六本木 ２

銀座にお芝居を見に行って。
「W～ダブル」面白かったです。

その帰りに六本木のお友達の職場へ寄ったら、
少し見ないうちに六本木の街がかなり進化していました。

一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなり、違和感を感じました。
……東京っぽい街です。

本を読んだ夏

先日の公演で本を読んだ男たちの集まりがあった。



毎回公演の後に、借りたものを返したり、渡すものを渡したり、言うことを言ったり、する為に集合する。
先日、送別会で旅立った柴ヤオくん以外の
『本を読む男』のキャストの皆さん、



年下なのになぜか「さん」づけで呼んでしまう瓜竜さん、
いつも申し訳なさそうにしている築地くん、
常に周りの状況を気にかけている康太郎くん、
それらの様子にケラケラ笑っている石川さん、
と私の５人。


今回の台本はもともと人に頼まれて書いたもので、
その企画が頓挫し、いわゆる「おくらいり」になるはずだったところを、
いろんな偶然と気持ちが重なって上演することになった。
４月の公演が終わり、なかなか気持ちを切り替えることが出来なかった私を、
キャストの皆さんの言葉が引っ張ってくれた。一人じゃ何もできない…。

でもその分、課題もたくさん見つかって、
それを思うと、「上演出来て良かった」とか呑気なことを言っておられず、
どうすれば次に生かせるのか…今はただただノートに書き留めて、
決して忘れない様に、次に繋げていけるように頭を悩ませるばかりです。


ほとんど初対面の状態で稽古を初めて、期間は丸一か月取れなかった。
お互いの環境を考えると恐らく、今後同じ顔触れでお芝居を作ることは難しいと思う。
それは私だけでなく、全員が口には出さないけれど内心では感じていたことで、
でも帰り際、康太郎くんが「またこのメンバーで芝居やろうよ」と言っていた。

それは一瞬のことかもしれないけれど、
その時は全員がそうなればいいと思った気がして、
内側のことだけ言わせてもらえれば、
そんな気持ちで解散できることは、
きっととても幸せなことだと思う。

……思い返してみると、なんだか駆け抜けた一か月だった。
高校球児たちの夏はこれからが山場だけど、
私の夏はもう終わった気がしている。

先日のこと

公演が終わって後片付けもままならないまま、
最近はいろんな方と会っている。
先日は藤井さんと会った。

藤井さんはお友達の脚本家、
いつもお芝居を見に来ていただき、
構想の段階から話を聞いてもらったりする。
そしてお互いの作品をやたら褒め合ったりする。

最近は短いものばかりしか書いてないので不安…という藤井さんの
現場の大変さを伺いながら、いつも書きたいものだけ書き、
役者さんにワガママ言いたい放題の自分が不安になった。
しかしそうも言っておられない、次回公演は日々迫ってきて、
まだ何もかも漠然としか考えがまとまっていない。

３０代はとにかく書きなさいと作家のS先生も言っておられた。
そうして、とにかく書こうと藤井さんと励まし合った。
刺激し合える友人が近くにいるのは幸せなことだ。
喫茶店でそれっぽく話しこんでいた私たちだったが、
その支払いに関しては「私が、私が…」と、オバサンっぽく意地を張り合った。

お別れが２つ

今日は劇団M.O.Pの最終公演を見に行き、
昨日はヤオくんの送別会だった。


劇団M.O.Pを初めてみたのはもう２０年近く前、大阪の小さな劇場だった。
初めて見た小劇場のお芝居で、とにかく感動して、
それ以来ほとんどの作品を見ている。
俳優さんは皆さんカッコよく、東京へ来て初めて見たときは、
昔からの知り合いに会ったみたいに、嬉しくて慰められた。
その劇団の２６年目の解散公演だった。



昨日はヤオくんの送別会だった。
８月末から１年間、母国でもある中国へ留学される。
ヤオくんに初めて会ったのは２年近く前、
東アジアの脚本家が集うイベントに、
中国の来賓の通訳として参加されていた、まだ学生さんだった。
独特の落ち着きと包容力があり、でも時々子供みたいに笑う。
春から夏にかけて、お芝居を二つ一緒に作った。


終わりとか別れとかが苦手だ。
そういうことを全く知らなかった時より知ってからの方が苦手になって、
それは今までの、
まだ昇華しきれていない、いろんな気持ちを一緒になって思い出してしまうからだろう。
せっかく忘れていたのに。
でもその苦手にも、そのうちに慣れてしまう自分の鈍感さにまたうんざりする。

つまり…ひとことで言うと寂しい。
変わって行くことが寂しいって思う。
でも仕方ない。

仕方がないからできるだけ、
平気な顔をしていたいと思っている。

ありがとうございました。

B.LET'S 第７回公演「本を読む男」全公演日程を無事終了することが出来ました。

猛暑の中、お忙しい中、ご来場くださった皆さま本当にありがとうございました。
お手伝いくださった皆さま、遠くから気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました。
皆さまがいてくださって、こうして無事に公演を終了することができたこと、
またお芝居を続けられる喜びを実感しております。

いつになく短い期間のスケジュールで公演を行い、毎日が反省と課題の連続の一ヶ月間でした。
終わった今もそれは続いていて…結局は次回公演でこの気持ちに答えを出して行くしかないと改めて考えています。

よろしければこれからも、お付き合いいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


お世話になった「ブローダーハウス」の皆さまありがとうございました。

少ない人数で、いろいろな役割を兼ねながら、最後まで私の言葉を聞いてくださったキャスト・スタッフの皆さま、
本当にありがとうございました。初めてのことが多く最初は不安ばかりでしたが、
こうして無事に公演を終了することが出来たのも、キャスト・スタッフの皆さんに恵まれたからだと思っています！

今日からそれぞれがまたそれぞれの場所に戻り、次の稽古、公演に向けて進んで参ります。
B.LET'S 次回公演は来年１月。私も新しく進んで行きたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします！

ありがとうございました。

滝本祥生

あと１日

たった３日間の公演は今日で終わりです。

私は今朝、本番を終え、
バラシをしている夢を見ました。
起きたらまだまだこれからだったので
少し混乱しました。

悔いのない様に後２回頑張ります。
当日券もありますので、
ぜひご来場くださいませ！

初日が終わりました

「本を読む男」8/6　初日公演を無事に終了することができました。
たった３日間の公演は、始まってしまえばあと２日。
お花や、差し入れや、久しぶりの友人や、職場の同僚や、
皆さまのお心づかいに感謝するばかりです。

少しでもお楽しみいただける様に
明日からもがんばります。
劇場でお待ちしております！

ブローダーハウス↓

今から本番！

今日の14:00と19:00に「本を読む男」の本番。
14:00の回はありがたいことに満席となりました。

後は楽しいお芝居を作るだけです。

19:00の回はまだお席がありますので、
お気軽にお越し下さい。

私は今、劇場に向かう電車の中なのですね、
頑張ります！

「本を読む男」は8/6から本番です。

明日から劇場入り。

いまの私は、
当日キャスト表を作りながら、
空席状況を心配しつつ、
音響のことを気にして、
芝居の修正点を考えている。
その上、夜更かしはお肌に悪いと美容のことまで気になってきた。
散漫になっている…。

ともかく、第７回公演「本を読む男」は8/6から本番です。

劇場でお待ちしております

稽古はあと二日

普段より長時間の稽古は心配していたよりもスムーズに集中した時間が過ぎた。

そして出演者の皆さんにお誕生日のお祝いをしてもらった。


私に誕生日のお祝いをする資格はないと、
誰の誕生日も祝わず、祝われず、
毎年普通の日と同じように過ごしてきたのでとても嬉しかった。
毎日言いたいことを言わしてもらってるのに、申し訳ないやら嬉しいやら…！

そうして結局は、全員がお芝居でいろんな気持ちを返すしかないと思い直したのでした。
とにかくあと二日。
稽古をするごとにお芝居は面白くなっているとおもいます。
暑いさなかですが、駅からすぐの劇場ですので、
是非、足をお運びください。