1月6日は 母を歯科に連れていき、
待ち時間に 私はカーブスで体を動かしました。
「お正月明けに来いと言われた」と、母は言うのですが、
それは、私と相談した内容だったような・・・。
診察券の予約欄が白紙で、歯科に電話を入れたら
11月の最後の予約日に受診していないと、教えてくれました。
その日、私は仕事だったので、
母はタクシーで行くつもりだったのでしょう。
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どれかを忘れたんだと思います。
迎えに行くと、歯科医さんが玄関まで出て来られて
11月に義歯を渡したけれども、
「無い・知らん」とおっしゃるので
同じ物を、今日も作りましたという報告と、
いったん治療が始まったら、もったいないから途中で休まないで という、お願いでした。
そのことを母に伝えると
「 これは使えんと 先生が義歯を棄てておきながら
自分がそのことを忘れて、何でも年寄りが忘れたことにする 」 と怒りました。
「それは、どうも お気の毒さまでしたね 」と さっと流して
実家の洗面台を探してみたところ、やはり
新しいピンクのケースの中に義歯らしいものを発見したんですが
これはまあ、なかったことにしましょう。
ところで、
このブログを訪問くださるあなたの元に
お約束のクリスマスプレゼントをお届けしましたが
気に入っていただけたでしょうか?
「え? そんな話は、知らない、聞いていない、届いていない!
でも、きっと私は対象外なんだろう」
という感覚が 認知症の感覚らしくて・・・
わからない内容を 脳は理屈を作って正当化するそうです。
体感なさってみていかがでしたか。
ある夏 認知症の講演会を拝聴したら、講師が
「お話に入る前に 皆さんにお知らせがあります。
入場券を確認した時 係りの者がお渡しした青か黄色の
アイスクリーム・ドリンク券の再発行はできませんので、ご了承ください」と
アナウンスすると、会場は
「私はもらった記憶がない」と、ザワザワしました。
講師が「 はい。 実は、そういう券は 一切お配りしておりません。」と 種明かしをなさいました。
( 私もクリスマスプレゼントをお届けしていませんので、ご安心??ください。 )
<忘れる>という言葉を使う時、その後には記憶を思い出すことが前提ですが
記憶がない場合、それは<初めから無かった>ことになる というのが、よくわかりました。
ガミガミと説明し、事実を理解してもらったら
私の不安はいくぶん緩和できますが
周囲の人から、( 母にとっては理不尽に )叱られて
母の自尊心は傷つき、抑うつ気分になりかねません。
それは健康に良くないですもんね。
本人も、覚えられないので気にしています。
気持ちよく暮らせることを 優先します
いずれ娘の私も同じ道を たどりますので。