今回の震災では、些少ですが義援金をお送りさせていただきました。
でも、そればかりではなく写真で貢献できるものがないか思案中でしたが、契約しているフォトエージェンシーからご案内が入りました。
画像販売を通して災害募金を募るというものです。
通常クライアントの方々は、イメージする写真を一定料金でフォトエージェンシーから購入するシステムになっています。
写真家はその売り上げの一部をロイヤリティとしていただくわけですが、今回はロイヤリティフリーで提供するというものです。
これらの売り上げ金額すべてを 、東北関東大震災義援金として日本赤十字社に寄付されます。
たくさん売れることを願っています。
また、この他にも、
フォトボランティアジャパン基金では応援写真メッセージWebサイト、「PVJ-元気の写真力」なども立ち上がりました。
どんどんその輪が広がっていけば良いですね。
「元気の写真力」はこちら
美瑛・富良野ブルーレイ 「花のある風景」をアップしました。
融雪剤散布のバリエーションです。
アマチュアの方は良い条件に遭遇しても、何カットか撮影すると満足して「もう終わり」ということがしばしば見受けられます。
レンズを変え、アングルを変え、時間帯を変えて様々なバリエーションで撮ることが重要です。
もっともこの場所は立ち位置が限られ、それほどの見違え効果は出ませんが・・
事務所に隣接しているOさん宅の畑で、霧氷の付いた朝での散布は初めてでした。
CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F8 AE
3月も下旬に入り、日差しはもうすっかり春というのに、気持ちは何となくすさんだままです。
このままではいかんと思い、思い切って撮影に出掛けてみました。
美瑛は昨日、今日と晴れ。
雪の条件はそれほど良くはありませんが、融雪剤の散布作業と出会いました。
この時期ブログでいつも紹介していますが、これは雪解けを早める為に行うもの。
これにより1週間から10日早くなるといいます。
実は夏の短い北国では、この1週間が収穫に大きく影響するのです。
力尽くで呼び寄せる北国の春ですが、それでも美瑛の春はまだまだ先の話です。
CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F8 AE
このところ災害援助が一斉に動き出しています。
国や自治体は当然のことなのですが、それにもまして動いているのが日本中のボランティア団体。
子供達が募金を募ったり、スポーツ選手やタレントさんが義援金を送ったり、各企業、NPO、メディアなどのネットワーク組織や団体など数えきれません。
こうして呼びかけ合う暖かい精神を見て感動しています。
また、大地震が起きた被災地では、家屋が倒壊、水や食糧なども無く、こんな悲惨な事が起こったというのに不平不満一つ言わず、他人を思う心を大切にしお互い助け合い励まし合って生きておられます。
自分よりも相手の立場を考え、お店でも次のお客さんの為に買い物は控えめ、商品をきらさないように心掛けているといいます。
これだけの被災なら、他の国なら暴動や略奪が起きても不思議ではないそうで、災害に接したときの日本人の高潔さに賞賛する声が世界中から届いているようです。
どんな大惨事に陥っても自分を見失わず、マナーを守り、また秩序よく対応できるのは、まさしく日本人の「美徳」というDNAが流れているからでしょうか。
一刻も早い復旧を、国民全員で望みたいところです。
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上富良野、深山峠のエゾヤマザクラと、美瑛町を紹介しております。
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