私は、集合住宅に住んでいます
去年は廊下で歓声とサッカーボールを蹴る音が
今年は、ひもの付いたテニスボールを打つ音が
ツインガラスの防音窓を閉めてカーテンをしても室内に入ってきます。
音楽を聴いたり、テレビを見て、音を紛らわせますが
仕事に集中できない時に イライラします。
そもそも私の集中が足りないから、気が散るのでしょう。
お隣に住んでいる少年は、中学1年生か小学生で
すれ違ったら挨拶する程度です、
「やめて欲しい」と言うと傷付けちゃうかもと心配したり
お隣同士で嫌われたくないと思ったり
そのうち公園に行くのではないかと期待したり。
しかし、
黙って居るのは、それでいいよ認めてる の意思表示でもあるし
これ以上我慢すると、怒りとなって
彼を憎み始める可能性もあるぞ と思い直し
ダメ元で話してみるかと窓を開けました。
「こんにちは」
「・・・・・」(びっくりしてみてる)
「あと、どのくらい続けるの?」
「・・・・」(困惑した様子でみてる)
「窓を閉めてても、その音が部屋の中に入ってくるので 困ってるの」
「やめた方がいいですか」
「そうしてくれたら、嬉しいで~す」
「はい、やめます」
と言って、ドアの中へ・・・それ以来、静寂が続いています。
交渉するときは、常に 相手に断わられることを前提にして 提案は3つ以上用意します
相手に何かをさせるというよりは、私が働く内容がよいそうです。
例えば・・・
①「やめたくない」と主張する場合→「今夜、もう一度話しに参ります」と訪問を提案する。
②無視される場合→日を変えて何度でもお願いし、最後日に「管理組合に相談していいですか」と提案する。
③暴力や嫌がらせを受ける場合→「怖ろしい~」と怯えて、「証拠写真や録音を集めて警察に相談します」と提案する。
(めんどくさい奴だと、やめていただけるかも)
反省点:アサーショントレーニングの練習が足りないことを実感しました。
実施できなかったこと。
① 事実の導入 ちょっとした会話
「今、遊んでるの」とか「練習しているの」等の声掛け
「だんだん 涼しくなりましたね」
② お詫びとお願い
「せっかく楽しそうな時に ごめんなさい」
「廊下では、やめていただけないでしょうか、お願いします」
③ 感謝の言葉
「どうもありがとうございます」
昨日、エレベータで少年のお父さんとご一緒しました
「先日は息子が申し訳ありません、 私からも叱っておきました。
これからも悪いことしたら注意してやってください。」
と明るく声をかけてくださいました。
「礼儀正しい、息子さんでした」と伝えて
「私が中断させてしまい、彼は気にしていませんか?」に対しては
「大丈夫です。少しは気にするくらいの方がいいんですが」 と聞いてほっとしました。
私も彼も自由に生きる権利を持っている。
駄目で元々、すぐには解決するはずがない と考えれば
思い通りにならない結果も 「まあ、こんなもんか」と思えるし
1回で解決すると、なんとありがたい!と感謝できます。
私も他者の注意や苦情に対して誠実に対応しなくては
相手に我慢をさせていないか、配慮しなくてはいけません。