Always Autumn

Letter from Perth

西オーストラリア州民の選択

2009-05-18 01:30:30 | この国とかパースのお話
今日の記事は日本のお友達にはあんまし関係ないお話です…
                         皆…寝てても良いですよ

     〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇×〇


ここ、西オーストラリア州の“Daylight Saving”(夏時間)
まだ3年間のお試し期間中。

この2年間は夏時間で夏を過ごし、次でその3回目になりますが

その先をどうするか、という住民投票(Referendum)
一昨日(5月16日)に行われました。

つまりは住民の多数決ですが、この結果に決定権があります

オーストラリアでは国や州規模の投票は、義務

投票をしないと手紙が来てしまい、行かなかった理由を書いて
返信しないと罰金(20ドル)が取られます。

さて、この州では基本的には夏時間を導入しないで来ましたが

いつも夏時間を行う東側の州と歩を合わせようとか

夜が長くて良いじゃないか、という

都市部の賛成派住民と議員さんに押されて
とりあえず3年間、やってみようということになったわけです。

過去35年間に回、州民はこのことで
YESかNOの選択を迫られましたが

YES派は全戦全敗でした


この先、夏時間を続けるか否か。

賛成派は回目の挑戦となりましたが

軍配は―――

NO 55.5%
YES 45.5%

―――というわけで夏時間は非続行に決定しました。

都市部(パース市内)がほぼ五分五分だったのに反して

農業地域ではなんと84%の人がNO
鉱山地域の人は67%の人がNO

やはり時間を不自然に操作すると、酪農や農作業に
大きく支障をきたすものと思われ

広大な農業地域を有するこの州は
やっぱりわが道を行く、スタイルを取らざるを得ないかと。

ちなみに私は、夏の間に夕焼けの写真を撮りやすかったので
夏時間があってもなくてもどっちでも良い派だったのですが

シフト制仕事をしているRさんは
夜が長いと寝る時間の調整に難しいという理由で、反対派でした。

賛成派の意見と言っても

「夜遅くまでパブで飲める」とか
「犬の散歩に楽」とかなんで…。

ちょっと説得力に欠けたかもしれません

やがて10年後か15年後、次世代の賛成派が浮上し
たびこの投票が行われることでしょうね


でも今度の夏で、パースの夏時間はとりあえず最後。


ここ2年ほど、夏時間だった間は
夕食を食べてからでも夕焼け見物に間にあったけど

これからは写真を撮るのに
ちょっと時間を工夫しないとだめだな~。


思い出に、この夏に撮った夕焼けをアップします

gooホームのお友達には
すでにお披露目した物ばかりで、申し訳ない

クリックすると大きなサイズになります     タブン・・・
                       
ちょっと…多かったかな



     上の4枚は、同じ通り


           
           
          バス停です
           

以下の3枚は4月の空ですが、すでに
秋の空模様。
  



たまに出た夏の話で、写真を眺めていたら
あんなに暑い暑いと文句を言っていた夏なのに
何だか懐かしくなりました

最近のパースは朝晩冷えています
やっぱり…暑くもなく寒くもなくが良いなぁ


これから寒くなるから
あのインフルエンザ予防にも気合を入れないと…

皆さんも、お気をつけてお過ごしくださいね































Comments (6)
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