私の同年代の人達にとっては、懐かしいフレーズです。
1970年代後半の頃から、毎日、日本船舶振興会のCMで、
笹川良一氏が子供たちと「一日一善」の掛け声をする様子や
社会奉仕活動の模様が紹介されました。
一日一善!
「善」は見返りを求めないで、奉仕すること。
私の行う「善」は、微々たるもので、はかない行為ですが
私達が行う「善」は、今よりも地域を住みやすくすると
自然に信じていました。
私は医療職にすすんだので、
スポーツや文化、福祉その他の分野の笹川氏の貢献には疎いのですが
慈善事業の規模の巨額さに、ただ者でない存在感を今でも感じます。
WHOの天然痘根絶事業に、民間団体としては世界一の資金協力をしたそうだとか
(財)笹川記念保健協力財団を作って、各国のハンセン病院を慰問して回ったそうだとか
ハンセン病のワクチン改良のために、自らワクチン接種の第一号被験者になったと知り、
誰もができることではないぞと、敬愛しています。
笹川氏の「一日一善!」をTV画面から浴びて大きくなった
50代60代の大人に受け継がれているのを感じて
嬉しくなる日が、多々あります。
おじさんや、おばさんは 優しい人がいっぱいです。