今週金曜から3日間上演する朗読劇「真夏の雪」。
この作品を最初に書いたのは、もう10年以上前になる。
まだ京都にいて、どうしていいかわからずに、コンクールに応募していた、3つ目の作品だったと思う。
1作目、2作目もコンクールに応募して落ちてしまった。どの作品も何度も書き直した。
この「真夏の雪」も3回くらい落ちて、書き直したと思う。
しつこく書き直したのは、好きな話だったから。
公募に出すたび修正点が見つかったし、直すたびに良くなったと感じた。そして運良く、「創作ラジオドラマ大賞」で佳作に選んでもらった。
で、余談だけどその時の大賞を取られたのが小説家の湊かなえさんだった。
その時はまだ彼女は本名だったし、普通の主婦だった。
ただ、今公募に出してる小説がいいところまで行っていると、世間話として話されていた。それが「告白」で。その後、本になったからと送って来てくださり、面白かった旨のお返事をした。
だから、それからのご活躍ぶりについてはなんというか、呆気に取られたように眺めていた。
まさかあの時は、今こんな風になられるなんて、思ってもいなかった。
でもあの時は、なぜ自分が佳作で湊さんが大賞なのか、恐れ多くもあまりよく分かっていなかった。
今では分かっているつもりだ。
それを踏まえて、稽古をしながら俳優さん達にもいろいろ指摘してもらい、最後の書き直しをした。
ずっと良くなったし、もっと好きな作品になった。
今回この作品と向き合って、この頃はとっても自由に書いているなと感じた。
物語も書き方も、なんだかみずみずしいのだ。
良くも悪くも、こんな風にはもう書けないと思う。まだ脚本の書き方も分からずに、見よう見まねで書いていた。ラジオドラマ用の脚本なのにラジオドラマには向いていないヘンな物語、書き方や物語の作り方のルールなんて知らなかった。
かわいらしくイキイキと、また涙を堪えながら、表現してくれる俳優さんや、終わるたび「いい話だね」って言ってくれる俳優さんたちと稽古をしながら、脚本はやっぱり俳優さんに演じてもらわないと成立しないもので、10年経ってこういう機会があって、この俳優さんたちと作品が出会って良かったなあって、幸せを噛み締めています。
「真夏の雪」は3/29金曜日からです。
是非、皆さまにご覧いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
滝本祥生ドラマリーディング企画
「真夏の雪」
作・演出 滝本祥生
キャスト
出演 飯野美紗子 ・ 平岡亮 ・ 小林英樹 ・ 如月皐
演奏 Mahsa(マーサ)今尾昌子
○東京会場 下北沢 ARENA 03-6450-7957
3月29 日(金)20:00
30 日(土)13:00/17:00/20:30
31 日(日)13:00/17:00
前売・当日共 ¥2800
(予約制・自由席・1ドリンク制別料金)
○長野会場 犀の角シアター 0268-71-5221
4月12日(金)19:00
13 日(土)13:00/17:00
前売・当日共 ¥3000(予約制・自由席)
ご予約受付中
お問合せ→090-1907-8034
MAIL blets1234567@gmail.com
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/19/f1dae9f7214f748da93ad28202bdb206.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ad/97d55ecb60d89eae408ab7ae1de4dbd5.jpg)
この作品を最初に書いたのは、もう10年以上前になる。
まだ京都にいて、どうしていいかわからずに、コンクールに応募していた、3つ目の作品だったと思う。
1作目、2作目もコンクールに応募して落ちてしまった。どの作品も何度も書き直した。
この「真夏の雪」も3回くらい落ちて、書き直したと思う。
しつこく書き直したのは、好きな話だったから。
公募に出すたび修正点が見つかったし、直すたびに良くなったと感じた。そして運良く、「創作ラジオドラマ大賞」で佳作に選んでもらった。
で、余談だけどその時の大賞を取られたのが小説家の湊かなえさんだった。
その時はまだ彼女は本名だったし、普通の主婦だった。
ただ、今公募に出してる小説がいいところまで行っていると、世間話として話されていた。それが「告白」で。その後、本になったからと送って来てくださり、面白かった旨のお返事をした。
だから、それからのご活躍ぶりについてはなんというか、呆気に取られたように眺めていた。
まさかあの時は、今こんな風になられるなんて、思ってもいなかった。
でもあの時は、なぜ自分が佳作で湊さんが大賞なのか、恐れ多くもあまりよく分かっていなかった。
今では分かっているつもりだ。
それを踏まえて、稽古をしながら俳優さん達にもいろいろ指摘してもらい、最後の書き直しをした。
ずっと良くなったし、もっと好きな作品になった。
今回この作品と向き合って、この頃はとっても自由に書いているなと感じた。
物語も書き方も、なんだかみずみずしいのだ。
良くも悪くも、こんな風にはもう書けないと思う。まだ脚本の書き方も分からずに、見よう見まねで書いていた。ラジオドラマ用の脚本なのにラジオドラマには向いていないヘンな物語、書き方や物語の作り方のルールなんて知らなかった。
かわいらしくイキイキと、また涙を堪えながら、表現してくれる俳優さんや、終わるたび「いい話だね」って言ってくれる俳優さんたちと稽古をしながら、脚本はやっぱり俳優さんに演じてもらわないと成立しないもので、10年経ってこういう機会があって、この俳優さんたちと作品が出会って良かったなあって、幸せを噛み締めています。
「真夏の雪」は3/29金曜日からです。
是非、皆さまにご覧いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
滝本祥生ドラマリーディング企画
「真夏の雪」
作・演出 滝本祥生
キャスト
出演 飯野美紗子 ・ 平岡亮 ・ 小林英樹 ・ 如月皐
演奏 Mahsa(マーサ)今尾昌子
○東京会場 下北沢 ARENA 03-6450-7957
3月29 日(金)20:00
30 日(土)13:00/17:00/20:30
31 日(日)13:00/17:00
前売・当日共 ¥2800
(予約制・自由席・1ドリンク制別料金)
○長野会場 犀の角シアター 0268-71-5221
4月12日(金)19:00
13 日(土)13:00/17:00
前売・当日共 ¥3000(予約制・自由席)
ご予約受付中
お問合せ→090-1907-8034
MAIL blets1234567@gmail.com
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/19/f1dae9f7214f748da93ad28202bdb206.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ad/97d55ecb60d89eae408ab7ae1de4dbd5.jpg)