昨日は、織田信長さんの安土城へ登城。
歴史の舞台に触れ、戦国大好きの私には、感動の連続でした。
そして、続いては紅葉見学と思い、進路を湖北へ。
その途中、またまたふと思い立ちました。
そこで向かったのが小谷城。
先ほど訪ねた信長さんが落城させた城です。
ここは、昨年の大河ドラマ 江 で大注目。
現在もイベントが開催されています。(12月2日で終了です。)
私は、大ブレイクする前の一昨年に行ったことがありますが、その時は訊ねる人もなく、私一人で登ってとても寂しい思いをしました。
それと、山道は荒れていて、登りにくい下りにくいと言う状況でした。
また、熊が出たらどうしょう。という心配まで・・・。
そんな小谷城ですが、昨年は大賑わい。
数万人と言う人が来られたらしく、大盛況で良かったみたいです。
そこで、私はイベント開催中に行っておきたい理由がありました。
それは語り部さん。
詳しいお話を聞かせてもらいながら小谷を散策すると、とても臨場感もあると思った次第です。
と言うことで秋の小谷のお城を訊ねました。
駐車場に付くと、ボランティアの方が、近寄って来られて、どうかバスに乗って城址へ行ってくださいと、熱心なセールス。
その熱意に打たれて、行かせてもらいます。
まず、麓のガイドステーションで、バス乗車券往復500円を購入します。
そうして、乗車券・首から下げる参加証を受け取ります。
ちなみに私は「江」班となりました。
それから、定刻の12:30発のバスに乗り込み出発です。
バスで、番所跡まで登ります。
下車後、目に入ったのが真っ赤なもみじ。
実にきれいでした。
それでは、語り部ガイドさんに連れられた11名は、小谷城を登って行きます。
まず最初は、番所跡。
登城者の検問所です。と説明を聞きます。
そして、急な坂道を登って行くと、視界が開けました。
虎御前山展望所です。
正面に信長軍5万人が陣取った虎御前山が見渡せます。
あの山に、信長・秀吉・勝家など名だたる武将がおられたのです。
感無量。
ちょっと登って次は、伊吹山。
ちょっと霞んでいて残念です。
そして、ガイドさんの後姿。
とてもイイおばちゃんガイドさんでした。
次は、御茶屋跡。
当時は、こんな感じ。最先端の曲輪跡。
どんどん急なところになりました。
みなさん、杖をついてがんばります。
ほとんどの方が年金受給者のような方で、私は若者の部類です。
それと、一人参加は私だけ。
御馬屋跡と馬洗場。
ちなみに戦場で使う馬と言うより、荷物を運ぶ馬で、ポニー程度の大きさだったようです。
映画やドラマの馬は、カッコ良すぎます。
次に視界が開けたところからは、姉川が見えました。
姉川の合戦が行われたところで、右手側から朝倉軍を破った徳川軍が川を越えて、こちら側へ攻めてきたので、浅井軍が敗走した戦いです。
川の水が真っ赤になった激戦でした。
首据石。
内通した家臣の首を見せしめにさらした石。
そして、桜馬場に到着です。
ここは、江のロケの中心地でした。
みなさん、俳優になった気分で、同じ立ち位置から琵琶の湖を眺めます。
私も、時任三郎さん(浅井長政役)になった気分で、琵琶湖と竹生島を眺めていました。
女性の方は、御多分にもれず、お市役の鈴木保奈美さんを意識され、座られた石や立たれた場所で、ポーズです。
それと景色は本当に絶景です。
琵琶湖の大パノラマが眺められます。
そして、ここは紅葉がとてもきれいでした。
続いて、黒金御門。
秀吉軍が破砕した後です。
お江が生まれたとされる大広間に到着。
千畳敷とも呼ばれた広いところです。
本丸から。
大広間からすぐに本丸です。
ここに、長政さん、お市さん、そして三姉妹がおられたと思うと、またまた感無量。
440年ほど前に思いを馳せる私。
本丸を後にしてから、だんだんと長政さんの最期へと向かっていきます。
本丸裏の大堀切。
ここで、語り部さんから長政さんの最期の話を聞きます。
そして、いよいよ自刃の地へ。
ここは、重臣の赤尾屋敷。
ここで長政さんは、最期を迎えられました。
最期に、家臣へ感謝の書を書かれました。
このあたりが几帳面な長政さん。
その書面が残っていまして、写真で見せて頂きました。
宛名は、片桐さん。
そう、あの七本槍で有名な豊臣政権を支えた片桐且元さんのお父さんです。
歴史のつながりにまたまた感動。
これで、今回の小谷城巡りは終了しました。
一人で行っている時とは違い、語り部さんの説明を聞きながら巡ると、より臨場感が高まります。
ついついテレビの俳優さんの姿でその人物を想像してしまいますが、現実この場に長政・お市・三姉妹それに朝倉義景・信長・秀吉・勝家など、多くの有名な歴史上の人物がおられたことは、誠に感動してしまいます。
歴史大好き、戦国時代大好きの私には、とてもイイ時間でした。
語り部ガイドさん、本当にありがとうございました。
このガイドさんは、12月2日のイベント終了を持ち、終わられます。
ちょっと残念ですが・・・。
昨年から、地元のために大変頑張ってこられました。
本当にお疲れさまでした。
と言うことで、12月3日からは、今回バスで来た番所跡まで車で上がれるようになります。
ただ、冬の小谷山は、とても寒そうで、そして寂しそうな感じ。
それでも、皆さんお気軽にどうぞお越しくださいませ。
歴史を堪能した私は、帰り道に紅葉を見に立ち寄りました。
その報告は、また後日。