菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

ミニリサイタル

2008年03月31日 | Weblog
 
今日の東京は肌寒いです。
生憎の花散らしの雨になってしまいました。
しかし、だいぶ小振りになってきており、午後からは晴れ間も見えるという予報がどうやらその通りになりそうです。

先日はある音楽会のステージ撮影に追われました。
この写真はその時のもので、クラリネット演奏家のH先生、私の師に当たる方です。
実は私も以前は音楽で身を立てていた時があり、15年以上にわたりH先生からクラシック音楽を師事しておりました。
なぜ音楽をやっていたのか、なぜ辞めたのかなどはいずれお話しするとして、とにかく先生からは様々なことを学ばせていただきました。
音楽全般については当然の話ですが、物事のとらえ方や考え方、あるいは生き方までをも教わったといって過言ではありません。
このことは後の私の写真撮影においても大きく影響を受けていると思います。
具体的には言い表せないのですが、いつも思っている「心にふれるような写真を撮りたい」と言うようなことでしょうか。
うわべだけのものではなく、本筋を写し込むような作品です。

はたしてそのような写真が撮れているかどうかは別として、先生の教えがなければこのようなスタンスにはならなかった思っています。
当時は門下生一の出来の悪い生徒だったと思いますが、その教えだけは脈々と息づいているつもりですのでお許しください。
いつまでもお元気で、また来年すばらしい演奏をお聴かせいただきたいと思っています。

梅田

2008年03月28日 | Weblog
 
先ほど大阪から東京に戻ってきました。

大阪での宿泊先はちょっと懐かしい梅田でした。
今から4年ほど前になりますが、阪神百貨店で写真展を行ったことがありました。
これは北海道物産展に合わせて企画されたもので、DVDでも出演してくれている「北の国から」のギタリスト、坂元昭二氏とコラボレーションを行うというものでした。
規模はそれほど大きなものではなかったのですが、大阪在住の方を始め近郊からたくさんの美瑛ファンの方が見に来てくださいました。
阪神百貨店の前に立ったときは、「そうだ、ここだ」。
ホテル阪神から1週間通った当時の記憶が何となくよみがえってきたのです。

今回なぜ梅田かというと、とある方からのご招待。
以前からお誘いをいただいており一度お伺いさせていただこうと思っていたのですが、今回ようやく実現しました。
実はこの方は写真の腕前もさることながら、料理もプロはだしなんです。
でも、さすがに最近は自分では余りなさらないということで、直接行き付けのお店へ。
高麗橋に店を構える高級フレンチのレストラン。
近郊の方はすぐにおわかりになると思いますが、実はそこなんです。
美味しい料理とビンテージワイン。
写真談義はもちろんですが、さらには音楽やワインの話などであっという間の3時間。
最高の贅沢をさせていただいた後の極めつきはというと、もちろん新地へ。
こうして大阪の夜は更けていったのでした。

写真展の時はイタリアンのポンテベッキオにお連れいただいたし、こんな贅沢をさせていただいて良いのだろうか。
「この経験をこれからの人間形成にいかさないと」
なんて、新幹線の中では思いも新たにしたのもつかの間、昨日の遊び疲れのためかいつの間にかぐーぐー。
気がついたらすでに新横浜でした。

う~ん、生気がわいてきた。また、がんばるぞ~。
明日からは。

桜満開

2008年03月27日 | Weblog
 
気温20度、桜満開。
もちろんこれは美瑛の話ではありません。
火曜日から上京していますが、現在東京は桜が満開となっています。
気温も高く歩いているだけで汗ばんできて、日中は上着は全くいらないほどです。

3月下旬は恒例となっている撮影の依頼があって上京しますが、なかなか満開の時期には当たりませんでした。
昨年は5分咲き程度で、満開までは今一歩。
でも、今年はドンピシャ大当たりです。
何年か前まではいつもつぼみ状態でしたから、やはり年々開花が早まっています。
この時期暖かくなるのは良いのですが、これも「あれ」の現象なのか、なんかいやな予感がします。

今日は所用で大阪に向かいますが、依頼の撮影が週末なのでとんぼ返り。
その後時間があれば都内を散策してみたいと思っています。
カメラ片手に気軽に桜ウォッチ。
これもデジカメのおかげでしょうか。

カレンダーのセレクト始まる

2008年03月25日 | Weblog
 
今日の美瑛もぽかぽか陽気。
たまには運動をと思い、昼食後事務所前の雪割りを行いました。
屋根から落ちた雪が一箇所に落ちてたまるところがあり、ここが溶けるのは一番最後になります。

よく「雪は動かさないと消えない」といいますが、やはりスコップで割ってあげるとみるみる消えて行きます。
あまり夢中で行うとすぐ腰にくるのでほどほどにして、午後からは2009年版カレンダーのセレクトを行いました。
写真の管理はiPhotoで行っていると以前にもお話しましたが、iPhotoデータから各月の候補を何点かづつピックアップします。
いったんレーザープリンターで出力したものを、1月から並べて決めていきます。
大型や壁掛け、そして卓上タイプとセレクトするわけですが、各月のモティーフや色合い、さらには画角などを考慮しながら慎重に選んでいきます。
特に大型と壁掛けとはモティーフなどが重ならないように神経を使っています。
一箇所入れ替えると前後のバランスが違ってくるので、結構大変な作業です。

でも、先ほど完了しました。
卓上は後回しにしましたが、大型と壁掛けの2種類はほほ決定です。
昨年もずいぶん撮ったと思っていたのですが、この時期になるといつも「もう少し撮っておけば良かった」

来年後悔しないように「今年は昨年以上に撮らないと」と思ったしだいです。

オープン準備

2008年03月24日 | Weblog
 
本州では桜の開花が発表になりましたね。
美瑛は昨日までぽかぽか陽気でしたが、今日は一転肌寒い気温です。
日が射していないので、余計にそう感じますがこれで平年並み。
それでも丘の雪は窪地などを残して、ほとんど無くなってしまいました。
例年より10日くらい早い気がします。
この反動がこれから来なければ良いのですが・・

3月も、もう下旬です。
早いもので、あと1ヶ月もするとキャラリーオープンとなり、今その準備を急ピッチで進めているところです。
この写真は12枚入りのメッセージカートセットですが、その組み立てがほぼ終了しました。
以前から販売はしていましたが、今年新しく追加制作したものです。
美瑛の名所を納めた「美瑛百景」と、花をテーマにした「花咲く大地」の2種類です。
ポストカードサイズも同じシリーズがありますが、そのミニ版にあたります。
他にも一筆箋やしおりなど、新作を制作しています。
ギャラリーにお越しの時には、是非手にとって見てください。
お待ちしております。


ぽかぽか陽気

2008年03月21日 | Weblog
 
今日はぽかぽか陽気です。

1週間前に融雪剤散布のブログを書いたときには丘は50cmくらいの積雪があったのですが、このところずっと気温の高い状態が続いていて、あちらこちらで土が見え始めました。
丘の雪解け水が高いところから低いところへと、音をたてて流れています。
「こんなに一気に進んで良いのだろうか」。
なんだか少し不安にもなってきます。

この写真は裏庭の白樺林を2階から撮影したものですが、こんな陽気が明日も続けばすべて消えてしまいそうです。
季節外れの暖かさも温暖化の影響となれば事態は深刻ですが、そうで無い事を祈りたいところです。
北国では早い春の訪れは大歓迎だからです。

Wii

2008年03月20日 | Weblog
 
暑さ寒さも彼岸まで、とよく言いますが、今年はあまり当てはまりそうにありません。
お彼岸前から気温が高く、今日も比較的穏やかな一日で明日も晴れそうです。
雪も一気に減ってきて、今年に限ってはこのまま春へと進んでいきそうな感じです。
また、そうあってほしいと願っています。

この写真は皆さんご存じのWiiです。
昨年の秋に購入したものですが、その後セッティングすることなく今になってしまいました。
手前のソフトは1月の誕生日のお祝いにと、スタッフMちゃんがプレゼントしてくれたものです。
なんでも画面にあわせて踊れるものらしく、少しは動いた方がいいですよという心遣いでしょうか。

でも、今日はようやくそのセットが完了したんです。
待ちに待ったWiiゲーム。
そこで、手始めに「始めてのWii」、そしてつい最近話題になった「板です」という健康管理ソフト。
やり始めると意外に夢中になるんですよ。
出来ないと悔しいし、結構面白い。
やはり、体が鈍る冬の間にセッティングしておくんだった。

たったあれだけでも明日筋肉痛しそうな雰囲気で、何とも情けない話になりそうです。
でも、少しはまりそう。

2009年版カレンダー

2008年03月19日 | Weblog
 
本州はすでに春の陽気ですが、それに伴って美瑛も気温がだいぶ上がってきています。
今日は8度。一気に雪解けが進みました。
今後一週間雪の予報は全くなく、このまま春に向かって行くのではないかと淡い期待も抱いています。

融雪剤の撒布は例年ですと今がピークですが、南斜面の丘の一部は土が出ているところもあり、撒かないまま雪解けを待つのではないでしょうか。
先日撒いたお隣さんの畑はタイミングが良かったのか、雪はほとんど無くなってしまいました。
撮影が出来たのがむしろラッキーだったのかも知れません。

この写真は以前フイルムで撮影したカット。
美馬牛小学校脇のSさん宅の畑ですが、固雪をわたって撮らせてもらった一枚です。
特にこの美馬牛小学校の塔には格別の愛着があって、移住してからも折に触れてシャッターを切っています。
以前から何かしらの形にしたいと思っていましたが、さしあたって2009年版の大型カレンダーにまとめてみようと思っています。
すでに構想が進んでおり、今後はセレクト作業に入ります。
5月には印刷に取りかかりますので、おそらく6月には日本で一番早い「2009年版カレンダー」の販売が始まると思います。

ネットでの通販は9月頃からですが、ギャラリーにお越しになればご高覧、ご購入が出来ると思います。
少し先の話題になってしまいましたが、是非お楽しみに。

《融雪剤と美馬牛の塔》Hasselblad 503C/W,Distagon 60mm,1/60sec. f/11 RVP


優しい夕暮れ

2008年03月17日 | Weblog
 
今朝は一転、雪景色。
一面の銀世界で夜が明けました。
このまま降り積もるのかと思いきや、午後からは晴れ間ものぞく回復基調。
意外に気温が高かったのも幸いして、道路に降り積もった雪はすっかり消えてしまいました。

このところ比較的暖かい日が続いているせいか、一気に雪解けがすすんで来ました。
つい先日、融雪剤散布の話をしましたが、そのお隣の畑は土が見え始めています。
夜中でもプラスの気温になると雪解けが早いんです。
つまり、雪の消えるのが日中だけではなく、夜中にも絶えず減っていくからです。
でも、油断は禁物。
春のドカ雪を常に想定しておかないと、その時のショックがより大きく感じてしまいます。

この写真は以前、今の時期に撮影したカット。
大気中の霞が増えてきて、優しい夕暮れの冬景色を演出してくれるときがあります。

でも、この調子ですと雪原の雪解けの方が早そうです。

《優しい夕暮れ》Hasselblad 503C/W,Sonnar 250mm,1/8sec. f/22 RVP

春眠

2008年03月15日 | Weblog
 
美瑛は雨でした。

昨日は一転、白銀の世界に逆戻りかもとご案内したのですが今朝は雨でした。
気温が下がらなかったのか、その後本格的な雪模様にはならなかったようです。
この時期に新雪などドカッと降られようものなら、かなりのショック状態となってしまいます。
この気持ちは春を待ちこがれる北国の人でないと、わからないかも知れません。

でも、確実に春に向かっているようです。
我が家の愛猫チャミちゃんは、このところ狂ったようによく寝るのです。
まさしく「春眠暁を覚えず」。
静かで遊びにも付き合わないで済むので仕事もはかどります。
反面、冬の毛皮を脱ぎ捨てるのでしょうか、毛が抜けてその掃除に大わらわです。
事務所の片隅にはセーターでも出来そうなほどの抜け毛。

朝の仕事はその掃除から始まります。