソンの社債のほうが利回りが低いらしい。
経済学の教科書からすればありえない現象なのだが、何とまあフシギな国だと思うところだ。
では、韓国は何と言っているのか?
「かつての通貨危機のときと違って、わが国は外貨準備高がたくさんあるから今度は大丈夫だ!」
常にそういっている。
そして
「借金大国の日本とは違うんだよ!」
というのが常にセットになってね(笑)。
こういう大本営発表を聞いて、あなたはどう思われるか?
だいたい、
「俺様は大丈夫だ!」
と自分で言っているヤツがいちばん危ない。
なぜなら、大丈夫なヤツは自分自身がそう語る必要もなく市場から大丈夫だという評価を得ているからだ。
たとえばスイスやドイツを見てみればいい。
ちなみにわたしなら、これを聞いて
「トラストミー」
を思い出す。
ほら、どんだけ危険かおわかりいただけただろうか(笑)。
ってか、日本はどうなんだ?
わたしが知る限り、日本国政府も日銀も
「俺様は大丈夫だ!」
とは言わない。
いやむしろ
「俺たちはヤバいんだ! そのうち破綻するかもしれないんだ!」
と、積極的に自分で危機をあおっている。
にもかかわらず、今のところ危機が訪れかけてるのではないかと推測できるような傾向は全くない。
(わたしは円相場が円高を保ち続けるかという点については長期的には否定的に見ているが、国債相場が壊滅的に暴落するとは長期的にも思っていない)
さて。
話を韓国にもどす。
韓国は大丈夫なのか?
韓国側の大本営発表では、その根拠として外貨準備高を引用している。
たしか25兆円くらい積んでいたような。
しかしその内訳は、半分くらいはファニーメイ債だったりCDOだったりABSだったりするんじゃないかと疑われている。
ようするにだ、今すぐファニーメイ債を1兆円分換金したいといって、それをいったい誰が引き受けるんだという話だ。
(日本国債なら1兆円分換金しても相場はピクリとも動かんかもしれん)
だったら安全なのか?
韓国政府は、だから安全だと吹聴している。
にもかかわらずだな・・・。
韓国はその発表をした後になって、日本や中国とそれぞれ5兆円くらいの通貨スワップを締結している。
ほらやっぱり安全じゃない(笑)。
最近は韓国があんまりフザけたことをするので日韓通貨スワップ協定はもうやめようぜという議論が日本で起こっている。
中韓通貨スワップ協定もこれはこれで問題で、ジャイアン国家中国は本当に必要になったときには必ず足元を見てくるはずだから、その枠を使うのは簡単ではないはずだ。
ちなみに米韓通貨スワップ協定は期限が切れてそのまま失効した。
韓国は見かけの上では外貨は35兆円くらい調達できるかもしれない。
しかしその実態は10兆円少々しか防戦に当てられる銭は無い可能性がある。
それがどう効いてくるかというと・・・
ウォン建て韓国国債は額面どおり戻ってくるだろうが運が悪ければ円換算では半額になる可能性があり、
ドル建てなら元本割れは大丈夫かと思いきやむしろそっちのほうがデフォルトの心配をしなければならず、
特に相手が日本人の場合には困ったら償還拒否なんてこともガチでやるんじゃないかという危険まで伴うが今の政情である。
(わたしはこの償還拒否は非常に大きなリスクだと思っていて、韓国に投資したくない理由の一番はわたしがネトウヨであるというイデオロギー的な理由よりも前にまずこれである)
まとめるとだな・・・
韓国は自分で「俺は大丈夫だ!」と言っている。
日本は自分で「俺はヤバいんだ!」と言っている。
つまり、どっちがヤバいのかはその発言から明らかだということで。