B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

ラブシーン

2007-03-24 01:10:59 | Weblog
来週の課題は「ラブシーン」です。
と、先生が言うと教室の雰囲気が変わった。
どうして人間は、幾つになってもこの手の話に浮き足立つのだろう。
もうすっかり、いい大人たちばかりなのに。
男性はニヤニヤ下品な事を言って笑い、女性はそれにあきれて失笑する。
高校生の頃と変わらない。
そんな中「私……愛って良くわからないんですよね」と、大学の卒業式を明日に控えた女の子が恥ずかしそうに笑って言った。
いとも簡単にそんなちからのあるセリフを言ってしまう、若さって凄い。

そういう私も浮き足立ったウチの一人で。
私の中では、課題の主人公を十代に設定することを勝手に禁止しているのだけど……若い人の話を書くほうが簡単だと思うから……やっぱりそういうシーンは高校生が主人公の方が清々しいかな……なんてニヤけていた。

しかし、課題の狙いは「愛」だの「恋」だのでは無く、セリフのちから……がんばろう。

開花宣言

2007-03-23 01:00:59 | Weblog
そろそろ桜が咲くらしい。

でもお花見をするにも、私はどこへ行ったら良いのかわからない。
仕事の同僚に聞いてみると、オウジ、スミダガワ、ウエノが、いいらしい。……やっぱり良くわからない。
私のイメージでは、円山、川端、嵐山、木屋町、東山、蹴上……考えてみると京都は桜だらけだ。その桜が、日本中の人が見に集まるほどの桜だったなんて、実感してなかった。
東京に来てわかったことは、京都はたくさんの人から愛されている町だということ。
京都出身だというとよく「いいね」と言われる。
「京都へ行くとホッとする」と、東京の人が言っていた。
私もきっと、ホッとすると思う。
去年の話をしてもしょうがないけど、去年の今頃は東京へ来るなんて思いもしなかったから、お花見をしなかった。アルバイトとお芝居でいろいろ忙しかったから。
こんなことなら、もう少し丁寧に、京都の桜を見ておけばよかった。

友達のリカは昔、桜が嫌いだと言っていた、「ハレガマシイ」からと。
私は人並みに桜が好きだと思う。この時期はつい、遠回りや寄り道が多くなる。
せっかくだから、スミダガワの桜を見に行ってみようかな。
東京へ来てまだ四ヶ月だけど、故郷ができたことと、それを懐かしむ人の気持ちが少しわかる様になったことは、良かった事のウチの一つかもしれない。


一年後

2007-03-17 10:06:20 | Weblog
毎回シナリオの話ばかりですが、
先日学校で聞いたところによると、先生は中盤過ぎたらもの凄く厳しくなるらしい、と生徒さんが話していた。思わず横にいた人と喜んだ、そうしてもらわないと困ります。
よく劇作家や舞台俳優の方が「お客さんに育ててもらった」と言われるけれど、お金を払い、時間を割いて、わざわざ劇場まで見に来るお客さんの評価はとても厳しく、温かく、的を得ている、と思う。そんな環境で育つから、舞台から出てくる作家さんや俳優さんはうまいのだと思う。
だからシナリオを書いていて、演劇をやってて良かったと思うし、またやりたいと思う。ぜったい演劇の方が面白い。

それはさておき、来週の課題は「一年後」。
私は時間を飛ばすのが苦手……というか、どうしていいかわからない。
長い時間がたって人が「変化」するのは当たり前で、出来れば短い時間の間に変化する場面を描きたい、といつも思う。
だから私の考える話は長くて一日、又はリアルタイムで進行して行ったりもする。その分描かれる「変化」は小さくなってしまうけど、その小さな「変化」が私の様な小心者にはとても重要に感じる。

またまた話は変わるけど、私は海外ドラマの「ER」がとても好きでもう十年以上前からずっと見ている。シーズン11まで出ていて、1シーズン23話ほどあるから全部で253話ほど。(こう考えるとTUTAYAに支払ったレンタル代もバカにはならない)
この「ER」も病院(救命病棟)での一日がテーマとなっている。
個性的な登場人物の数々のエピソードが、丁寧に、同時進行で描かれる。
もう何度「ER」のクリスマスと感謝祭を見ただろう……もしかしたらこの「ER」を見すぎているせいで、時間を飛ばすのが苦手なのかも知れない。
話がそれてしまった。
とはいえ書かなくては。

「一年後」……とても中途半端な時間。それ以上になると短い枚数じゃ収まらないし、その中で面白いドラマを考えろと言うのが狙いなのだろうナ。
わからないとか、苦手なんて言わずに書いてみよう。
きっと書いたことが無いから苦手なんだ。







評価

2007-03-15 02:05:48 | Weblog
週に一回、シナリオ学校に通っている。
いつも次週の課題のことばかり書いて、その評価についてはここに書いたことが無いけれど、実はココだけの話、その評価がちょびっと物足りない……
課題を提出するたびに、講師の先生から赤ペンが入って帰ってくる。
「この調子でがんばって!」という様なコメントが毎回、それもみんなに同じ様なことが書いてある。お金も払ってるし、もっといろいろ面白いアドバイスをして欲しいと思うけれど、結局はその人の個性みたいな物が必要になってくるから、あまり事細かに言えない気持ちも良くわかる。
でもやっぱり……
シンプルな課題に重要なのは、その課題を活かせるシチュエーションとセリフ、それを選ぶセンスみたいなものなのだろうか……? そういう事の訓練なのかもしれない。
結局大切なのは、他人ではなく自分の基準、毎回どれだけ満足行くものを書いているか、ということなのかもしれないなぁ。

学生生活

2007-03-11 02:05:40 | Weblog
シナリオ学校に受賞の報告をした。
学校に通う前に応募したから関係無いのかも知れないけど、学校としては宣伝材料になるみたい。私が行っているのは初級コースなので、先生もちょっとビックリしていた。

学校にもそろそろ慣れてきて、名前と顔が一致してきた。
50人くらいのクラス、夜間コースなので少し男性が多いだろうか。 
内容はともかく、「授業」というシチュエーションは久しぶりで新鮮だ。
聞くところによると、私達のクラスは「かなり熱心」らしい。
毎回講義が終わると皆で集まり、お茶やお酒を飲みながら返してもらった課題を回し読みする。
大学生の頃みたいだ。

しかし本当に東京には色んな人がいる。
前回のブログにコメントを書いてくれた入月美樹さんは岩井俊二監督の映画制作会社でシナリオを製作していらっしゃって、東京のことをいろいろ教えてもらった。かつて京都で、ガバメント・オブ・ドッグスを欠かさず見ていたという構成作家の人や、学校の生徒さんにはウェブデザイナーや、映像作家や、なんとかライター、漫画家、イギリス人と結婚していた人などなど、様々な職業や背景の人がいて面白い。
せっかく縁あって知り合ったのだから、またいろいろ話を聞いてみよう。

ともかく、来週の課題は「喧嘩」。原稿用紙三枚分。
シーンが長くなると、書く事が楽しくなってくる。






おかげ様で

2007-03-08 11:11:43 | Weblog
先日、一月に応募した「日本放送作家協会 第35回創作ラジオドラマ大賞」の選考事務局から電話があり、佳作に入選したとの連絡をいただきました。
応募総数234編の2番。表彰してもらうのなんて、確か小学校三年生の時、版画で賞状をもらって以来でとても嬉しい!

『真夏の雪』
遊園地にアルバイトに来た女子高生の恋の話。

初稿を書いたのは確か二年前で、一緒に洋食屋さんで働いていた女子高生にプロットを聞いてもらったり、鹿児島出身の友達に資料を借りたりしながら書きました。
それから何度も応募し、落選し、書き直し…もう絶対ムリだと思っていたのに。
今は授賞式に着て行くお洋服のことで頭がいっぱいですが、この佳作が一生の自慢話にならない様に、これからもがんばって行こうと思います。

ドラマ化が決定しているのは大賞の作品だけなのですが、いつか私の作品も放送されて、皆さんに聞きいて貰いたいなぁって思います。
では、今日もシナリオ学校へ行ってきます。








そうする。

2007-03-02 01:21:04 | Weblog
山本麻貴ちゃんとごはんを食べた。
魚灯のリーディング公演の為、池袋で稽古をしているそうだ。先週は池袋の同じホールで石本さんが出演するお芝居を見に行った。MONOは名古屋公演。日本各地でみんな芝居をしている、私もがんばらねば。
原稿用紙2,3枚の課題に一週間もかかっている場合ではなーい!
課題の枚数が少ない今の状態なら、やろうと思えば課題は一日で終わるはず。
さっさと課題を終わらして、自分の作品を書こうと思う。今月末に一つコンクールがあるからそれに向けて。決めた、誰が何と言おうと……誰も何も言わないけど、もうそうする。