1月27日生まれ、といえば、やはりこの人。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトでしょう。
例年、モーツアルトの好きな曲をピックアップしているのですが(最近、断ち切れていました。)、今回は「クラリネット五重奏曲 イ長調 K. 581 」です。
クラリネット五重奏曲は、クラリネットと弦楽四重奏のための室内楽曲です。
クラリネット奏者であった友人、「アントン・シュタードラー」のために作曲したため『シュタードラー五重奏曲』とも呼ばれています。
モーツアルトの生涯はわずか35年。
ケッヘル番号は581なので、人生の後半で作曲されたものと思われます。
クラリネット協奏曲も有名ですが、やはりこの五重奏のほうが好き。
静かで上品なうえに、モーツアルトらしい気品さが漂っています。
クラリネット奏者は「ザビーネマイヤー」。
当時、カラヤンの申し子といわれた名手です。
彼女は今から40年ほど前になりますが、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のクラリネット席を目指してオーディションを受けましたが、楽員から猛反発を受け入団できなかったという有名な話が残っています。
その当時ベルリンフィルには、まだ女性の楽員はいなかったと記憶しています。
その辺がネックになったのかな、と私は思っていますが・・
それから40年。
彼女の演奏にも、神がかり的な磨きが加わっています。
楽器で演奏するというよりは、ただそこにモーツアルトの音楽があるというだけ。
これが一番理想的な姿なのかも知れないし、モーツアルト自身もそうイメージして書いたのではないでしょうか。
興味がありましたら是非一度お聞き下さい。
心の底から癒やされると思います。
Mozart | Clarinet quintet K581 in A major (Armida Quartet, Sabine Meyer)
The Armida Quartet and Sabine Meyer (clarinet) perform the clarinet qu...
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