今年は、のらりくらりと寄り道しながら
ポクポク進むつもりでいましたのに
すでに1週目から、パカパカ早足になっております。
ドドド~と一心不乱に疾走する日もいいけれど、
たまに でありますように! と願います。
昨年になりますが、12月26日にIPCCのシンポジウムを拝聴しました。
あん・まくどなるど先生(上智大学地球環境学)
小松利光先生(九州大学大学院工学研究院)
杉浦俊彦先生(農研機構果樹研究所研究員)
石樽亜紀子先生(気象予報士)
司会はフリーアナウンサーの山口容子さんでした。
IPCC:気候変動に関する政府間パネル(委員)は、
今年3月に日本で初めてIPCC第38回総会を開催する予定で、
横浜に是非おいでくださいと呼びかけておられました。
地球温暖化防止政策に科学的基礎を与えるIPCCは
数年ごとに評価報告書を発行しているそうです。
気候変動による影響・適応・脆弱性について、最新の知見を教えていただきました。
私が未体験ゆえに、想像すると不安や心配ばかりが高まりました。
知らない世界は、怖い世界、悪い事しか起きない世界と
根拠もなく私の遺伝子が叫んでおります。
とはいえ、多くのピンチをチャンスに変えて、子孫を残してきた人類です、
きっと、叡智を集めて方法を見つけることでしょう。
くしくも、猛暑に強い稲を3年前から改良してきたが、
味も良いので、今年から変更するというローカルニュースが昨日放送されました。
10年ほど前には、熱帯・亜熱帯の感染症や病気について
薬剤師は勉強しておけと聞きました。
暑い地域での研究は、都会に比べるとかなり遅れていると聞いたので、
学会誌に載っていない未知のウイルスや病気も温暖化と共にやってくるのでしょうね。
未知の病気で、たぶん、命を落とす人と、生き延びる人が現れるだろうと想像します。
人類の一部の人間さえ自然環境に適応すれば良いと神様は考えられておられるのでしょう、
そのための私たちの遺伝子の多様さは、危機的状況で、その意義を発します。
現在の環境下では眠っている身体能力
あるいは、今は変な奴と排除されている人
生活環境のベースが変わると、
思いもかけない適応力を発揮するかもしれません。
その人たちが子孫を残せば、人類は絶滅せずにすみそうです
ああ、なんだか、話が果てしなく大きくなりました。
私が興味深かったこと。
シンポジウムの内容というより、個人的な発言でしたが
温暖化は人間の経済・暮らしと連動していることや
氷河が解けた結果、微生物が発するガスが CO2より注目を浴びてるという
環境の連鎖もあって、思い通りに管理できない。つまり、
将来の気候変動は、私たちの想定内に収まるとは考えにくい。
そうすると、防災のための建築物は大自然の変化の前に中途半端であります。
何m防波堤を高くすれば安全かの問いに100%の正解が出せないし
費やす大金もないのであれば、
いっそ流されること、壊されること、失うことを前提として
災害を考えてはいかがかという考え方で
①予防活動 (土木工事&リーダー育成)
②自然災害が起きる
③被災者がすぐに新しい家や家財を購入できる現金を政府が与える。
①の被災時のリーダー養成と③の生き残った被災者支援に予算を増やせということです。
なるほどなあと共感しました。
温度差があるところに、風が生まれるそうです。
昨年は、強い風に吹かれて、バランスを失う事が数回ありました。
今年は適応できるように、経験から学んで注意します。