先日、仕事関係で訃報が立て続けにありました。
土曜日と日曜日です。
そのため、休み返上でバタバタで大変でした。
その内の一人の方の話です。
その方は、確か89歳か90歳の高齢。
もちろん戦争経験者です。
大変な時代を過ごしてこられました。
そして、戦争で多くの戦友たちを亡くされました。
そのため生き残った自分には罪悪感があったとのことです。
何か自分にできることはないか。
世の中に役立つようなことはできないか。
そんなことを考えておられ、実は「献体」に登録をされていました。
献体とは、この方は大学病院で登録をされていて、医学部の学生さんたちに自らの体を提供し、解剖などで役立ててもらう、ということです。
医学の発展のため、死んでからも自身の体を捧げる。
その心境にあっぱれです。
実際、亡くなられて、ご遺体は大学病へ引き取られました。
本望だと思います。
そこで、自分に置き換えると・・・。
う~ん・・・。
難しい問題です。
実は、私も献体ではありませんが、別の方法で意思表示をしていることがあります。
それは「臓器提供」。
運転免許証や健康保険証の裏にきちんと署名をし、持ち歩いています。
私の体の一部が必要とされる方の役に立てれば、そんな思いからです。
しか~し、ここで問題が。
私の臓器で使えるようなものがあるのだろうか?
目は、近眼と老眼。
内臓的には、すい臓なんてインスリンを出してくれていないし、肝臓もフォアグラだし・・・。
まぁ、その時は、「使えるものがあれば、どうぞ。」ということで、ご勘弁を。
とにかく気持ちだけは、社会貢献ということで・・・。