昨日の日曜日はお社中の初釜があった。
先生のお宅で、お正月に社中一同に会し、ご挨拶をする行事。
お茶事形式で、濃茶で新年のご挨拶→薄茶→点心という風に進んだ。
軸の言葉は「歩々是道場」、一歩出たところはすべて道場であるという意味で、鵬雲斎大宗匠のお筆。
#今年の目標にすべきと思えるような言葉に出会った。
すっかり写真を取り忘れてしまったが、床の間には「結び柳」と「蓬莱飾り」のおめでたい飾りがしてあり、もう一度お正月気分というか、清々しい気持ちになった。
お茶杓の銘も「清友」(池田瓢阿作)だった。
濃茶の主菓子は「花びら餅」(虎屋製)をいただいた。
前日から準備した点心は、竹のお弁当箱に入れて。
鯛の昆布〆、数の子、柿なます、黒豆、たたきごぼう、菜の花、生麩の煮物、蕪と蓮根入り鶏肉団子の煮物、サーモンの押し寿司、しょうがの漬物
お雑煮は京都風の白味噌仕立て。
鶴に見立てた三角の大根、亀に見立てた六角形の人参、セリ、ゆずが入っていた。
残念ながら丸餅が手に入らなかったそうで、お餅は関東風の四角いものになった。
前日準備では、久しぶりにお稽古場の台所に立ち、先生のご指導を受けながらとっても勉強になった。
懐石料理のため(マクロの料理法は一旦忘れ)、野菜は皮をむき、繊細に形を整えていった。
お料理には使われない部分も多く、もったいないという気持ちになるが、これも勉強の一環。
#家庭料理ではない料理は習ったことがないので。。
で、あまった蕪と蕪の葉は軽く塩をして浅漬け(これはマクロ風)にし、お昼の一品となり、みんなで美味しくいただいた。