土曜日は、交流分析の講演会に参加してきました。
「ユーモアは教養である」というお話が特に心に響きました。
国際線の乗務員だった下平先生の経験談で・・
「袋に入ったバターロールがお皿の手前で床に落ち、転げてしまった時、
日本人のお客様は、この人 どうするのかなと黙ってじーと見る。
それを拾って、まさか私のお皿には置かないでしょうね、という視線ですから
床に落ちたパンを最後まで拾わないで置いておくのがポイント。
アメリカのお客様のお世話をしていたときも、機体が揺れて転げたパン。
周辺の人が「Ohー」と注目し、「なんて元気なパンなんだ!」と笑う。
「僕にそのパンをくれるかい、疲れているので、元気になれそうだ」
拾って手渡すと、ムシャムシャ食べてくれる方がいた」
申し訳ないと思いながら、気持ちがあたたかくなったそうです。
どちらの場に居合わせたいかといえば、明るい人のそばで笑い声の中がいい。
ミスをした人も周囲の人も包みこんでしまうユーモアの達人は、リフレーミングの達人といえます。
「・・・にもかかわらず、状況を楽しむ」ことが上手にできると、
たくさんの人々の人生を豊かにし、そして、私の今日の一日も楽しくなるはずです。
「もっと早く、連絡を入れたら、Nさんのお見舞いに行けたのに」と想うと
悔しくて、悔しくて、寂しくて、たまらなくなるのですが、
お別れをしていないことで、これからもずっと元気なままの姿を思い出せます。
Nさんの得意だったチョコレートケーキを、今度は私が焼いてみます
部屋中いっぱいのキャンドルパーティも、どうぞ一緒に楽しんでください。
「大阪の親戚の家に、急に、引っ越しなさった」と思うことにしましょう。
自然に疎遠になってゆく、たくさんの懐かしい人々の一人として・・・