B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

「纏わるひとびと」おかげさまで全公演終了いたしました。

2017-07-21 03:00:59 | 日記

「纏わるひとびと」おかげさまで全公演終了いたしました。

ご来場いただいた皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

関係者のみなさま、ありがとうございました。

一つの公演を、13回も上演したことは初めてで、重ねるにつれお芝居はどんどん成長して行きました。これは初めての感覚でしたし、とてもいい経験になりました。

日々変わり、完成形を探し続ける俳優の皆さんの姿勢に感激したし、作品が何度も上演される事をとても幸せに思いました。

2度目の合同公演にどんな意味があるのか、その結果が現れるだろうと取り組んできた企画でしたが、お互いの団体の成長を、前回よりも私は感じることが出来たし、もう少し時間が経てば、もっといろいろなことが分かって来るのではないかと思っています。

様々なハプニングもありましたが、合同公演ということで、普段感じられないいろいろなことを感じることが出来ました。こういう機会をくださりお世話になったTOKYOハンバーグの皆さまに心より感謝しています。

主宰同士が大変な思いをするのは当たり前ですが、それに本当に我慢強く向き合い、作品に命を吹き込んでくださった俳優の皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

B.LET'Sでは本公演を来年の3月を予定しています。

それまでにもいろいろと楽しい企画をしていく予定、またこのブログやその他SNS等でお知らせしていきますので、思い出したらまたチェックしてみてください。

また皆さまとまたお会いできますことを楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

 

B.LET'S 滝本祥生

 

 

 

 


「纏わるひとびと」千秋楽です。

2017-07-19 02:11:23 | 日記

1年振りに書かせてもらった新作、「纏わるひとびと」が終わります。

「ようやく」というか、「もう?」というか。

連日多くの皆さまに足をお運びいただいて、とても嬉しく、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 ありがとうございます。

 

「纏わるひとびと」を書いていたのは私にはもうかなり前の記憶の様な気がしますが、とっても長く、高いハードルでした。

…長く、高いハードルっておかしな表現ですね。長期間ということが言いたかったのです。

実話に基づいた物語ということで、多くの方が重く受け止めてくださったようですが、わたしの中ではやっぱりフィクション。実際の事件に関わった方に会ったことはありませんので、自分の中で直に動いた感情だけがノンフィクションであって、一筋縄では行かない登場人物達を何とかしてあげなければと、せいいっぱい愛情を注いで書きました。

それが今俳優さん達のものとなり、心を込めて演じて貰って、日々完成形に近づいています。お芝居はもう初めの頃と全然違っています。

残りの2回の公演ではさらにその集大成が見られると思いますので、是非皆さまにご覧いただけましたら幸いです。

 

7/19(水)の13時公演、18時公演共、当日券が販売されます。

特に13時公演は平日お昼の公演ということもあり、かなりゆったり見ていただくことが出来ますので、お見逃しの無いようにこの機会に是非ご覧いただけたら幸いです!

皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

 

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)

 

 


「纏わるひとびと」も後半へ。

2017-07-17 08:51:06 | 日記

昨日で折り返しとなった公演も、残り5公演となりました。

連日、たくさんのお客様にご来場いただいて、感想もおおむね好評をいただいているようで、とても嬉しく思っています。

ご来場いただいた日頃お世話になっている皆さまに、まだきちんとお礼のご連絡をお伝え出来ていないのですが、随時お返しさせていただいております。

皆さま、本当にありがとうございます!

 

 

13回も上演できる事は今までにない経験で、日々、お芝居の成長を感じています。

劇作のみで公演に関わることもあまりないことなので、普段感じられないことを感じたり分かったり発見と反省、そういう意味でもいい経験となっています。

 

 

「纏わるひとびと」という作品はすでに私の元を離れているのですが、お芝居を見ながら、なるほどここはこんな風にするのか、とかここはこう理解されたのか、とかいろいろ考えながら見ています。

違う目線が入るからこそ面白いし、それが合わさって、今回一つの作品になることができたと思います。

 

 

それも残りあと5公演のみとなりました。

新宿まで来られた際は、ぜひお立ち寄りください。

 

 

当日券は毎回販売されますし、明日以降のご予約も承っております。

劇場で、皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)


「纏わるひとびと」初日があけました。

2017-07-13 09:46:22 | 日記

おかげさまで昨日、無事に初日を迎えることが出来ました。

ご来場くださった皆さま、気に掛けていただいた皆さま、本当にありがとうございました。

評判も割といいみたいなので、少しホッとしています。台本と演出の分担作業が、双方の劇団のお客様にとって、また、今回初めてのお客様にとってもどんな風に受け取られるか心配だったのですが、一つの作品として受け入れてもらえたのではないかと思います。

今日から2日目で、お席の方もまだございますので、是非劇場へ足をお運び頂けましたら幸いです。

 

先日、取材していただいた記事を掲載していただきました。

観劇のご参考に、ご覧いただけましたら幸いです。

 

http://kangekiyoho.blog.jp/archives/52031203.html

 

公演は13日まで。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

ご予約はこちらから

http://ticket.corich.jp/apply/83718/222/

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
12日(水)19:00★
13日(木)19:00★
14日(金)14:00★/19:00
15日(土)13:00/18:00
16日(日)13:00/18:00
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)

 

 


「纏わるひとびと」は劇場入りしました。

2017-07-11 01:09:50 | 日記

7/12(水)から始まる「纏わるひとびと」は本日より劇場入りしています。

B.LET’Sは初めてのサンモールスタジオですが、TOKYOハンバーグさんは何度も公演をされています。

とてもステキな劇場、今日は朝から劇場仕込みでした。

 

 

私は、あまり稽古場へ顔を出せなかったのですが、1ヶ月以上稽古を共にされた出演者の皆さんはすっかり打ち解けておられます。

そんな中、次々と作業は進んで行きます。

 

 

楽屋作りを担当された、かわいい女優さん達。

 

そして順調に作業が進んだ後は稽古が始まりました。

 

 

ロビーで作業しているとセリフが聞こえてくるのでちょっと覗いてみました。

これはあのシーン……!

 

 

 

 

今回の合同公演の為に書いた「纏わるひとびと」。

出来る限りの愛情を込めて書いた作品。そこにキャスト・スタッフの皆さんの心が合わさって、照明と音響が入り、

 

いったいどんな風に立ち上がるのか、楽しみで仕方ありません。

きっとB.LET'Sでは見たことがない作品となっていますし、

TOKYOハンバーグでも見たことがない作品になっているのではないでしょうか。

 

 

是非、劇場でお確かめください!

迷っている方はひとまずPVをご鑑賞ください。

 
おまちしております!
 

 

ご予約はこちらから↓↓↓

http://ticket.corich.jp/apply/83718/222/

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
12日(水)19:00★
13日(木)19:00★
14日(金)14:00★/19:00
15日(土)13:00/18:00
16日(日)13:00/18:00
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)

 

 


通し稽古

2017-07-06 01:42:04 | 日記

「纏わるひとびと」はいつもの稽古場を離れ、スタジオ稽古へ移行したいます。

キャストの皆さんは連日、昼からの稽古。

 

そして本日、初通し稽古でした。

いろいろハプニングはありましたが、個人的には一度も集中力が切れることなく、

 

最後まで楽しく見ることが出来ました!

俳優さん達も、通して見て分かることがたくさんあります。

個人的なテーマは一つだけなのですが、見る人によって様々に心に響くテーマがあるのではないでしょうか。

 

 

毎日必死でこの作品を書いた私としましては、

今、この作品と必死で向き合われるキャスト・スタッフの皆さんの気持ちが、誰よりも分かるつもりです。

そして、その逆に物語が出来るまでの日々を、こんな気持ちで待ってもらっていたのだと、改めて感じています。

 

初通しでひとまず一安心してまた次の段階へ。

ますます面白くなりそうです。

見せ場とドラマがたくさん詰まった物語となっていました。

ぜひぜひおたのしみに!

 

 

ご予約はこちらから↓↓↓

http://ticket.corich.jp/apply/83718/222/

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
12日(水)19:00★
13日(木)19:00★
14日(金)14:00★/19:00
15日(土)13:00/18:00
16日(日)13:00/18:00
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)

 


クチナシの花

2017-07-04 04:35:03 | 日記
少し前まで、駅までの道にクチナシの花が咲いていて。これについて何か書きたいと思いつつ、その時はまだ来週からの公演「纏わるひとびと」の執筆中で書けなくて、ようやく終わったと思ったら、花の季節も終わってしまった。

私は何の花の香りが好きって言ったらクチナシの花の香りが好きだ。

あの甘くて芳醇な香りがするといろいろなことを思い出す。

実家の庭にはクチナシの花があった。庭と言っても、ワンルームマンションのキッチンほどの大きさしかなく、裏の建物「ドライアイスさん」の土地だった。ドライアイスさんという呼び名は通称で、その昔、そこでドライアイスの製造をやっていたそうだ。とっくに倒産してしまったらしく、営業しているドライアイスさんを私は見たことがない。ショウウィンドウには干からびたみの虫がなぜだかぶら下がっていた。

話しが逸れた。

クチナシの香りは、毎年ウチの居間に夏を運んできた。わが家の夏とは、野球のナイター中継を見ながら、枝豆でビールを飲む父の姿だった。

今でもその甘い香りがすると決まって、その風景を思い出す。もう父も居ないし、庭は駐車場に変わったし、見ることは出来ないのに。香りの記憶とは不思議なものだ。

ちょうど今回の公演の顔合わせの日の早朝に、父が亡くなった。

東京に来て以来、ほとんど実家へ帰っていなかった気遣いからか、家族から「もう間に合わないので、すぐに帰って来なくてもいいよ」と言われた。

「なんだその気遣い…」と思いながら、すぐに京都へ帰った。私だって早く父に会いたかったし、そんな気持ちのまま日常生活を送れと言うのは酷な話だ。そういうちょっとズレた心遣いが、ウチの家族らしいと思ったし、事態をよりリアルに感じさせた。

…なんだか、やっぱりうまく書けないけれど。

近い将来、そういう日が来ることを想像して耐えられず、私は去年「エピローグに栞を」という物語を書いた。長年実家に戻っていなかった娘と、その父親が和解する話。父に向けての贖罪のつもりで書いたのに、その頃にはもう身体も弱っていた父に、見て貰うことは叶わなかった。あれからちょうど1年。まだもう少し時間はあると思っていた。

京都に着いてからはずっと、父の隣で「纏わるひとびと」を書いていた。

今回の物語も、父と娘の物語でもある。ここに出てくる父親と、私の父は似ても似付かないけれど、数ヶ月前、無防備にそういうプロットを書いたことが悔やまれた。

 

所用を済ませ、東京へ戻ったその足で稽古場へ行く。

永島さんはこういうときに何て声をかけていいか分からないといった様子で、傍へ寄ってきてはただただウンウンと頷き、大田さんはおもむろにお香典をくれた。不器用過ぎる二人の様子がなんとも面白かった。

 

ただ、それだけの話だけど。

少し前まではいろいろ考えるヒマもなく台本を書いていたので、やっと今、駅までの行く道にあったクチナシの花のことを思い出している。

 

そういう意味で「纏わるひとびと」は思い出深い作品となった。人の死と、人々の優しさを、私に感じさせてくれる。

 

 

そろそろ、夜が明けてきた。



「纏わるひとびと」の稽古

2017-07-03 01:13:57 | 日記

7月になった。

合同公演「纏わるひとびと」の稽古が進んでいる。

今日からはスタジオ稽古へ移るそうだ。

忙しくてなかなか稽古場へ行けてないけれど、稽古は順調に進んでいるみたい。

先日は川原でPVの撮影をしたそうだ。みなさんいい表情

 

 

前回公演が終わってすぐにこの企画に取りかかり、プロットの方向性が決まったのが確か3月の終わりだった。

4月頃からは、取材したり調べ物をしたりで、ほとんどの自由時間はこの本を書いていて、いろんなお芝居のご案内をもらったのに行くことが出来ず、不義理をしてしまった。

自分の未熟さを棚に上げて言わせてもらうと、長編のお芝居を書くには高いモチベーションが必要で、次にそれを描く題材がいる。

 

 

それらが見つかってからは、どうすればもっと面白く、見たことのない表現が出来るかを考えていた。

私は、京都出身と言うことが関係しているかどうか分からないが、書くセリフのほとんどに裏腹の気持ちが伴う。なので、登場人物がより複雑な気持ちで表現出来る方法を考え、現状の形になった。

 

 

台本はいつも書く5場の構成では書かなかったので、物語の空気がなかなか掴めなくて、最後まで苦労していた。最後の方は時間がなくてプロットをきちんと書いていなかったこともあり、思った以上に時間もかかってしまった。プロットの大切さを改めて感じたし、いろいろ、とても難しかった。それでもなんとか終えられたのは、キャスト・スタッフの皆さんのお陰、一人でできることなど何もないと改めて感じる。

それら全てが今から考えると楽しい作業だったようにも思うし、好きな作品になった。

 

個人的には作業期間にいろいろな事が重なった分、思い出深い作品となりました。

今日からのスタジオ稽古でお芝居がどんな風に進化していくか、楽しみです。

是非、劇場でご覧ください。

 

 

ご予約はこちらから↓↓↓

http://ticket.corich.jp/apply/83718/222/

TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同企画 Vol,2 
サンモールスタジオ提携公演

「纏(まつ)わるひとびと」

作・滝本祥生 (B.LET’S)
演出・大西弘記 (TOKYOハンバーグ)

2017年7月12日(水)~19日(水)
全13ステージ
会場:新宿サンモールスタジオ

キャスト
永田涼香 山本由奈(以上TOKYOハンバーグ) 
永島広美 大田康太郎(以上B.LET’S)
甲津拓平(流山児★事務所) 白石花子(劇団民藝) 海老原恒(office shrimp) 真保栄千草(MAXSTAR)  平岡亮(オフィス斬) 岡田昌也 三村慎 上田尋 宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)

物語
地方都市の高校ラグビー部、不良のたまり場だった部活をまとめ上げ、
全国大会の常連校に育てた伝説の監督がいた。
誰もが憧れ、魅了され、誰からも愛された彼は地元の英雄。
しかし、一方では大きな闇を抱えている。

そんな英雄が急逝して十数年。

興味を持った駆け出しのドキュメンタリー映画作家が、
彼の家族と周りの人びとを取材し、やがて新事実が明らかになって行く。
彼が抱えていた闇、そしてその深さは?

「でもいいの? こんなにいろいろな人の話を聞いて纏まる?」
「纏めない。必要ないし」
「え?」

ひとりでは生きられない人間たちが、それぞれの愛を探る。

初の合同公演から約三年、
TOKYOハンバーグとB.LET'Sが再び紡ぐ新しい物語。

日程
7月
12日(水)19:00★
13日(木)19:00★
14日(金)14:00★/19:00
15日(土)13:00/18:00
16日(日)13:00/18:00
17日(祝)14:00
18日(火)14:00/19:00
19日(水)13:00/18:00

★の部は前半割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前(整理券の発行)。
開場時刻から、整理券の番号順にご入場いただきます。


チケット料金
◆前売/3800円 当日/4000円
◆前半割引(★の部)前売・当日/3500円
◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書
※全席自由(日時指定)