石本さんの芝居を見に行った。「元禄光琳模様」。
楽屋から出てきた、久しぶりに会う石本さんに、少し恥ずかしくなって「輝いていたよ……」と中年のおじさんみたいなことを言ってしまった。
でも本当に、舞台上での石本さんは大きく見えるし、役者さんは皆輝いて見える。そりゃ、たくさんライトがあたっているし、きれいな衣装を着ているからかもしれないけど、きっと何かが体から出ているのだ。アドレナリンとか? 流行のオーラとか?
そしてその中の一握りの人しか真ん中に立つことを許されないのだから、ダイレクトに厳しい世界だ。もちろん私のやっていることも同じで、ロビーに並ぶ大きな花輪の数々を前に、「いつか私達も……」なんて石本さんと苦笑した。
でも、このあいだ見た映画「リトル・ミス・サンシャイン」の中で、「負け犬とは挑戦できるのにしない人のことだ」というセリフがあってちょっと救われたし……救われている場合じゃないけど、そんな映画や芝居の中のセリフで癒されることもある。R.S.Cの「マクベス」を見た時もそうだった。「カイロ紫のバラ」の主人公が映画を見て微笑むラストシーンみたいに。映画やお芝居が現実の問題解決に向って背中を押してくれることもある。
そんなお芝居が書きたくて、シナリオをやっている、はずだ。
でもそれが、ホントに難しいことなんだナァ。
楽屋から出てきた、久しぶりに会う石本さんに、少し恥ずかしくなって「輝いていたよ……」と中年のおじさんみたいなことを言ってしまった。
でも本当に、舞台上での石本さんは大きく見えるし、役者さんは皆輝いて見える。そりゃ、たくさんライトがあたっているし、きれいな衣装を着ているからかもしれないけど、きっと何かが体から出ているのだ。アドレナリンとか? 流行のオーラとか?
そしてその中の一握りの人しか真ん中に立つことを許されないのだから、ダイレクトに厳しい世界だ。もちろん私のやっていることも同じで、ロビーに並ぶ大きな花輪の数々を前に、「いつか私達も……」なんて石本さんと苦笑した。
でも、このあいだ見た映画「リトル・ミス・サンシャイン」の中で、「負け犬とは挑戦できるのにしない人のことだ」というセリフがあってちょっと救われたし……救われている場合じゃないけど、そんな映画や芝居の中のセリフで癒されることもある。R.S.Cの「マクベス」を見た時もそうだった。「カイロ紫のバラ」の主人公が映画を見て微笑むラストシーンみたいに。映画やお芝居が現実の問題解決に向って背中を押してくれることもある。
そんなお芝居が書きたくて、シナリオをやっている、はずだ。
でもそれが、ホントに難しいことなんだナァ。