今日は、久しぶりの釣り掘行きである。
4時40分頃、家を出発予定というのに、2時頃から目が覚め、布団の中で
悶々とイメージトレーニングをしていた。
まったくもって、子供の遠足に行く日のようである。
そして、満を持して3時半に起床。
腹ごしらえをということで、天かすうどんと特製チャーハンセットを作り、
がっつり食べる。そのあと、コーヒーで一服。なかなかいい感じの朝である。
と一人思いながら、「ジャパネットたかた」を見ている。
そうこうしているうちに、時間が過ぎ、出発10分前となった。
その時、腹がぐるぐるとしてきた。
トイレに駆け込むと、これがまた、どえらい下痢。
大変な思いをして、出発し、F氏とH氏を迎えに行く。
303釣具店でみんな待ち合わせをし、レインボーへ向け、出発。
6時に到着し、準備を開始。釣り堀オーナーの到着を待つ。
しばらく後オーナーが白の軽トラで颯爽と到着し、F氏が代表で受付を行った。
ちなみに、ここのオーナーは、先代が急になくなり、そのため大変若くして事業を引き継いだとのこと。どこの釣り堀と比べても、一番大人しく魚商売をしているイメージとは、違ったキャラである。私たちは、そのキャラを気に入っており、いつも「兄ちゃん」と呼び、足しげく通っている。
今日は、7番筏とのことで、一番手前の岸よりの筏である。
8人でじゃんけんを行い、勝った順番で入場とし、ちなみに私は一番で入った。
左がH氏、右はコーナーを挟んでA女史で、一辺に二人ずつの配置となった。
用意ができた人から開始。しばらく、静寂の時間が続く。どの筏もモーニングの活性は低く、静かな様子。
しばらくして、左のH氏がヒット。最初の鯛をあげる。餌は、着色黄甘エビ。そして、私と続いたが、その後が続かず、早くもみんなは焦りモード。
右のA女史は「もうあかんわ」とまだ、20分くらいしか経っていないのに、あきらめの愚痴を言っている。
簡単に釣れるはずと思っていることに、無理があり、あれこれ手段を講じていけば、まだまだ何とかなる筈なのである。
8時くらいに1回目の放流があり、鯛とソイが放たれた。
しかし、静かである。
それから、ぽつりぽつりと当たりがあり、それぞれが一匹ずつは釣り上げていった。
棚は、7メートル。場所により6メートル。餌は、生ミックが感触良い。
しかし、食いが渋く、浮きが消しこんでも素バリを引くことが多く、また、針掛かりしても、バラシが続出した。
そんな中でも、釣り堀は1年ブランクのH氏。コンスタントに釣り上げている。
早くも、5匹は超えている。
H氏については、誰もが認める器用さとそして運がある。
何をしても、無難にこなし、そして、結果も伴うから恐れ入る。
反対に、F氏。まったくもって、負けず嫌いで、闘志を燃やしている。
最初、出遅れモードだったため、少し不機嫌傾向に進んで行ったが、これまた、何とか帳尻を合わしてきた。
9時ころに、二回目の放流。また、鯛やソイである。
小物の放流が2回されたことは、始めてであった。
しかし、活性は依然上がらない。
青物狙いに変えて冷凍イワシで、底から攻めてくると、妙な感触。
微妙に重く、それなのに生体反応は無い。
イヤ~な感じのままリールを巻くと、何とそれは帽子であった。
イワシで帽子を釣ってしまった。それも柄はマハタのような感じ。
ちょっと気持ちが悪かった。きっと、数日前の強風で飛ばされたのであろう。
当然、青物は餌を変えてもダメ。ここ数日まったく釣れていないのである。
タイはというと、棚が5.5から6メートルで、ぽつりずつだが、誰かに当たりがある。
そして、いよいよ10時ころ、青物の放流である。ワラサやスズキが入った。
活きアジ、シラサ、カツオ、イワシなどで、狙いまくるが、まったく感触なし。
みんなも青をあきらめ、小物狙いに集中した。
突然F氏の竿にシラサで青物の当たりがあり、鯛仕掛けのためバラシ。
しばらく後、黄甘エビ、ハリス2号の私の仕掛けに青物が食ってきた。
みんなの了解を得て、ドラッグゆるめで奮闘し、ほとんど水面まで上げてきた。
あとは、最終取り込みにと思った瞬間、思いっきり反転した。
「あっ」と虚しい声が漏れたと同時に、竿が空を切った。
痛恨のバラシ。針が折れてしまった。
ここが、力量が未熟な私の限界である。
釣りの師匠「コンちゃん」にかかると、この程度ならしっかりと取り込まれていたであろう。
まだまだ、修行である。あぁ~、ショック。
今日は、魚の事前注文が入っており、前半の食い渋り状態では、みんなからカンパをしてもらわなければと、保険をかけていたのであったが、後半、活性が上がりだし、何とか、最低目標をクリア。さぁ、これからは自分の分と頑張り、最終はそこそこの結果で終わることができた。みんなもそれなりに釣果を積み上げられた。
今日を振り返ると、棚は6~5.5メートル。餌は、生ミック、シラサ、黄甘エビ。
青物は、結局、どこも上がらず、在庫が増えるだけとなった。
タイは、どこもよく上がっていた方である。
それでは、8人の釣果報告。
★F氏 タイ 13 ★H氏 タイ 15 ソイ 5 ★S氏 タイ 8 ★Y氏 タイ 4
★Ⅰ氏 タイ 5 ソイ 2 ★A女史 タイ 5 ソイ 1 ★Kさん タイ 4
そして、私 タイ 12 ソイ 1
全体で、タイ 66 ソイ 9
次の「レインボー釣行」は、4月25日、始めての午後の部である。
余談ですが、
帰りにH氏を送りに行ったところ、私に似たおばさんは畑仕事中。
こちらを見かけて笑顔。
そして、愛想がなく無口なおじさんは、やはり居た。
待っていたかのように、必ず居る。まぁ、おじさんの家だからなのだが。
そして、最近は、おばさんがいないと話しかけてくることが判明し、今日も「どうやった」と話してきた。「もう、ばっちり。特にHさんは、ダントツの竿頭」「近所中、魚を配らないと」と報告するが、息子の話題となると、それっきり会話は途切れてしまう。
そして、帰ろうとしたところ、畑仕事をしていればいいのに、のこのこと、おばさんが戻ってきた。また、話すのも邪魔くさいため、車を止めず走り去ったのである。