B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

迷っている人

2007-02-21 09:58:28 | Weblog
『迷っている人』を書く事にここ数日迷っている。
次の課題だ。

原稿用紙一枚半しか書けないので、無駄なことは一文字も書けない。前回の課題も、マス目を稼ごうと人物名の文字数も極力削り、何となく不自然な名前の人物が登場してきた。関愛(25)とか楠肇(21)とか……。
セリフだって無駄なことは書けないから状況の説明もできない。
つまりそれが課題なのだ。
一目でわかる状況、極力少ない台詞で『迷っている人』を表現する。そこにはドラマがないといけない。
これを書いていてちょっとわかってきた。

しかし……台本を書いていて一番楽しいのはその「無駄」だったりする。ここで言う無駄とはユーモアのこと。
面白くない説明ゼリフを冗談を交えて面白くしないとお客さんはついて来てくれないし、悲しい場面での冗談は状況をより悲しくさせるし。
もちろん台本に書く以上、質の高いユーモアではないといけないので、これまた難しい。
日常生活だって、ユーモアのある人の方が一緒にいて楽しかったりする。
ま、余りやり過ぎるとただのふざけた人と取られ、怒られるが……
でもどんな状況でも笑い飛ばしたいと、つねづね思っている。

しかし、自分の思い通りに「ふざけた脚本」を書ける脚本家は限られている。
普通、無駄は省かないといけないから。
ま、そんなことも踏まえて「迷っている人」を迷わず素直に書いてみよう。
私は迷っている人が好きだ、とても人間的でかわいらしいと思うから。







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
書き込み (たきもと)
2007-02-25 17:24:41
初の書き込みありがとうございます。
はい、攻めの姿勢でやってみます。

猫さんたちもお元気ですか? よろしくお伝えくださいネ。


返信する
迷子の迷子の (しいば)
2007-02-24 18:27:50
初めての書き込みです。

何を無駄だと思うか、感じるかは人それぞれだよね。
ある人が後生大事に持っているものでも、全然別の人には其の価値が判らず、無駄なものにしか思えないということはよくあること。
「無駄」と「無意味」は違う。
さちおさんが書こうとしてるものでも、多分削ることができないものは、「無駄」なものではなくて、本当は必要なものなのでしょう。

あの今をときめく人気作家宮部みゆきさんでさえ、小説スクールの出身です。
大事なのはきっかけと持続力。
そこで何ができる、という受身の姿勢ではなく、この中で自分が何ができるか!という攻めの姿勢ですよ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。