笑顔浴

優しい時間

夢だと自覚

2016年12月07日 | Weblog

 

さっきまで うとうとと夢を見ていた・・・

 

知らない町の中を一人で歩きまわって、疲労してる。

閉店まじかの和食のお店にすべり込んだ。

だだっ広い室内に 机といすが並んでいた。

「どうすればいいですか?」と女性に声をかけると

「どこにでも座って、自由に食べて」とおっしゃるので

点在しているお膳を眺めて、壁際の隅っこに座る。

いつから置かれているのか、冷たい料理

それにメニュウが一種類なんだ

 

間もなく

親しい感じのする、誰だかはっきりしない男性が

前の席に座ってモーレツに話しかけてくる。

私は、それを圧倒されて ただただ聞く。

彼が食事を終える頃

ふと気が付くと、

隣で小太りの男性がむしゃむしゃ食べてる。

「あなたが、私の食事を食べたの?ひどい!」

「お膳の前に座ったからといって、アンタの食事という訳じゃない」

「普通は、座った席に置かれたお膳を食べるでしょう」

「僕が座った席には無かった。アンタの前には在った」

「そんな!」

・・・これは夢?

・・・これ以上、問答してても仕方がない、早く起きよう。

と、目覚めた。

 

夢の中で、夢を夢と自覚した体験は初めてなので

メモっておきます。

私は、日頃まったく夢を見ないか、見ても長く覚えていないから

<夢分析>ができると思えなかったけど

語れる経験ができてよかったです。

 

ああ、それにしても腹が立つ。

怒りは、食べられなかったことよりも、他者に奪われたことに反応している。

相手を攻撃して、取り戻したい欲求が湧く。

私の野性的本能が興奮する。

交感神経が活動し始めて

これは、1~2歳児抗争レベルだなあ。

とはいえ、既に胃袋の中。

取り戻せない憤りをどう処理すればいいの?

「あの料理は不衛生で、口にしなくてよかったよ」

「仏様が見ておられ、気持ちよく譲れば ご褒美をくださるかもしれない」

「次回、真に大事な物を奪われない、きっかけにしよう」

「悪い事があれば、次には良い事が起きる それが人生」

よしよし、怒るな、怒るな。 

 

「今度は私も他人から奪ってやる」

と言う人は、私の周囲の人は言いそうもないけど

平和な世の中と、秩序を失った社会とでは、

常識が変わって当然だよね。

せめて、食事は行き渡りますように。

世界中の内戦が 速く終結すればいいのに。

 


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忘れん坊母

2016年12月02日 | Weblog

 

これは、共依存かもしれない。

親しければ親しいほど、私の心配はかなり手ごわい。

 

母が夜の8時にゴミ出しに行くという。

これまで私がゴミを持ち帰ったり

一緒に歩いて往復したりしてきたが

この日は「一人で大丈夫!」とやる気満々なので、実家を後にした。

本当に大丈夫なのか??

12月に入ると夜は寒い。真っ暗な道路の横断は危なくないか。

心配で、結局 こっそり実家付近に戻った。

母は、左右を確認して道路を渡ろうとしていた。

キャリーの これでもかと巻きつけた反射板が輝いている。

ウォーキングしていた見知らぬご婦人にいただいたという小さなLEDライトも揺れている。

無事にゴミを捨て、実家に入ったのを見届けて 安心して帰る。

できてるじゃん!

 

母が飲食店で財布の入った手提げをよく忘れて来るので

「私が財布を持ってるから、手ぶらでおいで」と言った。

それからは

「お母ちゃんは何も持っていかんでいいね」と、先に言うようになった。

伝票やレシートや、掴んだ物を落とすので、

「私が代金を支払ってくるから、ここで待っていて」と言った。

そののち母は、代金を支払うことを忘れたかに見える。

 

「私がしないと、母には無理だ」と考えて、

暗示をかけた母もその気になって

できることまで奪ってはいないかと 反省した。

今では

代金は用意しても、レジで母に支払ってもらう。

ATMで記帳をする時、先ずは自分でやってもらう。

料理を一緒に作る時、一品は作ってもらう。

何もできないと決めつけないで、

ためしにしてもらうと できることの多さに驚く。

小さな成功体験を通じて、自信を維持してもらえば

笑顔を失わずにすむ。

 

カウンセラーとしても、相談者の可能性を狭くしないように

過保護にならぬよう 心がけなくてはと思う。

そのためには、相手を信じる力と、勇気を持つことだ。

 

 


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