ベコの下田散歩もいよいよ最終回。
石廊崎から下田市街に戻ってきました。
出発の時間までペリーロードをぶらぶらお散歩しましょう。
ベコ 「ごきげんようだべこ!」
まずはペリーさんにご挨拶。
そして、このペリーさんが歩いたのがペリーロード。
川岸に石畳と柳並木が続く印象的な小道です。
初夏の日差しに心地よい風が吹き抜けてます。
そして、通りに並ぶのは伊豆石などを用いた古民家。
味わいのある町並みが楽しめるのです。
オープンレストランも気持ち良さそう。
おー、こちらは見るからに古そうな建物です。
通りにはガス灯も設置されてます。
このガス灯は本当のガス灯なのだとか。
お、趣のある古民家がありました。
よく見るとこの建物はカフェらしいですな。
ちょっと、ここでひと息つきましょうか。
店内に入ってみるとこんな感じ。
なるほど、いい雰囲気ですね。
ちなみに注文したのはチーズケーキのコーヒーセット。
超巨大なコーヒーカップが印象的でした。
さて、一服したら再びお散歩です。
石畳の小道を歩くと異国情緒満点。
観光客ものんびり散策中。
といいながら、ペリーロードはここまで。
意外とあっという間に歩き終えるお散歩路でした。
ペリーロードの終点はこちらの了仙寺。
ペリーと明治政府が交渉したお寺として有名です。
歴史的なお寺ですが、境内はちょうどアメリカンジャスミンが満開でした。
美しく咲く花に参拝客の皆さんも大満足。
ちなみに、了仙寺の境内には黒船ミュージアムがあります。
残念ながら撮影禁止でしたが、こちらも一見の価値ありです。
さあ、今回の下田散歩はこれでおしまい!
下田の海を中心に気持ちのいい休日を過ごすことができました。
機会があればまた訪れたいものですね。
ベコもお疲れ様でした!
終わり
<ベコたびinformation>
ペリーロード
黒船来航で有名なペリー提督が歩いた石畳の道。下田港から了仙寺まで数百メートル続く川沿いの小道です。日米間の条約交渉の舞台となった了仙寺まで歩いたそうです。
川の両側には柳並木が続き、ナマコ壁や伊豆石などの古い建物と相まって、風情の感じられる一角。並びの建物はカフェやレストラン、ショップなどで、味わいのある店舗を構えてました。
今回、立ち寄ったのは古民家を利用したカフェのひとつ。和風の内装と装飾が特徴で印象的なお店でしたが、このペリーロード自体はもともと花街だったのだとか。
道沿いに立つガス灯はレトロな雰囲気を醸し出してますが、以前は電灯だったものをわざわざガス灯に変更したそうです。夜になるとガス灯に照らされた小道も風情がありそうで、気になるところ。
なお、ペリーロード自体はそれほど長くないため、歩き始めるとあっという間に終わります。雰囲気の良さに気持ち良く歩いていると、あ、もう終わりか〜と残念な感じもしますのでご注意を。
了仙寺と黒船ミュージアム
日米和親条約によって下田と函館の港が開港したのち、付属条約の交渉の舞台となったのが了仙寺。境内にはアメリカンジャスミンが咲き誇り、華やかな雰囲気を醸し出していました。
了仙寺の創建は江戸時代初期。かつて徳川家康が眼を患ったときに、身延山久遠寺の日朝上人に願掛けをして回復したため、建立を認められたお寺なのだとか。
実際に建立されたのは家光の時代らしいのですが、こうした経緯もあって三つ葉葵の御紋が使われる珍しいお寺なのだそうです。
なお、了仙寺の敷地内にある黒船ミュージアムでは、黒船来航から下田開港、そしてペリー提督の来日など、開国前後の資料類が展示されてます。
当時の社会や風俗、世相を表す資料も興味深く、3,000点に及ぶコレクションを所蔵する博物館。思わず見入ってしまう展示物もあり、ぜひ立ち寄られることをおすすめします。