今日の東京は肌寒いです。
生憎の花散らしの雨になってしまいました。
しかし、だいぶ小振りになってきており、午後からは晴れ間も見えるという予報がどうやらその通りになりそうです。
先日はある音楽会のステージ撮影に追われました。
この写真はその時のもので、クラリネット演奏家のH先生、私の師に当たる方です。
実は私も以前は音楽で身を立てていた時があり、15年以上にわたりH先生からクラシック音楽を師事しておりました。
なぜ音楽をやっていたのか、なぜ辞めたのかなどはいずれお話しするとして、とにかく先生からは様々なことを学ばせていただきました。
音楽全般については当然の話ですが、物事のとらえ方や考え方、あるいは生き方までをも教わったといって過言ではありません。
このことは後の私の写真撮影においても大きく影響を受けていると思います。
具体的には言い表せないのですが、いつも思っている「心にふれるような写真を撮りたい」と言うようなことでしょうか。
うわべだけのものではなく、本筋を写し込むような作品です。
はたしてそのような写真が撮れているかどうかは別として、先生の教えがなければこのようなスタンスにはならなかった思っています。
当時は門下生一の出来の悪い生徒だったと思いますが、その教えだけは脈々と息づいているつもりですのでお許しください。
いつまでもお元気で、また来年すばらしい演奏をお聴かせいただきたいと思っています。