菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

夏雲?

2009年01月31日 | Weblog
 
昨日、今日と予報では久々の快晴マークが出たのですが、晴れたのは昨日の午前中のみ。
雲に包まれた、ぼんやりとした太陽が見え隠れしているだけです。
「期待だけさせて・・まったくもう」
と言ってみても、こればかりはどうしようもありません。

そんな中、昨日撮影した中の一枚ですがお気づきでしょうか。
まだ一月だというのにすでに夏雲が湧いています。
冬季でもこのような雲は見かけますが、決まって3月に入ってから。
ようやく春めいてきて、空気が少し暖かく感じられるようになってからです。

皆さん、今年の冬はいつもと全く違います。
ますます、いやな予感がしてきました。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE RAW

撮影日和その2

2009年01月29日 | Weblog
 
今日の最高気温は再びプラス。
この時期としては21年ぶりの気温だとか。
異常気象かと思えば以前にもあったと聞いて、少しはホッとしています。
しかし、この少雪はまぎれもなく異常気象。
ついに南斜面の丘は畑の土がのぞき始めました。

この写真は昨日撮影したカット。
このところスカッと晴れたことが無かっただけに、久しぶりの夕日を撮ることが出来ました。
予報では明日も晴れとのこと。
朝からすっきりとした冬晴れを望みたいところです。

CANON EOS-5DMark2 24~105mm F11 AE RAW

撮影日和

2009年01月28日 | Weblog
 
今日は予報通り昼頃から快晴になりました。
晴れても山並みは見えないだろうと予想したのですが、こちらも一気に雲が晴れあがりました。
久しぶりの撮影日和です。

白一色の雪原は太陽の光に照らし出され千変万化。
冬の季節ならではの色合いに染まります。

それでもシャッターチャンスはごく一時。
晴れた日が限られるこの季節は、イメージした撮影が出来ないときは次年に持ち越しになってしまいます。

CANON EOS-5DMark2 24~105mm F11 AE RAW

原色その2

2009年01月26日 | Weblog
 
原色絵画といえばこの人。
ジミー大西画伯である。

先日、札幌で「ジミー大西・夢のかけら展」が開催されたので急遽出掛けた。
以前から画伯の絵には興味があったので、機会があれば是非見てみたいと思っていたからである。
96年に芸能活動を引退し画家に転向してから12年、その集大成となる今回の展覧会。
これまでの創作活動を支えたのが、日本が生んだ偉大な芸術家、故・岡本太郎氏からの「キャンパスからはみだせ」という激励の手紙だったようです。
文字どおりジミーちゃんの絵はキャンバスからはみ出たもの。
とにかくこぼれ落ちんばかりの絵柄と色調がすばらしい。
なぜかこれらの絵を見ていると、狂ったように掘り続ける棟方志功とイメージがオーバーラップしてしまう。
それだけ創作者の感情が伝わってくるということか。

はたしてこれだけの意気込みを写真で表現することができるのか。
自分の撮っている絵が果てしなくちっぽけに思えてくる。

ジミー大西画集「まっ白」
「じいちゃんばあちゃんから子供まで読んでほしい。高いから買わなくていいですよ。立ち読みしてください。だから、各書店に1冊あればいいです」ジミー大西

原色

2009年01月25日 | Weblog
 
事務所で使用しているレーザープリンターが、昨年末あたりからどうも綺麗な色が出ない。
すぐに修理したかったのだが年末年始などにかかってしまいそのままになってしまった。
その間も何とかだましだまし使っていたが、先日ついに我慢できなくなって修理依頼を行った。
ネットで申し込んだら意外に対応が早く、札幌支社からすぐに電話が入ってきた。
何でもこれから伺いたいとの話だったのですぐにOKして来てもらった。

この写真はその時のもの。
CMYKのトナーだがどれを見てもシアンにしか見えない。
これでは綺麗な色は出ないはず。
購入してからというもの全くメンテ無しで働いてくれていたので、泥まみれならぬ粉まみれである。
作業員はさすがに手慣れたもので、専用の掃除機で分解掃除や隅々まで点検をやってくれた。
清掃後の綺麗さにあまりにも驚いて感動したくらいである。(それぐらい汚れていたということか)
後で思ったのだが掃除後の写真も撮っておくんだった。
ビフォーアフターをお見せできなかったのが悔やまれます。

その日は心まで洗われる思いがして清々しかったが、後日請求書が届いてその金額を見たら一気にへこんでしまった。

有明月

2009年01月24日 | Weblog
 
どうもおかしい。
いや、どうもというより強烈に変です。
昨日の美瑛の気温はプラス5度。
雪ではなくどしゃ降りの雨になりました。
1月にプラスになることは滅多になく先日降り積もった雪は一気に溶けてしまい、積雪は20~30cm程度に逆戻り。
道路には全く雪がありません。
丘は4月上旬頃の風景で、これから一気に雪解けが始まるといった感じです。
私が美瑛に来てからこのような少雪は初めてで、明らかにどこか狂ってきています。
このまま春になるということはあり得ないので、2月3月どうなるのかとてもいや~な感じがしてきました。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW


階調優先-02

2009年01月22日 | Weblog
 
今朝は起き抜けにカーテンを開けたら、予報に反して月が見えていました。
「フェイントをかけられた!」
慌てて起き出して出掛けましたがこんな時は決まって今ひとつ。
晴れてはいましたが山並みがうっすらと見えている程度で、この時期特有の冬晴れとはいきませんでした。
でも、気温はぐっと冷え込んで氷点下15度。
運が良ければダイヤモンドダストが見られると思い、そのまま美瑛川に出掛けましたが結果はNG。
でも、ご覧のようなぼんやりとした幻想的な太陽を見ることが出来ました。

撮影モードは前回に引続き高輝度側、階調優先。
このような風景には威力を発揮します。
ただし、このモードは自動的にISO感度が200にアップ。
解除しても自動で100に戻りませんので要注意です。

デジタルでここまで表現できればたいしたもの。
後はどれだけ機材を活かし切れるか、これにかかってきます。
「試される写真家」・・。
いわゆる撮り手に委ねるといったところか。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW

階調優先

2009年01月20日 | Weblog
 
5DがMarkになり画像をブログなどでも公開しているせいか、性能などの問い合わせが多くなりました。
でも、まだ正直よくわかっていないのが現状です。
時期的に被写体が雪ということもあって、以前の5Dの時との比較がそれほどできないからです。
ただし、高感度撮影はよく取り上げましたが、この差は歴然です。
ディスプレーで見る限りは400なら常用感度で撮影できますし、800でも光線状態が良ければ問題ないと思います。
(ただし、風景撮影はやはり100をお奨め)

アップの写真は高輝度側、階調優先というモードで撮影したカットです。
特にハイライトのコントラストが高いときに、白飛び現象を抑えてくれるという機能です。
解説書などによると、予め露出をややアンダー目に撮影し白飛びを抑えるというもの。ただし、そのままの露出ではシャドー部のディテールがつぶれる場合が出てきます。このシャドー部分を電気的に明るく持ち上げる処理を同時に行っているのではないかと書かれていました。
つまり、アナログチックに説明するとハイライト部分にだけNDフィルターを使っているといったイメージです。(NDはどちらかというとシャドー優先露光なので逆になりますが・・)
説明はどうあれ画質はというとこれが意外に優れもの。
肉眼では眩しくて太陽の写りを見られないほどのコントラストでしたがご覧の通り。
波紋に反射しているいくつもの太陽が写り込んでいるのがわかります。

太陽を撮る場合は絶対このモード。
最新の技術かと思えばすでに1Dsには導入済み。
さすがはCANONデジタルカメラの最高峰です。

富良野、鳥沼公園
CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW

白い樹林-その2

2009年01月18日 | Weblog
 
前回ブログを書いた翌日も大雪でした。
この二日間で一気に40cmほど積もったと思います。
それでもまだ例年の半分ほど。
この調子でもう少し降ってもらいたいと思っているのは、カメラマンや除雪業者くらいでしょうか。
適当に積もった後は、この時期特有の凛とした冬晴れを望みたいところです。

あ~、願い事が多いこの頃です。

CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW