菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

赤い屋根の家

2011年02月27日 | Weblog
 
咳止めの薬が効いているのか、今は小康状態。
暮れに予防接種を行っていたのが良かったのか、熱は出なかったようでホッとしています。

前回、前々回とこの3カットはご存じ福見沢にある「赤い屋根の家」とその付近。
富良野にある有名な三好牧場とイメージがよく似ています。
弊社でもこの場所をテーマにしたポストカードを何種類か作っているのですが、メルヘンチックな感じがしていたので「メルヘンの丘」と題して販売しています。
ところがある日突然、ここの地主さんから電話がかかってきて、えらく怒られたことがありました。
ここの丘の名前は「赤い屋根の家」となっているので、他の名前では困るという趣旨の内容でした。
これはいかんと思い直接お会いして、単なるポストカードの画題でここの名前を変えるようなものでは全く無いと話して納得してもらいました。
その後は今でも交流があるのですが、離農されてここはすでに空き家になっています。

「赤い屋根の家」は、よくTVコマーシャルにも使われたりする観光名所の一つ。
町でも家屋の修理など保全に向けて積極的に力を注いでいるようで、こうした名所はいつまでも残ってもらいたいと願っています。

CANON EOS-5DMark2 Movie EF24-105mm

静かな夕暮れ

2011年02月25日 | Weblog
 
どうやら風邪をひいたようだ。
先日、町内のとある会社からHPのリニューアルの話があり、その打ち合わせを行ったばかり。
折り返し、一昨日その件で担当者に連絡したら高熱を出して寝込んでいるという。
どうりで調子悪いわけだ。
うつしたのかうつされたのかはわかりませんが、昨夜は胸の筋肉が痛くなるくらいの咳に悩まされました。
この時期でも寝込むわけにはいかないので、普段めったに飲むことは無いビタミンやらドリンクやらかなりの栄養補助食品を摂っています。
病は気から。
気合いを入れなおさないと・・・
でも、今日は早く寝ようっと。

CANON EOS-5DMark2 EF24-105mm F11 AE

冬霧の朝

2011年02月24日 | Weblog
 
真冬でも日中気温が上がったりすると、翌朝霧が発生する事があります。
まっ白な丘にまっ白な霧。
とても幻想的で美しいものです。
しかし、写真で表現しようとしてもなかなか難しい。
霧が白い雪原と同化してしまうからです。
以前は霧が出たというとそれを狙ったものですが、うまく表現出来たためしがありません。
その経験から今ではあえて狙おうとはしませんが、このカットは移動中に偶然遭遇したもの。
スケールの大きな写真ではありませんが、冬霧というイメージではまずまずのできばえ。
ただ、足跡は新雪が降ってもなかなか綺麗に消えてはくれないので、雪原がやや粗雑になっているのが悔やまれるところです。

CANON EOS-5DMark2 EF24-105mm F11 AE

朝焼け

2011年02月23日 | Weblog
 
この2~3日、よく晴れてくれました。
ムービーでの撮影も思いのほか進み、この天候に感謝です。
春に突入しそうな天気が続いていますが、急遽冬のエディトリアル撮影依頼が入って(この冬から秋まで)、少しこのまま留まってもらいたいところ。
でも、このところあまりにも勝手な願い事が多いので嫌われそうです。

「百円玉一ツ ぽんと投げて 手を合わす ねがいごとの 多いこと」・・・相田みつを

CANON EOS-5DMark2 Movie EF70-200mm

DVD&Blu-ray

2011年02月21日 | Weblog
 
NHKハイビジョン特集「美瑛の丘 風景と農家の物語」は、すでに放送から1年が過ぎてしまいましたが、この度NHKエンタープライズからDVDとBlu-rayで発売されるということで、そのご案内とサンプル版をいただきました。
約1時間30分にわたり、まさに 風景と農家の物語が展開されます。
ハイビジョン特集を見逃された方は是非ご高覧下さい。

詳細はこちらです。

明け方の月

2011年02月20日 | Weblog
 
週明けからずらっと晴れマークが並んでいるので、久々に期待しています。
しかし、このところほとんど雪が降らず、主要な丘は観光客やカメラマンと思われる足跡だらけ。
おまけに追い打ちをかけるように低気圧の通過があり、強風により超デコボコ状態。
少し降ってくれないと、このままでは写真にならないと思っていたのですが願いが叶いました。
一夜にして、ふかふかの新雪が30cm程。
これで明日からの撮影に期待が持てるようになりました。

この写真は昨日の明け方撮影したカット。
絶好のチャンスに出会えたのですが、何とカメラが絶不調。
かなり冷え込んではいたのですが、カメラ自体は車から出したばかりなので寒さとは考えられません。
結局、このカットを撮影し終えてから正常に戻ったのですが、原因はわかりませんでした。
プログラム・オートだけは使えたので、何とか1~2カット撮影できたのですが、この故障が悔やまれます。
残念です。次回、再度挑戦します。
といっても、この時期満月の日に晴れる確率は極めて低く、いつ撮れるかはわかりません。

CANON EOS-5DMark2 EF70-200mm プログラムAE

キャプチャー作業進む

2011年02月18日 | Weblog
 
キャプチャー作業が進んでいます。
キャプチャー作業といってもいろいろありますが、私の場合は撮りためたビデオテープをPCへ取り込んでファイル化することです。
でも、これが結構時間がかかる。
1時間のテープ画像をそのまま取り込んでも同じ1時間。
NGのカットや必要なさそうなカットなどを見ながらの作業なので、優にその倍の時間はかかってしまいます。
以前からやらないとと思いながらもそのままになっており、意を決してその作業を行っている最中です。
まだまだ先は長いな~。

「美瑛はなんと美しいことか」
否応無しのモニター作業になるので、今さらさらさらながらですがそう感じさせられます。
改めて自分で撮影した作品に惚れ込んでいるのですが、実はこれは腕ではなく類い希なこの地域独特の丘の景観と、自然が作りだしてくれる演出に他なりません。
何れにしても、この美しい風景を是非ブルーレイで見てもらいたいと、日夜キャプチャー作業に勤しんでいます。

Final Cut Pro の取り込みインターフェイス
美馬牛から十勝岳連峰の朝焼けを望む

麦チェン

2011年02月17日 | Weblog
 
北海道では「米チェン運動」というのが行われており、ここ数年で道内産米の消費拡大に大きく寄与いています。
つまり、本州のお米を食べるのではなく、道内産米をもっと食べましょうという運動です。
その取り組みが成功したからということも後押しして、今度は「麦チェン」というツーリズムの取り組みが始まりました。
この取り組みは、消費者と小麦生産者を「ツーリズム」(都市住民が緑豊かな農村を訪れ、地域の人たちと様々な交流や体験を行う旅のこと)で繋ぎ、小麦などへの理解を深め、さらには消費拡大まで促進し、生産者と消費者がともにウィンウィンの関係を築き上げようという取り組みです。
この促進会議メンバーに、何故か場違いとも思える私も入っています。
そして先日もそのマニュアル作りの会議が札幌で行われました。
ちょっと型苦しい話が飛び交っていたので、私の頭の中は早朝撮影の早起きもあったせいかだんだん意識はぼんやりと。
でも、途中でパッと頭がさえるような話題が飛び出しました。
ここの座長で北海道大学の教授でもあり経済学者でもあられるS氏が言い始めたのですが、
「私は九州生まれで焼酎が大好き。今は北海道で暮らしていますが、やはり焼酎は九州産に限ると思っていたのですが、最近すごい酒を発見したのです。
それは北海道産小麦を使用した焼酎で、今のところこの焼酎が日本一です。
道産小麦のすばらしさをアピールするには、長々とした文章よりこういうところから切り込んでいくんですよ・・・」と。
私も全くの同感です。
食べ物や飲み物、そしてすばらしい小麦の風景をビジュアルで見せる、これが一番。
ということで、この写真は教授絶賛の道産麦焼酎です。(アルコール度数44度)
是非、一度ご賞味あれ。

麦チェンのHPはこちら

CANON EOS-5DMark2 EF24-105mm F4 AE