菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

マイルドセブンの丘-その2

2010年02月28日 | Weblog
 
雨の中での東京マラソンを横目に、先ほど美瑛に戻って参りました。
予報では天候は回復に向かうということでしたが、午前中一杯は降り止まず肌寒い1日となってしまいました。
午後羽田に着いた頃ようやく陽が射し始めましたが、今日のレース参加者は雨と寒さに泣かされたと思います。

美瑛は美瑛でどうでしょう。
この雪解け状態はすでに3月下旬頃の佇まい。
上京しているこの4~5日で一気に変わってしまい、今期はもう厳冬期の雪景色は撮れないかも知れません。

このところしつこいようですが、今回もたばこマイルドセブンの話題です。
当時ここの地主さんが手に入れたものらしく、退色しないようにとラミネート加工の依頼を受けた時の写真です。(少しクオリティは悪いですが・・)
これはまぎれもないマイルドセブンのたばこの包装紙で、元祖マイルドセブンの丘のカラ松林だとわかります。(元祖あるいはそうでないか、写真家仲間ではこのように呼び合っています・・)
カラ松の生長は早いほうなのですが、当時とほとんど変わっていないのが不思議なくらいです。
今では喫煙者はまるで悪のような存在になっていますがそれは別として、これらの絵柄で再度マイルドセブンを売り出してくれれば、また美瑛ブームに拍車がかかるかも知れませんね。

ケンとメリーの木

2010年02月27日 | Weblog
 
先日、ちょうど気温が上がり始めた頃上京し、まだ東京にいます。
ここ2~3日は春の陽気でコートいらず、美瑛も10度近くまで上がったようです。
このまま春になるということはおそらく無いでしょうが、確実に春は近づいて来ていますね。

前回はマイルドセブンの丘の情報提供があったのですがもう一件。
ケンとメリーの木の話題もいただいています。
このポプラの名前の由来は皆さんすでにご存じでしょうが、実際のコマーシャル映像(1976年制作)はそれほど見ていないと思いますので、是非YouTubeでご覧下さい。
また、以前撮影依頼がありお邪魔したことがあるのですが、ペンション「ケンとメリー」のオーナーはその名の通り大のスカイラインファン。
当時コマーシャルで使用された同型のスカイラインはもちろんのこと、実際に使用されたポスターなどケンとメリーのスカイライングッズなど沢山お持ちです。
このペンションに宿泊すれば、スカイラインコレクションを見ることが出来ると思いますよ。

YouTube、15作「地図のない旅編」
「甦るスカイライン神話6」

懐かしいと思われた方は
こちらもどうぞ「甦るスカイライン神話」
<情報提供 名古屋市 I.Iさん>

マイルドセブン

2010年02月25日 | Weblog
 
昨日「マイルドセブンの丘」の事を書いたのですが、熱狂的な(?)美瑛ファンの方から、何とコマーシャル写真データを送ってきていただきました。
氏は名古屋在住ということですが、25年ほど前から美瑛に撮影に来られていたという超ベテラン。
このブログを見て、以前から所蔵してあったグラフィックデザイン関連の本を探し出しコマーシャルの一部を送ってくれたものです。
しかし、見事なシチュエーションですね。
風景のすばらしさが際立っており、現代でも全く見劣りしない端正で且つ気品あるデザインになっていると思います。
このカラ松林はやはり美馬牛峠近くにある丘の一角にあったもので、この写真右側の丘にはこれまた30本ほど整然と並んだ木立の並木があり夕日の絶好のポイントになっていました。
その延長線上丘一つ隔てて「パフィーの木」があり、こちらは今でも残っています。
この丘の上の木立群が今でも残っていたとしたら、おそらく日本一の撮影メッカになっていたのではないかと思います。
名古屋市のIさん、情報提供ありがとうございました。
Iさんからは「ケンとメリーの木」の話題もいただいておりますし、私も元祖マイルドセブンの丘のカットもあったと思いますので、何れご案内したいと思っております。

<情報提供 名古屋市 I.Iさん>
(この写真は著作権者に無許可でブログ公開しています。何らかの権利を侵害しているおそれがあるかもしれませんが、場所等の話題提供ということでご容赦を。また侵害している場合はすぐに削除します。)


マイルドセブンの丘

2010年02月24日 | Weblog
 
「マイルドセブンの丘」というと、近年では2日前にアップしたカラ松林を指していますが、実はこちらが正解。
たばこ(マイルドセブン)のコマーシャルで使用されたカットは2枚で、この場所ともう一枚は故・前田先生の写真で有名な一条に並ぶカラ松の写真。
そのカラ松というのは実は美瑛ではなく、上富良野町の美馬牛峠付近にあったカラ松林だったと記憶しています。
(残念ながらこちらはもうありませんが・・)
以前、この畑の地主さんからじゃがいもパンフレット用にと、写真撮影を依頼されたときに実際に使用されたコマーシャルの原版2枚見せてもらった経緯がありました。
地主さんは「こちらが元祖マイルドセブンの丘なのに」と、とても不満そうでしたが、これだけ浸透してしまうと修正は無理でしょうね。

CANON EOS-5DMark2 EF17~40mm F8 AE

2010年02月23日 | Weblog
 
やはり照明があるなしでは全く違って見えます。
何気ない木立や動物の足跡も、それなりに絵になってくれるから不思議です。

CANON EOS-5DMark2 EF70~200mm F8 AE

おてんとうさまさま

2010年02月22日 | Weblog
 
昨日は今年2回目の冬晴。
山並みを見ることは出来なかったものの、ようやく終日良い天気になりました。
一昨日は局地的な集中豪雪であっという間に10cmほど積もり、昨日のご案内を心配したのですが結果はご覧の通り。
美瑛らしいスケールの大きな写真が撮れたと、大喜びで帰っていただくことができました。
やはりおてんとうさまさまです。

CANON EOS-5DMark2 EF17~40mm F8 AE

久々の降雪。

2010年02月20日 | Weblog
 
北海道は低気圧が通過するという予報で、今朝は久々に10cm程の降雪がありました。
規程の積雪量に達しなかったのか、町の大型除雪車は入らず。
手作業で雪かきをするにはちょっと大変、かといって除雪機を出すほどでも無いという中途半端な積もり方。
でも、しばらく除雪車もそのままの状態でしたので、エンジンの調子を確かめがてら出動させました。
作業を始めると同時くらいに、瞬く間に快晴に。
朝は曇っていたし、途中で放り出して撮影に出掛けるわけにもいかず、写欲のテンションは下がったまま。
予報では曇りマークなのでどうせまた曇ってくるだろうと思いきや、作業が終わってもなお青空状態。
晴れてるのに出掛けないのも後ろめたさもあり、義務感中心で出掛けてみました。
太陽はとっくに高いところまで登っており、何となくフラット状態。
丘を一回りして戻ってきました。
そして今は再び曇り空。
最近はこのような状況が続いています。(フー、ため息ばかり・・)

MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-11

冬霧の小川

2010年02月19日 | Weblog
 
昨日は見事な霧氷が付きました。
暗いうちから起きて、今日は何処で撮ろうか頭の中でシミュレーションしながら出発準備に取りかかったのですが、出掛ける直前になって曇り空。
ここ何日間かそのような肩すかしの状態が続いています。
雪もあまり降らず、かといってスカッと晴れもしないという中途半端な天気。
雪原は動物の足跡やら、これまたやっかいな人の足跡だらけになっています。
少し降ってまたリセットしてもらわないと、とても撮影できるような状態ではなくなってしまいました。
2月も下旬に入り、日差しもだいぶ強くなっており、厳冬期の丘というイメージが少しずつ薄らいできております。
このままでは最悪の冬シーズンになりそうです。

CANON EOS-5DMark2 EF70~200mm F11 AE


ハイビジョン特集終了

2010年02月17日 | Weblog
 
先日、NHKハイビジョン特集「美瑛の丘 風景と農家の物語」放送されました.
予想通り、かつて無いほどの美瑛の「農と風景」を丁寧に捉えた、とても良い番組に仕上がっていたと思います。
もちろん一流の人達が制作するわけですから、当然といえば当然なのですが・・
番組が終了してから、今回も沢山の方々から電話やメールをいただきました。
特に多かったのは、「想像以上の大変さを感じ取ることができた」という農家の人達の苦労です。
今までも美瑛の美しさを捉えた番組は沢山あったと思いますが、農家の方々にスポットを当てた内容は少なかったように思われます。
あらためて、美瑛の美しさは一朝一夕に生まれたものではなく、農家の方々のたゆまぬ努力の賜だということを再認識させられました。
また、番組制作に関われたことをとても嬉しく思っているのと同時に、写真家としてあるいは一町民としてこの景観を守るために何が出来るのか、あるいは何をしなければいけないのか、ということを考えさせられる番組でもあったと思います。

今回、見逃された方は
再放送: 2月26日(金) 09:00~10:29 BSハイビジョン

冬晴れの地獄沼

2010年02月16日 | Weblog
 
先週末は青森に出掛け、昨夜遅く美瑛に戻ってきました。
といっても今回は打ち合わせが中心で撮影は無し。
帰り際、弘前から青森空港まで送って頂くときに、久しぶりに八甲田山が晴れ上がってきたので迂回して行こうということになり急遽八甲田へ。
地獄沼に立ち寄ったときのスナップ写真です。
八甲田スキー場にあるリフトを登って樹氷も見に行こうということにもなったのですが、こちらは時間が限られており断念。
遠目に見事なモンスターを眺めながら帰ってきました。
今回も打ち合わせとはいえ何から何まで大変お世話になってしまいました。
心からお礼申し上げます。
次回は是非、厳冬の八甲田を撮影してみたいと思っております。