さっきまで うとうとと夢を見ていた・・・
知らない町の中を一人で歩きまわって、疲労してる。
閉店まじかの和食のお店にすべり込んだ。
だだっ広い室内に 机といすが並んでいた。
「どうすればいいですか?」と女性に声をかけると
「どこにでも座って、自由に食べて」とおっしゃるので
点在しているお膳を眺めて、壁際の隅っこに座る。
いつから置かれているのか、冷たい料理
それにメニュウが一種類なんだ
間もなく
親しい感じのする、誰だかはっきりしない男性が
前の席に座ってモーレツに話しかけてくる。
私は、それを圧倒されて ただただ聞く。
彼が食事を終える頃
ふと気が付くと、
隣で小太りの男性がむしゃむしゃ食べてる。
「あなたが、私の食事を食べたの?ひどい!」
「お膳の前に座ったからといって、アンタの食事という訳じゃない」
「普通は、座った席に置かれたお膳を食べるでしょう」
「僕が座った席には無かった。アンタの前には在った」
「そんな!」
・・・これは夢?
・・・これ以上、問答してても仕方がない、早く起きよう。
と、目覚めた。
夢の中で、夢を夢と自覚した体験は初めてなので
メモっておきます。
私は、日頃まったく夢を見ないか、見ても長く覚えていないから
<夢分析>ができると思えなかったけど
語れる経験ができてよかったです。
ああ、それにしても腹が立つ。
怒りは、食べられなかったことよりも、他者に奪われたことに反応している。
相手を攻撃して、取り戻したい欲求が湧く。
私の野性的本能が興奮する。
交感神経が活動し始めて
これは、1~2歳児抗争レベルだなあ。
とはいえ、既に胃袋の中。
取り戻せない憤りをどう処理すればいいの?
「あの料理は不衛生で、口にしなくてよかったよ」
「仏様が見ておられ、気持ちよく譲れば ご褒美をくださるかもしれない」
「次回、真に大事な物を奪われない、きっかけにしよう」
「悪い事があれば、次には良い事が起きる それが人生」
よしよし、怒るな、怒るな。
「今度は私も他人から奪ってやる」
と言う人は、私の周囲の人は言いそうもないけど
平和な世の中と、秩序を失った社会とでは、
常識が変わって当然だよね。
せめて、食事は行き渡りますように。
世界中の内戦が 速く終結すればいいのに。