少し時間がたちましたが、先日の「深水三章朗読劇vol.54」、無事に全公演終了致しました!
ご来場いただいた皆様、気にかけていただいた皆様、本当にありがとうございました。
内容については稽古不足やいろいろ心残りがあり、改めて深水さんの凄さを感じる機会となりましたが、毎週土日に深水さんがバーテンを務められていた、そして月に一回、計53回朗読劇を開催されていたbar「リトリート倶楽部」が、あの頃と同じ様に賑やかになったこと、
また深水さんと一緒に公演が出来るようで、とても慰められた気持ちになりました。
出演者の皆さん、機材を貸していただいた大倉さん、リトリート倶楽部の関係者の皆様、ありがとうございました。
一昨日、12/29が深水さんの一周忌でした。
去年のこの日から、深水さんのことをよく考えていました。
このブログにも何度も書き、だけど下書きに置いたまま更新せずに、日が過ぎて行きました。心を言葉にする事で解放されたくなかったし、許せない気持ちでいました。劇団のHPにお悔やみの文章をのせましたが、私はとても書けないからと甘え、劇団員の大田さんに書いてもらったものに手を入れさせてもらいました。
8月に私と劇団員の永島さんと大田さんと3人で、お墓参りへ行きました。
真夏の炎天下を覚悟していたのですが、台風の隙間の、とても涼しい一日でした。
涼しいとはいえ供物をそのままにしてはおけないと、持って行ったものを順にお墓に流しました。
私はブラックコーヒーを、永島さんはウィスキーの小瓶を、大田さんは深水さんがいつも吸っていたウィンストンの赤の代わりに、自分のショートホープに火を点けました。
暮石の上に、深水さんがヒョイと座っている様な感じがしました。
もう会えないと思っていたけれど、ここへ来ればまた会えるのだと、少し安心した気持ちになりました。
会えない寂しさと一緒に、私の心を覆っていたのは罪悪感でした。でも、急逝だった分、近しい皆さんが少なからず同じ気持ちでいらっしゃることは分かっていたので、言葉にすることはできず、言えない思いをラジオドラマに書きました。
作品が佳作となり、周りの皆さんに祝福していただきました。
それで、前から思いつつ言い出せなかった「深水三章朗読劇」を企画する勇気が湧きました。
自分の厚かましさと同時に、よくできた話だと人ごとの様に感じました。…これは書いた物語がよくできているのではなくて、私の深水さんに纏わる一年のこと。失った物に代わる様々な想いを与えてもらいました。でも何より元気でいて欲しかったです。
ともかく、感謝の気持ちを切実に感じています。
これからも変わらず深水さんの思い出と時々の罪悪感と、一緒に過ごしていこうと思います。
朗読劇も出来ることならどんな形でも続けて行けたらと思います。
そしてグラグラと揺らぎながらも、深水さんの様に自分を貫いて行けるように、明日からも精進していきたいです。
感謝の気持ちをお伝えするつもりが…大晦日に長文読んでいただきありがとうございました。
皆さま今年も大変お世話になりました。
明日からもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018.12.31
滝本祥生
ご来場いただいた皆様、気にかけていただいた皆様、本当にありがとうございました。
内容については稽古不足やいろいろ心残りがあり、改めて深水さんの凄さを感じる機会となりましたが、毎週土日に深水さんがバーテンを務められていた、そして月に一回、計53回朗読劇を開催されていたbar「リトリート倶楽部」が、あの頃と同じ様に賑やかになったこと、
また深水さんと一緒に公演が出来るようで、とても慰められた気持ちになりました。
出演者の皆さん、機材を貸していただいた大倉さん、リトリート倶楽部の関係者の皆様、ありがとうございました。
一昨日、12/29が深水さんの一周忌でした。
去年のこの日から、深水さんのことをよく考えていました。
このブログにも何度も書き、だけど下書きに置いたまま更新せずに、日が過ぎて行きました。心を言葉にする事で解放されたくなかったし、許せない気持ちでいました。劇団のHPにお悔やみの文章をのせましたが、私はとても書けないからと甘え、劇団員の大田さんに書いてもらったものに手を入れさせてもらいました。
8月に私と劇団員の永島さんと大田さんと3人で、お墓参りへ行きました。
真夏の炎天下を覚悟していたのですが、台風の隙間の、とても涼しい一日でした。
涼しいとはいえ供物をそのままにしてはおけないと、持って行ったものを順にお墓に流しました。
私はブラックコーヒーを、永島さんはウィスキーの小瓶を、大田さんは深水さんがいつも吸っていたウィンストンの赤の代わりに、自分のショートホープに火を点けました。
暮石の上に、深水さんがヒョイと座っている様な感じがしました。
もう会えないと思っていたけれど、ここへ来ればまた会えるのだと、少し安心した気持ちになりました。
会えない寂しさと一緒に、私の心を覆っていたのは罪悪感でした。でも、急逝だった分、近しい皆さんが少なからず同じ気持ちでいらっしゃることは分かっていたので、言葉にすることはできず、言えない思いをラジオドラマに書きました。
作品が佳作となり、周りの皆さんに祝福していただきました。
それで、前から思いつつ言い出せなかった「深水三章朗読劇」を企画する勇気が湧きました。
自分の厚かましさと同時に、よくできた話だと人ごとの様に感じました。…これは書いた物語がよくできているのではなくて、私の深水さんに纏わる一年のこと。失った物に代わる様々な想いを与えてもらいました。でも何より元気でいて欲しかったです。
ともかく、感謝の気持ちを切実に感じています。
これからも変わらず深水さんの思い出と時々の罪悪感と、一緒に過ごしていこうと思います。
朗読劇も出来ることならどんな形でも続けて行けたらと思います。
そしてグラグラと揺らぎながらも、深水さんの様に自分を貫いて行けるように、明日からも精進していきたいです。
感謝の気持ちをお伝えするつもりが…大晦日に長文読んでいただきありがとうございました。
皆さま今年も大変お世話になりました。
明日からもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018.12.31
滝本祥生