予告通り2場の立ち稽古に入る前に本読みをしっかりやってみたら、立ち稽古の時間が無くなってしまいました。
時間の配分はなかなか難しいです……。
あ、でも確かにしっかりやった方がいいということがわかりました。
何となく書いていたセリフを役者さんに面白くしてもらえると、思った以上に広がったり発見があったりします。
こういう状況で台本を書けることはとても幸せで、とても贅沢なことだと思います。→中之島日記更新中(今日の担当は石川理恵さん)
だけど細かいことに気を取られすぎると、本来行きつきたいところへ行けなかったり、気がつくとずれてしまっていたりします。
どうしてこの話を書かなきゃいけないと思ったのか忘れずに先に進んで行かないと。
8月から本格的に稽古開始。
だけど台本は今が山場。
外は雨とカミナリです。
この世の終わりみたいな気分で下北沢「劇」小劇場へ行くと、お世話になっている市川瑞紀さんが歓迎して下さり、その笑顔に癒されて、前向きな気持ちになりました。
つまりまた台本で落ち込んで、でも出来上がったチラシをとにかく届けなければと劇場へ顔を出したのです。
それだけではなく、この日は劇場の下見も兼ねていたので、俳優と舞台美術家の顔を持つ奥村さんとホールの下見。
奥村さんは私が以前に所属していた京都の劇団MONOの俳優さんで、知り合ったのはもう15年くらい前になります。
役者の顔は舞台上で見られますが、美術家の顔はなかなか見られません。
私が知る限りお芝居ではちょっと面白い役柄が多い奥村さんですが、美術家の顔はとても頼もしく凛々しい感じがします。
この日のお昼にちょうど、舞台美術を担当された「秘密はうたう」というお芝居を見てきたので余計にそんな風に感じました。
そして私も空の舞台を前に、二ヶ月後にはここにあるはずの芝居「中ノ嶋ライト」を急にリアルに感じて、弱気になってはいられないと気持ちを入れ替えたのでした。→稽古場日記、時々更新中
奥村さんに「一人で劇場に連絡して、一人で下見の予約入れてくれたんですね、ありがとうございます!」とお礼を言うと、「あたりまえじゃんか、昔のオレだと思うなよ」と、とても誇らしそうでした。
昨日は久しぶりに稽古のために集まりました。
普通は……と言っても昨日聞いた話ですが、稽古の初めは何度か本読みをしたあと、シーンの方向性を話しあい、狙いなどを説明して、それから立ち稽古に入るそうです。
……そんなこと、知りませんでした。
昨日の稽古帰り道に奥村さんに言われるまで知らなかった私は、他の役者さんにも「他の現場ってそうなの?」と聞くと、それぞれに「うん、うん」とうなづいていて、どうやらそれが普通らしいと知りました。
「でもやり方なんて決まって無いから」と言われたものの、なるほどその方が合理的な気がします。
しかし昨日の稽古前の私はまだその話を聞いていなかったので、いつも通り「とりあえず立つ?」とすぐに立ち稽古。
一場の終わりまで行けばセリフが覚えやすいだろうし、何より立ち稽古の方が出番を待っている人も退屈しないだろうと思うのです。
役者さんは困惑気味でしたが、
おかげで初々しい写真が撮れました→中ノ嶋日記
どうして役者さんがいつも動きにくそうにしているのか理由がわかったので、2場から本読みしっかりやる方法を試してみようと思います。
世の中は3連休中。
この連休が終わったら久しぶりに稽古があって、それまでに台本を増やすつもりです。イエ増やさなければなりません。
ずっと探していた3場の入口をようやく見つけて、ヤ、まだ変わるかもしれないけれど、大丈夫そうな気がしています。
想像していたことを実際に書いてみると、ガイドブックで見ていた旅行先に実際に行った時と同じ様な感じで、「あれ? 考えてた時はもっとイイ感じだったのに」って思います。力不足ですね。
チラシのイラストの相談をしていた時、「伝える力があるのか、伝えることが出来るのか、ずっと自信がない」って若松さんと話していて、私も、誰にも伝わらなくても伝えたい人に伝わるものを書かないとって思います。たくさんの人に伝わらなくても、イエ伝わった方がいいに決まっていますが、まずは隣の人に届く物語を、そんな気持ちで。
そろそろチラシ出来るということで、いつも、そして今回も
デザインをお願いしている若松早百合さんにデータをもらい、
ご覧いただけますと幸いです→B.LET'S HP
稽古まだほとんど始まってないので不思議な感じですね。
でも、いよいよ夏が始まった感じです。
そろそろ寝ようかな、っと思って時計を見たらまだ10:00代だった。さすがにちょっと早い。
私は朝に作業をするから早寝だけど、だからってやっぱりちょっと早すぎるのでこれを書いてます。
顔合わせが終わって気が抜けたのかたちまち体調を崩し、たちまち回復をした。体は正直。
今日は家にいたけどすごく暑くて、平日の昼間は職場にいるのであまり暑くないから、今日は新鮮な暑さだった。
クーラーはかけてないけど換気扇と扇風機をかけっぱなし。これで節電になっているのか。我慢することに意味はあるのか。
次の稽古は少し先だけど、それまでに出来るだけ台本を書いて行きたい。最近は自己嫌悪になることが多くて、その理由を考えてみたらやっぱり台本が進んでないことが理由みたいだ。
不安になるのは先が見えないから。だったら書くしかない。
だから今夜はもう寝ることにします。
本日、第9回公演「中ノ嶋ライト」の顔合わせ。←「ナカノシマライト」と読みます、念のため。
集合したのは出演する9人の役者さんと、制作の齊藤さん。
相変わらず顔合わせは緊張します。
今回は人数が多くて心配だったのですが…考えてみるとこれほど頼もしい味方はありません。とても心強い。
本格的な稽古初めは8月から→稽古場日記はコチラ
今月末に本番を抱えている人や、稽古を抱えている人がいらっしゃるのです。
8月までにまた皆さんの顔を思い浮かべながら台本を書き進めたいと思います。
ここ数日、ひたすら役者さんの顔を思い浮かべ、声を想像しながら台本を書いていたので、やっと会えたー! という感じでした。
後列左から→岡田くん、吉田くん、大田くん、土田さん、吉岡さん、奥村さん
前列左から→石川さん、竹内さん、山崎さん、齊藤さん
このひと月、次回公演に出演してくれる役者さんの出演しているお芝居がたくさんあり、
土田有希ちゃんの「桜の園」を始めに、
吉岡そんれいさんの「かもめ」、
竹内幹子さんと大田康太郎くんの「ダニーと紺碧の海」、
吉田雅人くんの「真夏の夜の夢」、
揃ってなぜか有名な戯曲ばかり。
それらの行き帰りに様々な動物たちと出会いつつ、とても楽しませていただき、とても参考になりました。
今回は初参加の方が多いので、私も一度しか会ったことがなく、皆さんのキャラクターがいまいちわからないのです。
回を重ねるごとに出演者の人数が増え、今回は9人。
9人の人々を頭の中で動かしていると誰がどういう状態でどこにいるのかわからなくなっていたのですが、ようやく慣れてきました。
一度会った時の記憶と、観劇の時の印象を手掛かりに、台本を書き進めていますが、このキャラクターが皆さんに合っているかどうかは読み合わせの時までわかりません。
なんとかなるだろうと…イエ、なんとかしてもらいたいと、祈るばかりです。